月曜は早番で7時に出勤し、火曜は遅番で20時の閉園まで。水曜はまた早番。スマートフォンの目覚ましには、5時20分、6時40分、9時と、曜日ごとに違う時刻がいくつも並んでいる。土曜は当番で出勤し、翌週の日曜は運動会。気づけば、最後に丸一日ゆっくり休んだのがいつだったか思い出せない。
早番・遅番のある働き方は、開所時間の長い保育園では避けにくいものです。それでも、同じシフト制の職場で働いていても、「それほどつらくない」という人と「体がもたない」という人がいます。その差は、勤務時間の長さよりも、シフトの並び方や休みの取り方にあることが少なくありません。
この記事では、早番・遅番や不規則なシフト、休日出勤、休みが取れない負担について、何がつらさを生んでいるのかを整理し、シフトの見直しを頼む方法と、勤務の形を変える選択肢までをまとめました。シフト表を手元に置いて読み進めると、自分の負担がどこにあるのかが見えてきます。
この記事でわかること
- 早番・遅番・不規則なシフトがつらくなる理由
- 1か月のシフト表から、負担の大きい並びを見つける方法
- 休日出勤や休みが取れないときに知っておきたい法律の基本
- シフトの見直しを頼む手順と、勤務の形を変える選択肢
結論
保育士の早番・遅番の負担は、勤務時間の長さよりも、出勤時刻が日によって変わることで睡眠と生活のリズムが崩れることから大きくなります。見直すときは、1か月分のシフトを書き出して「遅番の翌日に早番」「早番と遅番の日替わり」「6日以上の連続勤務」といった負担の大きい並びを見つけ、並びを変えてほしいと具体的にシフト担当者に頼みます。休日出勤が多い、年休が取れない場合は、年5日の年休取得義務[1]などの法律の基本を確かめたうえで相談し、それでも変わらなければ、時間帯の固定や固定時間勤務、パートなど、勤務の形を変える選択肢を考えます。
01早番・遅番のつらさは、時間の長さより「ばらつき」から来る
要点:早番や遅番そのものより、出勤時刻が毎日のように変わることが、体と生活の負担を大きくします。どのシフトが、どんな形でつらさを生んでいるかを知ると、見直すべき点がはっきりします。
保育園の多くは、朝7時ごろから夜7時や8時ごろまで開いています。その長い時間を職員で分け合うため、早番・中番・遅番といったシフトが組まれます。一つひとつの勤務時間は同じ8時間でも、早番の日は5時台に起き、遅番の日は21時近くに帰宅する、という生活が日替わりで続くと、体はなかなか慣れてくれません。
図1
| シフト | 時間の例 | 主な仕事 | 負担になりやすいこと |
|---|---|---|---|
| 早番 | 7:00〜16:00 | 開園準備、受け入れ、検温、朝の連絡の確認 | 起床が5時台になる。前日の夜に早く眠れないと睡眠が削られる |
| 中番 | 8:30〜17:30 | クラスの保育、主活動、午睡中の書類 | 書類や会議が集中し、残業になりやすい |
| 遅番 | 11:00〜20:00 | 夕方の保育、延長保育、お迎えの対応、閉園作業 | 帰宅が遅く、夕食や睡眠の時刻が後ろにずれる |
| 土曜当番 | 7:00〜16:00 | 少人数での合同保育、異年齢での保育 | 振替休日が取りにくいと、連続勤務が長くなる |
体がつらいのは、リズムが整う前に次のシフトが来るから
人の体は、起きる時刻と眠る時刻がそろっているほど、疲れが抜けやすくなります。早番と遅番が日替わりで入ると、体が一つのリズムに慣れる前に、また別のリズムを求められます。休みの日に昼まで眠ってしまい、かえって月曜がつらくなる、という人も少なくありません。早番・遅番がつらいと感じるのは、体力がないからではなく、こうしたリズムの乱れが続いているからです。
生活の予定が立てにくいことも、負担になる
不規則なシフトのつらさは、体だけではありません。シフトが確定するのが前月の末になると、通院や美容院、友人との約束、家族の行事の予定が立てにくくなります。家族が土日休みの仕事をしている場合、一緒に過ごせる日がほとんどない月もあります。東京都の保育士実態調査でも、今の職場で改善してほしい項目として「勤務シフトの改善」を挙げた人が25.1%いました[2]。シフトの悩みは、多くの保育士が抱えているものです。
見直しを待つ間にできる、日々の工夫
