職員会議が終わった19時の更衣室。転職した元同僚の話になり、ひとりは「エージェントに頼んだら、見学の日程も条件の確認も全部やってくれて楽だったらしいよ」と言い、もうひとりは「私は電話ばかりかかってきて、結局やめちゃった」と言う。同じ転職エージェントという仕組みなのに、聞こえてくる感想は正反対です。
使ってみたい気持ちと、面倒なことになりたくない気持ち。その間で迷っているなら、先にデメリットを知っておくのは賢いやり方です。デメリットの多くは、使い方しだいで小さくできるからです。そして、知ったうえで「自分には向かない」と判断するのも、立派な選択です。
この記事では、保育士が転職エージェントを使うデメリットとメリットを並べ、どんな人に向いていて、どんな人には向いていないのかを整理しました。読み終えるころには、使うか使わないか、使うならどこまで任せるかを、自分で決められるはずです。
この記事でわかること
- 保育士が転職エージェントを使うデメリット6つと、それぞれが起きる理由
- 転職エージェントを使うメリット5つ
- 自分で探す・転職エージェント・公的な窓口の違い
- 向いている人・向いていない人の特徴と、デメリットを小さくする使い方
結論
保育士が転職エージェントを使うデメリットは、連絡が多くなりやすいこと、担当者によって質に差があること、希望と違う求人がまざること、扱っている求人の中からしか紹介されないこと、自分のペースが乱れやすいこと、転職するか迷っている段階の相談には向きにくいことです。一方で、求人探しや条件の確認、面接日程の調整を任せられ、求職者は原則として費用がかからないというメリットがあります[1]。在職中で時間がなく、譲れない条件がはっきりしている人には向いていますが、迷いが大きい人や自分のペースで進めたい人は、使い方を限定するか、別の方法を選ぶほうが合っています。
01保育士が転職エージェントを使うデメリット6つ
要点:連絡の多さ、担当者の質の差、希望とのずれ、紹介できる求人の範囲、ペースの乱れ、迷いを話しにくいこと。この6つが、保育士がよく口にするデメリットです。どれも仕組みから起きていることなので、理由が分かれば備えられます。
ネットで見かける「最悪だった」「二度と使わない」という声の多くは、このどれか、あるいはいくつかが重なったときに生まれています。逆に言えば、6つのうちどれが自分にとっていちばん困るのかが分かれば、そこだけ先に手を打てばよいということです。電話が苦手なら連絡の手段を、急かされるのが苦手なら返事の期限を、最初に決めておきます。
図1
- 1
連絡が多くなりやすい
登録の直後や応募の前後は、電話やメッセージが重なりやすい
- 2
担当者によって質に差がある
保育の現場をよく知る人もいれば、そうでない人もいる
- 3
希望と違う求人がまざる
条件の伝わり方しだいで、合わない求人も届く
- 4
紹介は扱っている求人の中から
そのサービスに求人を出していない園は紹介されない
- 5
自分のペースが乱れやすい
返事の期限や面接日程が、相手の都合で組まれがち
- 6
迷いを話しにくい
転職を前提に話が進むため、「辞めるか迷う」段階の相談には向きにくい
1. 連絡が多くなりやすい
登録したその日から、希望を確かめる電話やメッセージが続くことがあります。保育中は電話に出られないため、つながらない分だけ着信が増え、「しつこい」と感じやすくなります。連絡の手段と頻度は、最初に自分から伝えることで、かなり抑えられます。具体的な伝え方は転職エージェントの連絡がしつこいときの対処法で紹介しています。
2. 担当者によって質に差がある
担当者の中には、保育の現場をよく知っていて、ノンコンタクトタイムや加配の話がすっと通じる人もいれば、保育の仕事の流れをあまり知らない人もいます。同じサービスでも、担当者が変わると印象ががらりと変わるのはこのためです。合わないと感じたときに担当を変えてもらう方法は、転職エージェントが合わないときの対処法にまとめています。
3. 希望と違う求人がまざる
「人間関係のよい園」「残業の少ない園」のような希望は、担当者によって受け取り方が違います。結果として、通勤に1時間かかる園や、希望していない園種の求人が届くことがあります。希望は、困っている場面や数字で伝えるほど、ずれが小さくなります。
4. 紹介されるのは、扱っている求人の中からだけ
