夜10時、子どもたちを寝かしつけたあと、スマホで転職相談の申し込みページを開く。名前を入れ、希望の勤務時間の欄で手が止まる。「9時から17時、土曜は月1回まで」と書いたら、条件が厳しすぎると思われるだろうか。相談したら、次々に求人を紹介されて断れなくなるかもしれない。結局、画面を閉じてしまう。そんな夜を何度か繰り返している人もいるはずです。
子育て中の保育士の転職相談には、独特のためらいがあります。勤務時間に制約がある、急に休むこともある、そんな自分を受け入れてくれる職場はあるのか。そもそも、転職するかどうかもまだ決めていない。それなのに相談してもいいのか。迷っているうちに、今の園での疲れだけがたまっていきます。
この記事では、子育て中の保育士が転職相談やキャリア相談をする前に整理しておきたいこと、相談先ごとの得意なこと、相談の場で確かめておきたいこと、子育てとキャリアの両方を相談するときの考え方をまとめました。相談は、転職を決めるためだけのものではありません。今の働き方を続けるか変えるかを、自分で選ぶための準備です。
この記事でわかること
- 子育て中の保育士が、転職相談の前に整理しておく5つのこと
- 相談先ごとの得意なことと、目的に合わせた使い分け
- 相談の場で聞かれること、自分から確かめておきたいこと
- 子育てとキャリアの両方を相談するときの考え方と、選べる道
01子育て中の転職相談は、「条件が厳しい人」の相談ではない
要点:勤務時間や休みの条件を出すのは、わがままではありません。保育の仕事に戻りたい人の多くが、勤務時間を最も重視しています。保育士の求人も多い状況で、条件を伝えて相談すること自体に引け目を感じる必要はありません。
子育て中の人が転職相談をためらう理由として多いのが、「自分は条件が厳しいから」という思いです。けれど、勤務時間や通勤時間を重視するのは、子育て中の人に限ったことではありません。東京都が行った保育士の実態調査では、過去に保育士として働いた人が保育の仕事に戻る場合の希望条件として、1日の勤務時間を挙げた人が73.8%と最も多く、給与等、片道の通勤時間、週の勤務日数が続いています[3]。
図1
保育の仕事に戻る場合の希望条件(東京都保育士実態調査〔令和4年度〕・過去に保育士として働いた人、複数回答)[3]
同じ調査では、「雇用の条件さえ合えば働きたい、または保育の仕事に転職したい」と答えた人が59.0%いました[3]。条件が合うかどうかが、働くかどうかを分けているということです。だからこそ、相談の場では条件を遠慮せずに伝えることが大切になります。
求人の面から見ても、保育士は人手が求められている仕事です。保育士の有効求人倍率は2026年7月時点で2.80倍で、全職種の1.15倍を大きく上回っています[4]。東京都では4.04倍です[5]。もちろん、地域や希望する時間帯によって求人の数は変わりますが、「子育て中だから選べる職場がない」と最初から決めつける必要はありません。
相談をためらわせる3つの思い込み
- 「条件が多いと、相手にしてもらえない」:条件がはっきりしているほど、合う職場を絞り込みやすくなります。
- 「相談したら、転職しなければいけない」:相談の結果、今の園で続けると決める人もいます。
- 「子育ての話を仕事の相談に持ち込むのは場違い」:子育て中の働き方は、仕事の相談の中心にある話題です。
02相談の前に整理しておく5つのこと
要点:相談の前に、家族の時間割、最低限の収入、譲れない条件、子どもの年齢と制度の切れ目、数年後の働き方の5つを書き出しておきます。メモ1枚あれば、限られた相談時間でも話が具体的になります。
子育て中の人の相談時間は限られています。子どもが寝たあとの30分、昼休みの15分。その短い時間で「何から話せばいいか分からない」となると、相談が進まないまま終わってしまいます。次の5つを、相談の前に書き出しておきましょう。
図2
家族の時間割を書く
平日と休日の起床、送り、迎え、夕食、就寝の時刻を書き、自分が働ける時間帯を出す
最低限の収入を出す