シフトそのものが変わるまでには時間がかかります。その間は、つらい並びの日の過ごし方を少し工夫するだけでも、疲れのたまり方が変わります。たとえば、遅番の翌日が早番の日は、遅番の日の朝のうちに家事と翌日の準備を済ませておき、帰宅後は食事と入浴だけにして早めに横になる。早番が続く週は、夜の予定を入れない。休みの日も、起きる時刻を普段から大きくずらしすぎない。どれも小さなことですが、自分の体を守るための段取りとして、シフト表と一緒に計画しておくと続けやすくなります。
021か月のシフト表で、負担の大きい並びを見つける
要点:シフトのつらさを相談するときは、「不規則でつらい」ではなく、「この並びがつらい」と具体的に示すことが近道です。1か月分のシフト表に印をつけると、見直してほしい点が見えてきます。
手元に今月か先月のシフト表を用意してください。カレンダーに、早番・中番・遅番・休みを書き写し、次のリストに当てはまる日に色ペンで印をつけていきます。印が集中しているところが、あなたの負担が大きいところです。
図2
- 遅番の翌日に早番が入っている帰宅から次の出勤までが短く、睡眠時間がもっとも削られる並びです
- 早番と遅番が日替わりで続いている起きる時刻が毎日変わり、体のリズムが整いません
- 6日以上の連続勤務がある土曜当番や行事が重なると起こりやすく、疲れが抜けません
- 休日出勤の振替休日が、同じ月に取れていない休みが後回しになり、結果として休日が減っていきます
- 希望休が、月に1日も通らない通院や家族の予定が立てられず、生活の負担が増えます
- 遅番の日に休憩が取れていない閉園まで気を張り続け、帰宅後も疲れが残ります
- シフトが確定するのが、前月の末ぎりぎり先の予定が立てられず、気持ちが休まりません
- 特定の人に早番や遅番が偏っている不公平感が積み重なり、職場の関係にも影響します
たとえば、遅番で20時に退勤し、帰宅して食事と入浴を済ませると、眠るのは23時を過ぎます。翌日が7時の早番なら、5時台には起きなければなりません。こうした並びが月に何回あるかを数えるだけでも、つらさの理由が目に見える形になります。
印をつけたら、数を書き出しておく
印をつけ終わったら、「遅番の翌日に早番:月4回」「最長の連続勤務:7日」「休日出勤:月2回、うち振替なし1回」のように、数を書き出しておきます。この数が、シフト担当者に相談するときの材料になります。2〜3か月分をさかのぼって数えられると、たまたまの月なのか、いつもそうなのかが分かり、説得力が増します。
休みが取れない原因は、シフト表の外にあることも
シフト表のうえでは休みになっているのに、実際には休めていない、ということもあります。休日に行事の準備で出勤する、家で制作物を作る、休みの日も職場から電話がかかってくる、といった状態です。こうした「表に出ない休日の仕事」も、日付と時間をメモしておいてください。シフトの相談と一緒に伝えると、休みの実態が伝わります。
03休日出勤・休みが取れないときに知っておきたい法律の基本
要点:休日出勤や年次有給休暇には、法律で決まったルールがあります。ルールを知っておくと、「シフト制だから仕方ない」とあきらめずに、落ち着いて相談できるようになります。
シフト制の職場で働いていると、「保育園だから休めないのは当たり前」と思い込んでしまいがちです。けれども、労働時間や休日、年休のルールは、保育園でも変わりません。代表的なものを6つにまとめました。
図3
- 1
労働時間の原則
1日8時間・1週40時間が原則。シフトが不規則でも、この原則は変わらない[3]
- 2
休日出勤と36協定
時間外労働や休日労働をさせるには、労使で36協定を結び、労働基準監督署に届け出る必要がある[4]
- 3
休日労働の割増賃金
法定休日に働いた場合は35%以上の割増賃金が必要[5]
- 4
年次有給休暇の日数
6か月継続勤務し8割以上出勤すると10日、その後は勤続年数に応じて増える[6]
- 5
年5日の取得義務
年10日以上の年休がある人には、園が年5日を時季を指定して取得させる義務がある[1]
- 6
不利益な扱いの禁止
年休を取ったことを理由に、不利益な扱いをすることは禁止されている[7]
年休は、原則として自分が希望する日に取れる