転職エージェントが紹介できるのは、そのサービスに求人を出している園だけです。ハローワークにだけ求人を出している園や、自分のサイトで直接募集している園は、紹介の対象に入らないことがあります。エージェントが見せてくれる求人は、地域の求人のすべてではない、と知っておくことが大切です。気になる園がすでにあるなら、その園の名前を担当者に伝えて、求人を扱っているかを聞いてみるのも一つの方法です。扱っていなければ、園のサイトやハローワークで自分で探します。
5. 自分のペースが乱れやすい
「この求人は人気なので、今週中にお返事を」と言われると、まだ見比べたいのに決めなければいけない気持ちになります。担任を持ちながら、行事の準備と並行して転職活動をしていると、こうした期限に振り回されて疲れてしまう人もいます。
6. 「辞めるか迷っている」段階の相談には向きにくい
転職エージェントは、転職先を見つけるためのサービスです。そのため、話はどうしても「どの園に応募するか」に進みます。今の園で続けるか、辞めるかをまだ決めていない人にとっては、気持ちが追いつかないまま話だけが進むことがあります。
02転職エージェントを使うメリット5つ
要点:求人探しの手間を減らせる、求人票にない情報を確かめてもらえる、日程調整を任せられる、聞きにくい条件を代わりに聞いてもらえる、求職者は原則として費用がかからない。この5つが主なメリットです。
1. 求人探しにかける時間を減らせる
保育士の求人は多い状態が続いています。2026年7月の保育士の有効求人倍率は2.80倍で、全職種平均の1.15倍を大きく上回っています[2]。東京都に限ると4.04倍です[3]。求人が多いことは選びやすさにつながる一方で、自分ですべてを見比べるのは大変です。条件に合う求人を絞り込んで届けてもらえるのは、在職中で時間のない人にとって大きな助けになります。
図2
2. 求人票にない情報を確かめてもらえる
持ち帰り仕事の有無、行事の準備が勤務時間内かどうか、職員の入れ替わりの様子。求人票には載っていないけれど知りたいことを、担当者が園に確かめてくれることがあります。担当者がすべてを知っているわけではありませんが、「確認してみます」と動いてくれる担当者なら、自分ひとりでは得にくい情報が手に入ります。
3. 面接や見学の日程調整を任せられる
早番・遅番のシフトを見ながら、園と何度もやりとりをするのは大きな負担です。都合のよい候補日を伝えるだけで調整してもらえるのは、シフト勤務の保育士にとって分かりやすいメリットです。
4. 聞きにくい条件を代わりに聞いてもらえる
給与の内訳、土曜出勤の回数、残業の実態。面接で自分から聞くと印象が気になる質問も、担当者を通せば聞きやすくなります。
5. 求職者は原則として費用がかからない
求職者の側が紹介の手数料を払うことは、法律で原則として禁じられています[1]。求職者が払う例外は、芸能家やモデル、年収700万円を超える経営管理者などの紹介だけです[4]。費用は、採用する園や法人の側が支払う仕組みです。仕組みの詳細は転職エージェントの紹介手数料の仕組みで説明しています。
メリットを受け取れるかどうかは、伝え方で決まる
ここで挙げた5つのメリットは、黙っていても自動で受け取れるものではありません。求人を絞ってもらうには条件を具体的に伝える必要がありますし、聞きにくいことを確かめてもらうには、何を知りたいのかをこちらから言葉にする必要があります。「土曜出勤の回数と、行事の準備が勤務時間内かを確かめてください」と頼めば動いてくれる担当者も、「いい園があれば」とだけ伝えた相手には、何を確かめればいいか分かりません。メリットを引き出すのは、担当者の力量だけでなく、こちらの頼み方でもあります。
03自分で探す・エージェント・公的な窓口を比べる
要点:自分で探す方法はペースを守りやすく、転職エージェントは手間を減らせ、公的な窓口は落ち着いて相談しながら探せます。どれが優れているかではなく、今の自分に足りないものを補う方法を選ぶのが近道です。
転職エージェントのメリットとデメリットは、ほかの探し方と並べるとよく見えます。民間の求人サイトを自分で見る方法、転職エージェント、ハローワークや保育士・保育所支援センターのような公的な窓口を比べてみます。
図3
| 項目 | 自分で求人サイトを見る | 転職エージェント | 公的な窓口 |
|---|---|---|---|
