連絡帳に書く言葉を、先輩に一つ確かめたいだけなのに。午睡の時間、先輩はずっと書類に向かっていて、話しかけるすきが見つからない。同じクラスの担任はベテランばかりで、同期は一人もいない。家に帰って母に話すと「どこの職場も大変よ」と言われ、それ以上は何も言えなくなりました。
保育士1年目は、分からないことがいちばん多い時期です。それなのに、相談できる相手がいちばん少ない時期でもあります。先輩は忙しそうで、園長は遠い存在。同期がいても、同じように手探りの状態です。「こんなことを聞いたら迷惑かも」とためらっているうちに、小さな悩みが積み重なって、大きな「辞めたい」に育っていくことがあります。
この記事では、1年目の悩みを種類ごとに分けて、園の中と外のどこに相談すればよいかを整理しました。職場で相談できないときに使える無料の公的窓口や、相談の前に用意しておくと話が進みやすいメモの作り方も紹介します。
この記事でわかること
- 1年目の悩みを種類ごとに分けたときの、向いている相談先
- 職場の中で相談するときの相手の選び方と、聞き方のこつ
- 職場で相談できないときに使える無料の外部窓口
- 転職相談は無料で使えるのか、その仕組みと1年目の使い方
結論
保育士1年目の悩みの相談先は、悩みの種類によって選びます。仕事の進め方や保育の悩みは、主任や同じクラスの先輩など園の中の人に、場面と時間を絞って相談するのが近道です。職場で相談できない場合や、残業・休憩・ハラスメントなど労働条件の悩みは、各地の総合労働相談コーナーや労働条件相談ほっとラインに無料で相談できます。心の疲れが強いときは、厚生労働省の「こころの耳」の電話・SNS・メール相談や医療機関を頼ってください。辞めるかどうか迷っている段階でも、相談してかまいません。悩みに合った相談先を一つ見つけることが、1年目を一人で抱え込まないための第一歩です。
011年目の悩みは「誰に」より「何を」で相談先が決まる
要点:1年目の悩みは、仕事の進め方、人間関係、労働条件、心と体の疲れ、進路の5つに分けられます。悩みの種類ごとに、園の中で相談しやすい相手と、園の外で頼れる窓口が違います。
「誰に相談すればいいか分からない」と感じるとき、多くの場合、悩みがいくつも混ざった状態になっています。連絡帳の書き方が分からない、先輩の言い方がきつい、休憩が取れない、夜に眠れない、辞めたい。これらを全部まとめて一人に相談しようとすると、相手も何から答えればいいか分からなくなります。まずは悩みを種類ごとに分けて、それぞれに合った相談先を考えます。
図1
| 悩みの種類 | 園の中で相談するなら | 園の外で相談するなら |
|---|---|---|
| 仕事の進め方や保育のこと | 主任、同じクラスの先輩、隣のクラスの先輩 | 養成校の先生、保育士・保育所支援センター |
| 人間関係 | 主任、園長、法人の相談窓口 | 総合労働相談コーナー、保育士向けの相談窓口 |
| 残業・休憩・給与 | 園長、法人の人事担当 | 総合労働相談コーナー、労働条件相談ほっとライン |
| ハラスメント | 園や法人のハラスメント相談窓口 | 総合労働相談コーナー |
| 心と体の疲れ | 園長(勤務の調整について) | 医療機関、こころの耳、いのちの電話 |
| 辞めるかどうか | 園長(気持ちが固まってから) | 家族や友人、保育士向けの相談窓口、転職相談 |
表を見て、自分の悩みがどの行に当てはまるかを確かめてください。いくつもの行に当てはまる人もいるはずです。その場合は、いちばん毎日を重くしている悩みを一つ選び、その行の相談先から当たってみます。全部を一度に解決しようとしないことが、相談を続けるこつです。
1年目によくある悩みの例
- 連絡帳やおたよりに、どんな言葉で書けばいいか分からない
- 月案・週案や個別の指導計画の書き方を、誰も教えてくれない
- 午睡チェックや食事の介助で、自分のやり方が合っているか不安
- 先輩によって言うことが違い、どちらに合わせればいいか迷う
- 休憩時間に連絡帳を書いていて、実際には休めていない
- 日曜の夜になると、翌日のことを考えて眠れない
どれも、1年目なら多くの人が通る悩みです。それぞれ相談先が違うことを知っておくだけで、「誰にも言えない」という感覚は少し軽くなります。
02職場の中で相談するときのコツ