年次有給休暇は、労働者が指定した時季に与えるのが原則です。園の側が時季を変えられるのは、「事業の正常な運営を妨げる」場合に限られています[8]。人手が少ない保育園では、行事の日や職員が少ない日に休みを取るのは難しいこともありますが、「保育園だから年休は取れない」というわけではありません。また、年10日以上の年休がある人については、園には年5日を取らせる義務があります[1]。年に数日しか取れていないなら、そのことを相談の材料にしてかまいません。年休が取れない職場での対処は有給を取らせてもらえないときで詳しく紹介しています。
休日出勤が多いなら、扱いを確かめる
行事や研修で休日に出勤したとき、その日が振替休日になるのか、休日出勤として手当が出るのかは、園の決まりによって違います。振替の日が決まらないまま次の月になっていたり、手当の扱いがはっきりしなかったりする場合は、就業規則を確かめ、主任や事務の担当に聞いてみてください。扱いがあいまいなまま休日出勤が続くことが、休めない状態を長引かせる原因になります。
04シフトの見直しを頼む手順
要点:シフトの見直しは、「全部をなんとかしてほしい」ではなく、印をつけた並びのうち一つか二つを変えてほしいと頼むと通りやすくなります。誰がどんなルールでシフトを作っているかを先に知っておくことも大切です。
シフトを作っているのは、園長や主任、または事務の担当であることが多いものです。作る側も、毎月、職員の希望と開所時間と配置基準をにらみながら、パズルのように組んでいます。だからこそ、相手の苦労を理解したうえで、具体的な並びを示して相談すると、受け入れてもらいやすくなります。
図4
1か月分のシフトを書き出す
今月か先月のシフトをカレンダーに書き写します。できれば2〜3か月分あると、いつもの傾向が分かります
負担の大きい並びに印をつける
遅番の翌日の早番、日替わりのシフト、連続勤務、振替のない休日出勤などに印をつけ、数を書き出します
頼みたいことを1〜2つに絞る
「遅番の翌日は早番にしないでほしい」「希望休を月2日は通してほしい」など、具体的な並びにして絞ります
シフトの作り方を確かめる
誰が、いつまでに、どんなルールで作っているかを聞きます。希望の締め切りや出し方が分かると、頼み方が決まります
シフト担当者に相談する
印をつけた表を見せ、「この並びが月に4回あり、翌日の保育がつらい」と事実と影響を伝え、頼みたいことを話します
翌月以降のシフトで確かめる
変わった点と変わらなかった点を確かめます。変わらなければ、時期を区切って再度相談します
自分だけのお願いより、全体のルールとして提案する
「私だけ遅番の翌日の早番を外してほしい」とお願いすると、ほかの職員にその並びが回ってしまい、気まずさが残ることがあります。それより、「遅番の翌日は早番にしない、というルールを全員に当てはめられないか」と提案すると、職場全体の働きやすさの話として受け止めてもらいやすくなります。同じように感じている同僚がいれば、一緒に提案するのも一つの方法です。
家庭の事情は、隠さずに伝えてよい
子どもの送り迎えや家族の介護、通院など、シフトを調整してほしい事情があるなら、伝えられる範囲で伝えてください。事情が分かると、シフト担当者も優先順位をつけやすくなります。事情を話すことは、わがままではなく、働き続けるための相談です。
相談するのは、翌月のシフトが組まれる前に
シフトの相談は、翌月のシフトができあがってからでは遅すぎます。いったん組み上がった表を組み直すのは、作る側にとって大きな手間だからです。希望休の締め切りがある園なら、その少し前に相談の時間をもらうのがいちばん通りやすいタイミングです。年度替わりにクラスや勤務の形が変わる園では、2〜3月のうちに来年度の希望として伝えておくと、配置を考える段階から反映してもらえる可能性があります。
05相談事例:シフト表に赤ペンで印をつけたら、話が通った
要点:不規則なシフトを「仕方ない」とあきらめていた保育士が、負担の大きい並びを数字で示し、職場のシフトのルールを変えたモデルケースです。
「シフトはつらいもの」から「組み方でつらさが変わるもの」へ
相談事例(モデルケース)
- お名前
- りささん(仮名)・29歳
- 保育士歴
- 7年目(相談当時)
- 勤務先
- 私立認可保育園(定員約110名、7時〜20時開所)、0歳児クラス担任