| 求人の探し方 | 自分で検索して選ぶ | 担当者が条件に合う求人を選んで紹介する | 窓口で相談しながら探す |
| 進めるペース | すべて自分で決められる | 担当者のペースに引っ張られやすい | 相談の予約や窓口に行く日に合わせて進む |
| 条件の確認 | 自分で園に問い合わせる | 担当者が代わりに確かめてくれる | 窓口を通して確かめられることがある |
| 日程の調整 | 自分で園とやりとりする | 担当者が調整する | 窓口が間に入ることがある |
| 連絡の多さ | 自分から動かない限り来ない | 多くなりやすい | 自分から相談に行くのが基本 |
| 向いている人 | 時間があり、自分で比べたい人 | 忙しく、条件がはっきりしている人 | 公的な窓口で落ち着いて相談したい人 |
保育士・保育所支援センターは、保育士の就職や再就職を支える公的な拠点で、職業紹介などの就業支援を担っています。設置数は2025年12月時点で75か所です[5]。2024年度の実績では、登録した18,802人のうち、就職に結びついた件数が4,708件ありました[6]。民間のサービスだけが選択肢ではないことを知っておくと、エージェントを使うかどうかの判断にも余裕が生まれます。
組み合わせて使う人も少なくありません。「求人は自分で探し、気になる園の条件確認だけエージェントに頼む」「公的な窓口で相談しながら、エージェントからの求人も見比べる」といった使い方です。一つに決めなければいけないわけではありません。
04転職エージェントが向いている人・向いていない人
要点:忙しさと迷いの大きさの2つで考えると分かりやすくなります。忙しくて条件が決まっている人ほど向いていて、迷いが大きく自分のペースで考えたい人ほど向いていません。
図4
忙しく、条件も決まっている
在職中で求人を見る時間がなく、譲れない条件も3つに絞れている
とても向いている
時間があり、条件も決まっている
自分で探せるが、条件の確認や日程調整は任せたい
部分的に使うと便利
忙しく、迷いも大きい
時間がなく、転職するかどうかもまだ決めきれていない
先に気持ちの整理を
時間があり、迷いも大きい
自分のペースで、ゆっくり選択肢を見ていきたい
自分で探すほうが合う
向いている人
- 担任や行事で忙しく、求人を見比べる時間が週に1〜2時間しかとれない
- 「通勤30分以内」「持ち帰りなし」のように、譲れない条件が言葉にできている
- 給与や土曜出勤の回数など、自分では聞きにくいことを確かめてほしい
- 退職の時期がおおよそ決まっていて、そこから逆算して動きたい
向いていない人
- 今の園を辞めるかどうか、まだ気持ちが固まっていない
- 電話やメッセージが続くと、それだけで疲れてしまう
- 一つひとつの求人を自分の目で納得いくまで比べたい
- 急かされると、断れずに流されてしまうことが多い
どちらとも言えないときの考え方
向いている項目と向いていない項目が同じくらい当てはまる人もいるはずです。そんなときは、「今いちばん足りないのは時間か、それとも気持ちの整理か」を考えてみてください。足りないのが時間なら、エージェントは時間を生み出す道具になります。足りないのが気持ちの整理なら、エージェントを使っても求人が増えるだけで、迷いは小さくなりません。後者の場合は、まず気持ちを整理してから、必要になった時点で登録しても十分間に合います。保育士の求人は多い状態が続いているため、少し立ち止まったからといって、選べる求人がなくなるわけではありません。
向いていない側に当てはまる項目が多くても、使ってはいけないわけではありません。使い方を限定すれば、デメリットはかなり抑えられます。次の事例と、そのあとの手順を参考にしてください。
05相談事例:任せることを決めたら、デメリットが気にならなくなった
要点:ここでは、転職エージェントを「全部任せる相手」ではなく「苦手なところを補う道具」として使ったモデルケースを紹介します。デメリットをどう小さくしたかに注目してください。
聞きにくいことだけを任せて、自分の足で決めた
相談事例(モデルケース)
- お名前
- ゆうかさん(仮名)・35歳
- 保育士歴
- 13年目
- 勤務先
- 幼保連携型認定こども園(定員約150名)、3歳児クラス担任
- 家族
- 夫、子ども2人(6歳・3歳)
- 変化