要点:園の中で相談するときは、いちばん立場の上の人ではなく、いちばん近くて話しやすい人から始めます。聞く時間を短く区切り、「何を、いつまでに知りたいか」を添えると、忙しい先輩にも答えてもらいやすくなります。
相手は「近くて話しやすい人」から選ぶ
仕事の進め方の悩みなら、まずは同じクラスの先輩か、隣のクラスの話しやすい先輩に聞きます。同じクラスの先輩が忙しそうなら、主任に「どなたに聞くのがいいですか」と尋ねるのも一つの方法です。園長に直接相談するのは、勤務の調整や人間関係など、先輩では解決できない悩みのときに取っておきます。
聞くタイミングを決めておく
保育中は、子どもの安全が最優先です。急ぎでない質問は、降園後や、ノンコンタクトタイムなど書類の時間に聞くと、相手も落ち着いて答えられます。ただし、休憩時間を自分の相談でつぶす必要はありません。休憩は、6時間を超えて働く場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間を、労働時間の途中に与え、自由に使わせなければならないと法律で定められています[1]。
聞き方の型を持っておく
忙しい先輩に話しかけるときは、「何を」「どのくらいの時間で」「いつまでに」知りたいかを最初に伝えると、相手は答えやすくなります。
「お忙しいところすみません。明日の連絡帳で、けがの報告をどう書けばいいか迷っています。3分だけ見ていただけませんか。」
聞いたことは、メモ帳に書いておきます。同じことを二度聞かずにすむだけでなく、「メモを取ってくれる新人」として、次に質問するときのハードルも下がります。質問しにくい職場での聞き方は、職場で質問できないときの対処法でも紹介しています。
先輩によって言うことが違うとき
1年目によくあるのが、「A先輩とB先輩で言うことが違う」という悩みです。どちらかに合わせると、もう一方から注意される。こうしたときは、主任に「AとBの二つのやり方を教わっていて、どちらに合わせればいいか迷っています」と、事実として相談します。誰かを責める言い方にせず、「迷っている」という自分の状態を伝えるのがこつです。
園や法人の相談窓口も使える
事業主には、パワーハラスメントなどについて相談に応じ、適切に対応する体制を整える義務があり、相談したことを理由に解雇などの不利益な取扱いをすることは禁止されています[2]。就業規則や入職時の資料に、法人の相談窓口が書かれていないか確かめてみてください。園長に言いにくいことも、法人の本部や人事担当なら話せる場合があります。
03職場で相談できないときの外部の窓口
要点:職場の誰にも相談できないときは、無料で使える公的な窓口があります。労働条件の悩みは総合労働相談コーナーやほっとライン、心の疲れはこころの耳や医療機関、保育の仕事の続け方は保育士・保育所支援センターが相談先になります。
図2
- 1
総合労働相談コーナー
労働局や労働基準監督署の中などにあり、残業、休憩、いじめ・嫌がらせなどを無料・予約不要で相談できる[3]
- 2
労働条件相談ほっとライン
0120-811-610。平日の夜と土日祝に、無料・匿名で労働条件の相談ができる[4]
- 3
こころの耳
厚生労働省の働く人向けの心の相談。電話、SNS、メールの3つの方法がある[5]
- 4
いのちの電話・よりそいホットライン
気持ちがどうにもならないときの電話相談。よりそいホットラインは24時間無料[6]
- 5
保育士・保育所支援センター
都道府県などが設置し、保育士の就職の相談や、働き続けるための相談支援を行う[7]
労働条件の悩みは、総合労働相談コーナーへ
総合労働相談コーナーは、各都道府県の労働局や全国の労働基準監督署の中などにあり、全国で378か所あります[3]。解雇や賃金の引き下げ、いじめ・嫌がらせ、パワハラなど、あらゆる労働問題について、面談または電話で、無料・予約不要で相談を受け付けています。相談のほかにも、都道府県労働局長による助言・指導や、紛争調整委員会によるあっせんという制度があり、これらを利用したことを理由とする不利益な取扱いは法律で禁止されています[8]。
平日の日中は保育で手が離せないという人には、労働条件相談「ほっとライン」が使いやすいかもしれません。電話番号は0120-811-610で、平日は17時〜22時、土日祝は9時〜21時(12月29日〜1月3日を除く)に、無料・匿名で相談できます[4]。
心の疲れは、こころの耳と医療機関へ