手取りで毎月いくら必要か、社会保険に入る必要があるかを決める
譲れない条件を3つに絞る
「17時半に退勤」「土曜は月1回まで」「通勤30分以内」のように、数字で書く
子どもの年齢と制度の切れ目を書く
3歳、小学校入学、小学校3年生修了など、使える制度が変わる時期を確かめる
数年後の働き方を書く
3年後にどう働いていたいか。担任、リーダー、専門性など、キャリアの希望も書く
4つ目と5つ目を忘れずに
1つ目から3つ目は、多くの人が意識して整理します。見落とされやすいのが、4つ目と5つ目です。
子育て中に使える制度は、子どもの年齢によって変わります。短時間勤務の制度は3歳未満の子を育てる人が対象で[6]、残業の免除は小学校就学前まで、子の看護等休暇は小学校3年生修了までです[7]。今は条件に合う職場でも、1年後に子どもが3歳になれば、働き方を見直す必要が出てくるかもしれません。制度の切れ目を相談の場で伝えておくと、その先まで見据えた提案を受けやすくなります。切れ目ごとの見直し方は働き方を見直す時期とサインで詳しく紹介しています。
5つ目の「数年後の働き方」は、子育て中の人ほど後回しにしがちです。今は時間を優先したいけれど、数年後には担任やリーダーとして働きたい。保育の専門性を深めたい。そうした希望があるなら、それも相談の材料になります。今の条件だけで職場を選ぶと、数年後に「ここではキャリアが積めない」と感じて、また職場を探すことになりかねません。
メモ1枚の例
相談の前に作るメモは、次のような形で十分です。
- 働ける時間:平日8時半〜17時半、土曜は月1回まで
- 最低限の手取り:月20万円、社会保険に加入したい
- 譲れない条件:17時半に退勤できる、通勤30分以内、持ち帰りがない
- 子どもの年齢:4歳と小学2年生(2年後に下の子が小学校入学)
- 3年後の希望:担任に戻り、乳児保育の経験を活かしたい
03相談先ごとの得意なことと、使い分け
要点:相談先にはそれぞれ得意なことがあります。今の園で続けるのか、職場を変えるのか、労働条件のトラブルなのか。目的に合わせて相談先を選ぶと、遠回りをせずに済みます。
「誰に相談すればいいか分からない」という人は、相談の目的を一つ決めてから、次の表で相談先を選んでみてください。一つの相談先で全部を解決しようとせず、目的ごとに使い分けるのがこつです。
図3
| 相談先 | 得意なこと | 向いている相談 |
|---|---|---|
| 今の園の園長・主任 | 今の職場での勤務時間や担当の調整 | 制度を使って今の園で続けられるか |
| 家族 | 家庭の分担やお金の見通し | 働き方を変えたときの家族の協力 |
| 保育士・保育所支援センター | 保育の仕事への就業相談や職業紹介[1] | 地域の求人や、復職・再就職の相談 |
| ハローワーク | 求人の紹介や、雇用保険の手続き | 求人探しと、退職後の手続き |
| 総合労働相談コーナー | 労働条件やハラスメントの相談。無料・予約不要[2] | 制度を使わせてもらえないなどのトラブル |
| 労働条件相談ほっとライン | 夜や休日に、電話で労働条件の相談ができる[8] | 平日の日中に時間が取れないとき |
| 民間の転職相談 | 求人の比較や職場の情報の整理 | 複数の園を比べながら決めたいとき |
保育士・保育所支援センターは、都道府県や指定都市、中核市が設置していて、2025年12月時点で全国に75か所あります[1]。2025年10月からは法律に位置づけられ、都道府県には保育人材の確保の拠点となる体制の整備が義務づけられました[9]。登録者のうち就職につながった件数は、2024年度で4,708件です[10]。地域の保育の求人に詳しい公的な窓口として、知っておくと心強い相談先です。
民間の転職相談を使う場合、有料の職業紹介では、求職者から原則として手数料を取ってはならないと法律で決まっています[11]。費用は求人を出す園や法人の側が負担する仕組みです。相談先ごとの違いをさらに詳しく知りたいときは、保育士の転職相談の選び方を参考にしてください。
平日の夜や休日しか時間が取れないとき