- 求人探しにかける時間 週5時間 → 週1時間ほど、自分では聞けなかった質問4つを確認
編集部エージェントを使う前は、どうやって探していましたか。
子どもを寝かせたあと、毎晩1時間くらい求人サイトを見てました。週に5時間くらい。でも求人票だけだと、土曜出勤が月に何回あるかとか、遅番が週何回かとかは分からないんですよね。気になる園があっても、自分で電話して聞く勇気はなくて。
編集部使ってみて、デメリットだと感じたことはありましたか。
最初の週に10件くらい求人が届いて、正直、多すぎました。半分は通勤1時間以上で。それで「週3件まで、自転車か電車で40分以内だけ」ってお願いしたら、ちゃんと絞ってくれるようになったんです。言わないと伝わらないんだな、と思いました。
編集部反対に、助かったことは何でしたか。
聞きにくいことを聞いてもらえたことです。土曜出勤の回数、早番と遅番の回数、子どもの発熱で休むときの体制、行事の準備が勤務時間内か。4つとも数字で返ってきました。ある園は求人票では「土曜は月2回程度」だったのに、実際は月3回が多いと分かって、そこはやめました。
編集部最後は、どう決めたのですか。
担当の方がすすめてくれた園とは別に、自分でハローワークで見つけた園があって。そっちのほうが家から近かったんです。迷ったけど正直に話したら、「ゆうかさんの条件なら、そちらがいいと思います」って言ってくれて。押しつけられなかったのが、いちばんうれしかったかもしれません。
任せるところと自分でやるところを分けたら、デメリットがほとんど気にならなくなりました。
ゆうかさん(仮名)
ゆうかさんは、担当者に確かめてもらった4つの質問を、ハローワークで見つけた園の見学でも自分で聞き、自宅から自転車で10分の認可保育園に転職しました。土曜出勤は月1回、遅番は週1回で、上の子の小学校入学にも合わせやすくなったそうです。
このケースのポイントは、エージェントを使うかどうかではなく、何を任せるかを自分で決めたことです。求人の数は自分で絞り、聞きにくいことは任せ、最後の判断は自分の足で確かめる。その分け方が、デメリットを小さくしました。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
06デメリットを小さくする使い方
要点:条件を絞る、連絡のルールを決める、求人の数を指定する、応募は自分の返事で、聞きにくいことを任せる、条件を書面で確かめる、自分の目で見学する。この7つを押さえると、エージェントのデメリットの多くは抑えられます。
図5
譲れない条件を3つ書く
「通勤30分以内」「持ち帰りなし」など、具体的な言葉で3つまでに絞る
連絡のルールを伝える
連絡の手段・時間帯・頻度を、最初のメッセージでまとめて伝える
求人の数と範囲を指定する
「週3件まで」「通勤40分以内だけ」のように、届く求人の量を決める
応募は自分の返事で進める
「応募は私が返事をしてからにしてください」と最初に約束しておく
聞きにくいことを任せる
土曜出勤の回数、早番・遅番の回数、持ち帰りの有無などを確かめてもらう
条件を書面で確かめる
面接の前に、業務内容や就業時間、賃金などが書かれた求人票などで確認する
自分の目で見学する
担当者の話だけで決めず、見学で職員の様子や保育の雰囲気を見る
6つ目の書面での確認は、特に大切です。業務内容や就業時間、賃金(固定残業代はその内訳)といった条件は、募集する側が示すべき事項として決められていて、示す時期は原則として最初の面接などまでです[7]。担当者の口頭の説明と書面の内容が違っていたら、その場で確かめてください。
7つ目の見学では、求人票や担当者の話では見えない部分を確かめます。見るポイントは園見学のチェックリストにまとめています。
07使う前に知っておきたい、転職エージェントの限界
要点:転職エージェントは転職先を探すためのサービスで、「辞めるかどうか」を一緒に考える場ではありません。また、担当者が持っている情報は、園の一部を映したものにすぎません。この二つの限界を知ったうえで使うと、期待とのずれが小さくなります。
1. 迷いが大きいときは、話が転職に寄りやすい
エージェントの担当者は、転職先を見つける手伝いをするのが役割です。「今の園で続けるか迷っています」と話しても、多くの場合は「では、どんな園なら働きやすいですか」と、次の職場の話に進みます。担当者が悪いわけではなく、サービスの役割がそういうものなのです。辞めるかどうかから考えたいなら、転職するべきかの判断のしかたを先に読んでおくと、気持ちの整理がしやすくなります。