- 家族
- 夫と2人暮らし(夫は土日休みの会社員)
- 変化
- 遅番の翌日の早番 月4回 → 0回/最長の連続勤務 7日 → 5日/年休の取得 年3日 → 年8日
編集部相談する前は、シフトについてどう考えていましたか。
シフト制の仕事なんだから、つらいのは当たり前だと思っていました。0歳児クラスなので、遅番の日は閉園までずっと抱っこで、帰ったら21時。翌朝5時半に起きて早番、みたいな週があると、もう頭がぼーっとして。午睡チェックのときに眠気と戦うのが本当に怖かったです。
編集部何がきっかけで、相談しようと思ったのですか。
夫に「最近ずっと疲れてるね。休みの日も寝てばかりだよ」と言われたことです。それで、相談のときにシフト表を見せたら、「どの並びがつらいか、赤ペンで印をつけてみたら」と言われて。やってみたら、遅番の翌日に早番が月に4回もありました。数字で見たのは初めてで、自分でもびっくりしました。
編集部シフトを作っている人には、どう伝えましたか。
主任がシフトを作っていたので、印をつけた表を持って相談しました。「私だけ外して」じゃなくて、「遅番の翌日は早番にしない、というのを全員のルールにできませんか」とお願いしたんです。主任も毎月パズルみたいに組んでいて、その並びが何回あるかまでは気づいていなかったみたいで。
編集部その後、どんなことが変わりましたか。
翌々月から、遅番の翌日は中番か休みになるように組んでもらえるようになりました。年休も、年5日は取らなきゃいけない決まりがあると知って、年度初めに取りたい日を主任に伝えるようにしたら、去年は3日だったのが8日取れたんです。夫と週末に出かけられる日も増えました。
シフトはつらいものだと思っていたけど、組み方でつらさが変わるものだったんです。
りささん(仮名)
りささんの園では、その後「遅番の翌日は早番にしない」「連続勤務は5日まで」が職員全体のシフトのルールになりました。休日出勤も、行事のある月は振替の日を先に決めるようになったそうです。
このケースから持ち帰れるのは、「不規則でつらい」という気持ちを、「この並びが月に4回」という事実に置き換えたことで、相談が通りやすくなったという点です。自分だけでなく全員のルールとして提案したことも、職場に受け入れられる鍵になりました。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
図5
遅番の翌日の早番
最長の連続勤務
休日出勤
年休の取得
りささんのように、シフトを作る側も負担の大きい並びに気づいていないことはよくあります。表と数字を見せることは、相手を責めることではなく、気づいてもらうための手助けです。
06勤務の形を変える選択肢
要点:シフトの見直しを頼んでも変わらない、または家庭の事情で今の働き方が続けられないときは、勤務の形そのものを変える選択肢があります。今の園で時間帯を寄せる方法から、職場を変える方法まで、順に比べてみてください。
図6
今の園で時間帯を寄せる
早番中心、遅番なしなど、時間帯をある程度固定してもらう。家庭の事情などを伝えて相談する
職場を変えずに試せる
固定時間勤務の求人を探す
勤務時間が決まっている求人。園の規模や運営の形によって見られる
手当や給与の変化を確かめる
パート・短時間勤務にする
時間帯や日数を絞って働く。社会保険や扶養の条件もあわせて確かめる
収入が下がりやすい
土日休みの職場を探す
土曜保育のない施設や、平日だけ開いている施設を探す
選択肢は限られやすい
まず考えたいのは、今の園で時間帯を寄せてもらう方法です。たとえば「遅番には入れないが、早番なら週3回入れる」のように、できることと難しいことをはっきり伝えると、園も調整しやすくなります。固定時間勤務の探し方は固定時間勤務の求人の探し方、土日休みの職場については土日休みの保育士求人で詳しく紹介しています。
休みの多さで選ぶなら、年間休日を見る
休みが取れないことがいちばんの悩みなら、次の職場を選ぶときに年間休日の日数を確かめることが大切です。求人票の年間休日に加えて、年休の取りやすさ、振替休日の扱い、行事での休日出勤の回数も聞いておくと、実際に休める日数が見えてきます。比べ方は年間休日が多い園の探し方を参考にしてください。
07シフトの悩みで無理をしすぎないために