子育て中の人にとって、相談の時間帯は大きな問題です。労働条件の相談なら、労働条件相談ほっとライン(0120-811-610)が平日17時から22時、土日祝日は9時から21時まで受け付けていて、無料・匿名でも利用できます[8]。転職相談の窓口は、受付の時間帯や、電話・オンラインで相談できるかが窓口ごとに違うため、申し込む前に確かめておきましょう。
04相談の場で聞かれること、自分から確かめておくこと
要点:相談では、働ける時間帯や子どもの年齢、急な休みへの備えをよく聞かれます。同時に、自分からも「相談だけでもよいか」「断ってもよいか」などを最初に確かめておくと、安心して話せます。
転職相談では、相談員から次のようなことを聞かれることが多いものです。
- 何時から何時まで、週に何日働けるか
- 子どもの年齢と、預け先の開所時間
- 子どもの急な発熱のとき、迎えや看病を頼める人がいるか
- 正社員、パートなど、希望する雇用の形
- いつごろまでに職場を変えたいか、まだ決めていないか
整理しておいたメモがあれば、ほとんどの質問にすぐ答えられます。答えにくいことがあれば、「まだ決めていません」と正直に伝えてかまいません。一方で、相談される側に任せきりにせず、自分からも確かめておきたいことがあります。
図4
- 相談だけでも受けてもらえるか転職を決めていなくても話を聞いてもらえるかを、最初に確認します
- 連絡の方法と時間帯子どもが寝たあとなど、自分が対応できる時間帯と方法を伝えます
- 求人の紹介はいつからか整理の段階か、求人を見たい段階かを伝え、紹介の時期を合わせてもらいます
- 子育て中の職員の働き方を知っているか紹介される園で、子育て中の人がどう働いているかを聞きます
- 分からないことを分からないと言ってくれるか確認できていない情報を、確かなことのように話さないかを見ます
- 断ってもよいか紹介された求人を断ったり、相談をやめたりできるかを確かめます
- 個人情報の扱い今の園に知られないか、情報をどう扱うかを確認します
とくに、子育て中の職員の働き方について具体的に答えてくれるかどうかは、相談先を見極める手がかりになります。「子育て中の方も多いので大丈夫ですよ」という答えだけでなく、「この園では短時間勤務の先生が担任を持っています」「急な休みのときはフリーの先生が入る体制です」のように、場面で答えてくれる相談先は、現場の実情をよく知っているといえます。転職を決める前の段階で話を聞いてほしい人は、転職相談だけしたいときの使い方も参考になります。
相談のあとに、その日のうちにやること
相談が終わったら、忘れないうちに3つだけメモに残しておきましょう。1つ目は、相談で新しく分かったこと。2つ目は、まだ決められていないこと。3つ目は、次にやること(園長に聞く、家族と話す、見学を申し込むなど)です。子育て中は、相談のあとすぐに夕食や寝かしつけが始まり、話した内容がすぐに頭から抜けてしまいます。3行のメモがあれば、次の相談や家族との話し合いのときに、前回の続きから始められます。
05「子育てとキャリア」「両立できる仕事」を相談するときの考え方
要点:子育てとキャリアは、どちらか一方を選ぶものではありません。「今は時間を優先し、数年後にキャリアを伸ばす」のように時期で分けて考えると、相談でも具体的な道が見えてきます。
子育て中の保育士のキャリア相談で多いのが、「主任やリーダーを打診されたが、子育てと両立できるか不安」「担任を外れたら、キャリアが止まってしまうのでは」という悩みです。どちらも、子育てかキャリアかの二択で考えると、答えが出にくくなります。
図5
子育てとキャリアのどちらを優先するか迷う
- 今の園で役割を調整する担任や役職を続けながら、勤務時間や行事の担当を調整してもらう
- 時間を優先し、節目で戻る子どもが小さいうちは短時間勤務やパートで働き、決めた時期に働き方を戻す
- 経験を活かせる職場に移る乳児保育や障害のある子どもの保育など、経験を活かせる分野で時間の合う職場を探す