2. 担当者の情報は、園の一部しか映していない
担当者が園について知っていることは、園から聞いた話や、これまでに紹介した人からの話がもとになっています。園長が替わった、職員が大きく入れ替わったといった最近の変化までは分からないこともあります。担当者の情報は参考にしつつ、最後は見学や面接で自分の目と耳で確かめることが欠かせません。
3. 担当者が替われば、使い心地も変わる
同じサービスでも、担当者の異動や退職で、途中から別の人に替わることがあります。前の担当者に伝えた希望が十分に引き継がれず、もう一度説明し直すことになる場合もあります。希望条件や連絡のルールをメッセージで残しておけば、担当者が替わっても、そのまま見せるだけで済みます。口頭だけで伝えたことは、思っている以上に消えやすいものです。
4. 費用の仕組みを知っておく
求職者は原則として費用がかからない一方で、園や法人の側には紹介手数料がかかります[1]。だからこそ、担当者が話を前に進めたがる場面があることは、知っておいて損はありません。急かされたと感じたら、「自分で決めた期限までに返事をします」と伝えて、ペースを自分の手に戻してください。
転職するかどうかを決める前に、今の園で何がつらいのかを誰かと整理したいなら、求人の紹介を受けるより先にできることがあります。転職エージェントが「転職先を探す場」だとすれば、ほいくの相談室は、転職するかどうかを決める前の悩みから話せる場です。
よくある質問
転職エージェントと転職サイトは、何が違いますか?
転職サイトは、自分で求人を検索して応募する仕組みです。転職エージェントは、担当者がついて求人の紹介や条件の確認、面接日程の調整などを手伝う仕組みです。最近は両方の機能を持つサービスもあるため、登録前にどちらの使い方ができるかを確かめておくと安心です。
転職エージェントを使えば、給料は上がりますか?
担当者が給与の条件を確かめたり、園との調整を手伝ったりすることはありますが、使えば必ず上がるわけではありません。給料を重視するなら、手当や賞与を含めた内訳を書面で確かめ、今の給与明細と同じ項目で比べることが大切です。
子育て中で、面接や見学に行ける時間が限られています。
日程の調整を任せられるのは、エージェントの分かりやすい利点です。行ける曜日と時間帯を最初にまとめて伝えておけば、その範囲で調整してもらえます。保育園のお迎えの時間など、動かせない予定も先に伝えておいてください。
パートや扶養内で働ける求人も紹介してもらえますか?
パートの求人を扱っているサービスもありますが、正社員の求人が中心のところもあります。登録前に、希望する雇用形態の求人が載っているかを、求人検索で確かめておくと空振りを防げます。
使ってみて合わなかったら、途中でやめられますか?
やめられます。応募中の求人がある場合は、先に辞退を伝えてから、利用の停止や退会を申し出ると行き違いがありません。求職者から手数料を取ることは原則として禁じられているため、やめたことで費用を求められることもありません[1]。
転職エージェントは、1社だけ使えば十分ですか?
1社でも十分な人は多くいます。紹介される求人が少ない、担当者と合わないと感じたときに、2社目を考えれば遅くはありません。複数使うと求人の幅は広がりますが、連絡も登録した数だけ増えるため、在職中の人はまず1社から始めるほうが負担を抑えられます。
参考にした資料
- e-Gov法令検索「職業安定法」
- こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」(出典:厚労省 職業安定業務統計)
- こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」
- 厚生労働省 職業紹介事業の業務運営要領「第6 手数料」
- こども家庭庁「保育人材の確保のための総合的な対策」令和8年3月版
- こども家庭庁「保育人材の確保のための総合的な対策」令和8年3月版
- 厚生労働省 求職者向けリーフレット(2024年4月)
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。