要点:シフト制の職場で、不規則さを完全になくすことは難しいものです。それでも、体のサインを見逃さず、変えられる部分から変えていくことはできます。眠れない状態が続くなら、シフトの相談より先に体を守ってください。
不規則さをゼロにすることは難しい
開所時間の長い保育園では、誰かが早番や遅番を担わなければなりません。自分の負担が減れば、そのぶん誰かの負担が増えることもあります。だからこそ、「全員にとって無理の少ない並び」を一緒に考える姿勢が、職場の理解を得るうえで役に立ちます。
時間帯を固定すると、収入が変わることもある
早番や遅番に手当がついている園では、時間帯を固定したり、遅番から外れたりすると、そのぶん手当が減ることがあります。パートや短時間勤務に変える場合は、収入がさらに大きく変わります。働き方を変える前に、給与明細で手当の内訳を確かめ、変えたあとの収入を試算しておくと安心です。
眠れない日が続くなら、体のサインを優先する
シフトのつらさが続くと、夜に眠れない、休みの日も疲れが取れない、朝になると動悸がする、といった状態になることがあります。こうしたサインが2週間以上続いているなら、かかりつけ医や心療内科に相談してください。働く人の悩みを聞く「こころの耳電話相談」(0120-565-455)は、平日17時〜22時、土日10時〜16時に受け付けています[9]。
シフトや休みの悩みは、仕事量の悩みともつながっています。全体の見直し方は保育士の残業が多いときの対処法にまとめています。今の園で頼めることを整理したいときや、勤務の形を変えるか迷っているときは、ほいくの相談室で話してみてください。転職を決めていない段階でも、シフト表を一緒に見ながら考えるところから相談できます。
よくある質問
遅番の翌日に早番が入るのは、法律的に問題ないのですか?
まずは就業規則や園のシフトのルールに、勤務の並びについての決まりがあるかを確かめてください。法律の面で判断に迷うときは、総合労働相談コーナーで無料で相談できます[10]。決まりがなくても、睡眠時間が削られて体に負担がかかる並びなので、回数や体調への影響を具体的に伝えて、見直しを相談する価値はあります。
保育園では、年休を希望の日に取ることはできないのですか?
行事で休日出勤した分は、どうなるのですか?
振替休日になるか、休日出勤の手当が出るかは、園の就業規則や決まりによって違います。法定休日に働いた場合は35%以上の割増賃金が必要とされています[5]。扱いが分からないときは、就業規則を確かめ、主任や事務の担当に聞いてみてください。
早番だけ、遅番だけの固定シフトにしてもらうことはできますか?
園の人員や開所時間によりますが、家庭の事情などを伝えて相談すれば、ある程度時間帯を寄せてもらえることはあります。全部を固定にするのが難しくても、「遅番は週1回まで」など、範囲を決めてお願いすると調整しやすくなります。
休みの日にも職場から電話がかかってきて、休んだ気がしません。
急な欠員などでやむを得ない場合もありますが、毎回のように連絡が来るなら、休みの日の連絡は緊急時だけにしてほしいと主任に相談してみてください。引き継ぎメモを充実させておくと、問い合わせの電話そのものを減らせることもあります。
シフトの不満を言うと、ほかの職員に迷惑がかかりませんか?
自分だけを外してほしいと頼むと、ほかの職員に負担が回ることがあります。「遅番の翌日は早番にしない」のように、全員に当てはまるルールとして提案すると、職場全体の働きやすさの話になり、迷惑をかけるという心配も小さくなります。
参考にした資料
- 確かめよう労働条件「年次有給休暇」
- 東京都福祉局「令和4年度東京都保育士実態調査 調査結果の概要」
- 厚生労働省 FAQ「法定労働時間と割増賃金について教えてください。」
- 確かめよう労働条件「時間外・休日労働と割増賃金」
- 厚生労働省 FAQ「法定労働時間と割増賃金について教えてください。」
- 厚生労働省 FAQ「年次有給休暇とはどのような制度ですか…」
- 確かめよう労働条件「年次有給休暇」
- 確かめよう労働条件「年次有給休暇」
- こころの耳「働く人の『こころの耳電話相談』」
- 厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。