眠れない、食欲がない、出勤前に涙が出るといった状態が続いているなら、まずは医療機関を受診してください。あわせて、厚生労働省の「こころの耳」では、働く人の心の悩みを聞いています。電話相談(0120-565-455)は平日17時〜22時、土日10時〜16時[5]。LINEを使ったSNS相談は平日17時〜22時、土日10時〜16時(受付は終了の30分前まで)です[9]。メール相談は専用フォームから24時間送ることができ、受理から1週間以内に回答されます[10]。
気持ちがどうにもならないほど追い詰められているときは、いのちの電話(フリーダイヤル0120-783-556、毎日16時〜21時)や、24時間無料のよりそいホットライン(0120-279-338)に電話してください[6]。心の不調の相談先は、メンタル不調のときの相談先でも詳しく紹介しています。
保育の仕事の続け方は、保育士・保育所支援センターへ
保育士・保育所支援センターは、国の事業として都道府県や指定都市、中核市が設置している窓口です。潜在保育士の再就職の相談や求人情報の提供のほか、働いている保育士が仕事を続けるための相談支援も行っています[7]。2025年12月時点で全国に75か所あります[11]。
図3
センターの名前や連絡先は都道府県によって違うため、「お住まいの都道府県名+保育士・保育所支援センター」で調べてみてください。ハラスメントについての相談先は、パワハラを受けたときの相談先にもまとめています。
04転職相談は無料?仕組みと1年目の使い方
要点:保育士向けの転職相談や紹介サービスは、求職者は原則として無料で使えます。1年目で使うときは、「まだ辞めるか決めていない」ことを最初に伝え、自分のペースで話せるかを確かめてから使います。
保育士向けの転職相談や紹介サービスの多くは、有料職業紹介事業として運営されています。有料職業紹介事業者は、求職者から原則として手数料を受け取ってはならないと法律で定められています[13]。手数料を払うのは求人を出す側の園や法人で、その額にも上限が設けられています。上限制の手数料の最高額は、支払われた賃金額の10.8%(免税事業者は10.3%)に相当する額です[14]。
1年目で転職相談を使うときは、次の3つを意識しておくと、相談が負担になりにくくなります。
- 最初に「まだ辞めるか決めていない」「今の悩みを整理したい」と伝える
- 連絡の方法と時間帯の希望(電話は避けたい、平日の夜だけなど)を伝える
- 勧められた求人に、その場で答えを出さない
転職相談は、転職を決めた人だけのものではありません。今の園で続けるか、環境を変えるかを考えるための材料を集める場として使ってかまいません。無料の転職相談の使い方は、無料で使える転職相談の選び方でも詳しく紹介しています。
公的な窓口と転職相談は、得意なことが違う
総合労働相談コーナーやこころの耳のような公的な窓口は、法律やルールに沿った情報、心のケアが得意です。一方で、保育の現場の細かな事情や、ほかの園の働き方の情報までは扱っていないことが多くあります。転職相談や保育士向けの相談窓口は、ほかの園の様子や求人の情報、保育の現場の言葉で話せることが強みですが、法律上の判断をする場所ではありません。残業代や休憩の扱いなど、法律が関わる悩みは公的な窓口に、園選びや働き方の悩みは保育に詳しい窓口に、と使い分けると、それぞれの良さを活かせます。
05相談の前に用意する「3行メモ」
要点:相談の前に、「何に困っているか」「それはいつ、どのくらい起きているか」「どうなりたいか」の3行を書いておくと、短い時間でも話が伝わります。相談のあとに一つだけ行動を決めると、相談が「話して終わり」になりません。
図4
悩みを一つ選ぶ
いくつもある悩みの中から、いちばん毎日を重くしているものを一つだけ選びます
事実を書く
「いつ」「何回」「どのくらいの時間」を入れて、起きていることを1行で書きます
どうなりたいかを書く
「週に1回、書き方を見てもらいたい」など、望む状態を1行で書きます
相談先を選ぶ
悩みの種類に合わせて、園の中か外かの相談先を選びます
相談して、一つ行動を決める
話を聞いてもらったら、次の1週間でやることを一つだけ決めます
結果をメモに残す
何が変わり、何が変わらなかったかを書いておくと、次の相談に使えます
たとえば、こんなメモです。「困っていること:連絡帳の書き方が分からず、毎日家で1時間かけて書いている」「いつから:5月の連休明けから、ほぼ毎日」「どうなりたいか:週に1回、10分でいいので書いたものを見てもらいたい」。この3行があるだけで、相手は「何を手伝えばいいか」がすぐに分かります。
うまく話せそうにないときは
相談の場で緊張して、言いたいことが言えなくなる人もいます。そんなときは、最初に「うまく話せないかもしれないので、メモを見ながら話してもいいですか」と伝えてしまうのも一つの方法です。メモをそのまま相手に見せてもかまいません。電話が苦手なら、SNSやメールで相談できる窓口を選ぶと、自分のペースで言葉を選べます。泣いてしまっても、話が前後しても、相談を受ける側はそれに慣れています。上手に話そうとしなくて大丈夫です。
06じゅんこさんの場合:同期のいない園で、相談の糸口を見つけた
要点:ここでは、同期がおらず、職場で誰にも相談できなかった1年目の保育士のモデルケースを紹介します。じゅんこさんが変わったきっかけは、外の窓口で悩みを言葉にしたことでした。
「聞いてもいいんだ」と分かった日から
相談事例(モデルケース)
- お名前
- じゅんこさん(仮名)・20歳
- 保育士歴
- 1年目(相談当時)
- 勤務先
- 地方の町にある私立保育園(定員約45名)、1歳児クラス(担任3人のうち最年少)
- 変化
- 相談できる相手 0人 → 園の内外に3か所、持ち帰りの連絡帳 毎日 → 週1日程度
編集部相談する前は、どんな状態でしたか。
同期がいなくて、同じクラスの先輩2人はどちらも20年以上のベテランでした。すごく丁寧に保育をされる方たちで、だからこそ、こんな初歩的なことを聞いたら呆れられるって思い込んでいて。連絡帳を毎晩家に持ち帰って、1時間くらいかけて書いていました。7月には、毎朝「辞めたい」と思うようになっていました。
編集部最初に相談したのは、どこでしたか。
夜の9時過ぎに、こころの耳のLINE相談に送ってみたんです。仕事の内容を詳しく書かなくても、話を聞いてもらえました。やりとりしているうちに、自分がつらいのは仕事の量じゃなくて、「誰にも聞けない」ことなんだって気づきました。
編集部そのあと、どう動きましたか。
保育士向けの相談窓口にも話してみました。連絡帳とか午睡チェックとか、保育の言葉をいちいち説明しなくても通じたのが、すごく楽でした。「相談窓口から園に直接言うことはできないけど、主任さんに頼む言い方は一緒に考えられます」って、できないことも正直に言ってもらえて。転職の話を勧められることもなくて、そこで初めて3行のメモを作りました。
編集部主任にはどう伝えたのですか。
「週に1回、10分だけ、連絡帳の書き方を見ていただけませんか」って、メモを見ながら言いました。そうしたら主任が「実は、ずっと声をかけようか迷ってたの」って。先輩たちも、私が質問してこないから、大丈夫なんだと思っていたみたいです。
「聞いてもいいんだ」って分かっただけで、同じ園なのに景色が変わりました。
じゅんこさん(仮名)
じゅんこさんはその後、毎週金曜日の降園後に10分、主任と連絡帳の振り返りをするようになりました。持ち帰っていた連絡帳は、行事前などを除いてほとんど園で書けるようになり、「辞めたい」と思う日は週に1日あるかどうかに減ったそうです。年明けには養成校時代の先生にも近況を伝え、相談できる相手は園の内外に3か所になりました。
このケースから持ち帰れるのは、外の窓口が「今の園を変える」ためではなく、「悩みを言葉にする」ために役立ったという点です。言葉になったからこそ、園の中の人に頼むことができました。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
図5
持ち帰りの連絡帳
家で書類に使う時間(1日)
「辞めたい」と思う日
相談できる相手
07相談先にも、できることとできないことがある
要点:相談先は、悩みを整理し、選択肢を増やしてくれる場所です。ただし、外の窓口が園に代わって問題を解決してくれるとは限りません。相談の限界を知っておくと、期待はずれで落ち込むことを防げます。
外の窓口は、園を直接変えてくれるとは限らない
外部の相談窓口の多くは、話を聞き、情報や選択肢を示すところまでが役割です。労働局の助言・指導やあっせんのように、園との間に入ってもらう制度もありますが[8]、それを使うかどうかを決めるのはあなた自身です。相談したあとに何をするかを自分で決めることで、相談は初めて形になります。
一度の相談で、すぐに楽になるとは限らない
相談してすっきりする日もあれば、話してもモヤモヤが残る日もあります。相手との相性もあります。一度うまくいかなかったからといって、相談そのものが無駄だったわけではありません。別の窓口や、別の日に、もう一度話してみてください。
相談先は一つに決めなくていい
一人の相手に、仕事の悩みも、心の疲れも、将来のことも、すべて分かってもらうのは難しいものです。連絡帳のことは主任に、眠れない夜のことはこころの耳に、辞めるかどうかは家族や保育士向けの相談窓口に、というように、悩みごとに相談先を分けておくと、一人ひとりへの負担も、自分の「分かってもらえない」というがっかりも小さくなります。じゅんこさんのように、園の内と外に一つずつ相談先があるだけでも、1年目の心細さはずいぶん変わります。
命に関わるほどつらいときは、迷わず電話を
「消えてしまいたい」と感じるほどつらいときは、相談先を選んでいる場合ではありません。24時間無料のよりそいホットライン(0120-279-338)や、いのちの電話に電話してください[6]。そして、できるだけ早く医療機関を受診してください。
相談しても気持ちが晴れず、辞めるか続けるかで迷い始めたときは、慣れれば軽くなるつらさと環境を変えるべきつらさの見分け方を参考にしてください。ほいくの相談室では、辞めるかどうかを決めていない1年目の悩みも受け付けています。保育の言葉のまま話せる場所として、3行のメモを持って気軽に使ってください。
よくある質問
1年目なのに、外部の窓口に相談してもいいのでしょうか?
相談してかまいません。総合労働相談コーナーやこころの耳は、働く人なら経験年数に関係なく利用できます。「こんなことで相談していいのか」と迷う段階こそ、早めに話してみる価値があります。
外部に相談したことは、園に知られますか?
匿名で相談できる窓口もあります。たとえば労働条件相談ほっとラインは、匿名でも利用できます[4]。窓口から園に連絡が行くことがあるのかが心配な場合は、相談の最初に確かめ、「園には知られたくない」と伝えておくと安心です。
同期がいない職場で、相談相手をつくるにはどうすればいいですか?
まずは園の中で、話しやすい先輩を一人見つけることから始めます。「3分だけ見てください」のように短い相談を重ねると、少しずつ関係ができていきます。園の外では、養成校時代の先生や友人、保育士向けの相談窓口も、相談相手になってくれます。
転職相談を使ったら、転職しないといけませんか?
転職しないといけないということはありません。今の園で続けるか、環境を変えるかを考えるための相談として使えます。最初に「まだ決めていない」と伝え、自分のペースで話せるところを選ぶと安心です。
相談しても何も変わらなかったら、どうすればいいですか?
相談しても状況が変わらなかったという事実は、次の判断の材料になります。別の相談先に話してみる、勤務の調整を園長に具体的にお願いする、環境を変えることを考え始めるなど、次の一手を選んでください。一人で考え続けるより、変わらなかったことを誰かと一緒に整理するほうが前に進みやすくなります。
卒業した養成校の先生に相談してもいいのでしょうか?
相談してかまいません。卒業生の就職後の悩みを気にかけている先生は少なくありません。保育の進め方の悩みなら、学生時代の実習の話も踏まえて助言をもらえることがあります。ただし、今の園の内部の事情を細かく話しすぎないよう、気をつけておくと安心です。
参考にした資料
- e-Gov法令検索「労働基準法」
- 厚生労働省 職場のハラスメント対策リーフレット
- 厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
- 確かめよう労働条件「労働条件相談ほっとライン」
- こころの耳「働く人の『こころの耳電話相談』」
- 厚生労働省「まもろうよ こころ」電話相談
- こども家庭庁 令和7年度行政事業レビュー公開プロセス説明資料
- 厚生労働省「個別労働紛争解決制度」
- こころの耳「働く人の『こころの耳SNS相談』」
- こころの耳「働く人の『こころの耳メール相談』」
- こども家庭庁「保育人材の確保のための総合的な対策」令和8年3月版
- こども家庭庁「保育人材の確保のための総合的な対策」令和8年3月版
- e-Gov法令検索「職業安定法」
- 厚生労働省 職業紹介事業の業務運営要領「第6 手数料」
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。