- 保育園以外で資格を活かす学童保育や児童発達支援など、時間帯の違う職場も候補に入れる
- キャリアを優先し、家庭の分担を変える主任やリーダーを引き受け、家族と分担を決め直す
キャリアを考えるときは、役割と給与の関係も確かめておきましょう。保育所の公定価格には処遇改善等加算があり、2025年度からは区分1から区分3に整理されました。このうち区分3(質の向上分)は、月額4万円分と5千円分に分けられています[12]。どの職員にどう配分しているかは園によって違うため、リーダーや主任を目指すなら、面接や今の園の面談で確かめておきたい点です。キャリアそのものの相談の進め方は、保育士のキャリア相談でも紹介しています。
「両立できる仕事」は、名前ではなく条件で探す
「子育てと両立できる仕事を教えてください」と相談すると、職場の種類の名前がいくつか挙がることがあります。けれど、同じ種類の職場でも、時間帯や休みの取りやすさは職場ごとに違います。両立できるかどうかは、職場の名前ではなく、あなたの家族の時間割と、その職場の実際の働き方が合うかで決まります。相談では、職場の種類を聞くだけでなく、「この職場で、子育て中の人は何時に帰っていますか」と、一つずつ確かめていきましょう。
06相談事例:転職しないと決めて、早帰りの日を手に入れたしずえさん
要点:ここでは、転職相談をきっかけに自分の希望を整理し、職場を変えずに働き方を変えたモデルケースを紹介します。
「転職しない」と決めるための相談もある
相談事例(モデルケース)
- お名前
- しずえさん(仮名)・42歳
- 保育士歴
- 18年目
- 勤務先
- 社会福祉法人の認可保育園(定員約150名)、乳児リーダー(相談当時、主任を打診されていた)
- 家族
- 夫(自営業)、子ども2人(中学1年生と小学4年生)
- 変化
- 夜に見ていた求人 約40件 → 応募 0件、早帰りの日 月0回 → 週1回、頭の中の条件 10個以上 → 3つ
編集部相談しようと思ったのは、どんな状況のときでしたか。
園長から来年度の主任を打診されたんです。でも、下の子が4年生になって、学校のことで平日に呼ばれることも増えていて。主任を受けたら家庭は回らない、だったら転職するしかないって、毎晩寝る前に求人を見ていました。気づいたら40件くらい見ていて、でも一つも応募できなかったんです。
編集部相談では、どんなことを話しましたか。
子どもが寝たあとに、電話で話を聞いてもらいました。最初に「転職を決めていなくても大丈夫ですよ」と言われて、肩の力が抜けました。家族の時間割と、譲れない条件を一緒に書き出していったら、10個以上あった条件が、「週に1日は17時に帰る」「行事のリーダーを一人で抱えない」「乳児の保育に関わり続ける」の3つに絞れたんです。
編集部転職しないと決めたのは、なぜですか。
3つの条件を見たら、どれも今の園で頼めそうなことだったんです。相談員さんにも「主任の仕事の量は園によってかなり違うので、まず今の園の主任の1日を聞いてみてはどうでしょう」と言われました。求人を勧められるかと思っていたので、正直ちょっと驚きました。でも、自分で選ばせてもらえた感じがして、うれしかったです。
編集部園長には、どう伝えましたか。
「主任をお引き受けしたいと思っています。ただ、週に1日は17時に退勤したいのと、行事のリーダーは分担させてほしいです」と、条件を3つ書いた紙を持っていきました。園長は少し考えて、早帰りの日と、行事の分担を受け入れてくれました。言ってみるものだなと思いました。
「転職しない」と決めるための相談があっていいんだと、初めて知りました。
しずえさん(仮名)
しずえさんは今年度から主任として働いています。毎週水曜日は17時に園を出て、下の子の習いごとの送迎や学校の用事にあてているそうです。行事のリーダーは乳児と幼児で分けることになり、主任一人に負担が集まらない形になりました。
このケースで大切なのは、相談の結果が「転職」ではなかったことです。条件を3つに絞ったことで、それが今の園で叶えられるものかどうかが判断できました。転職相談は、職場を変えるためだけでなく、今の職場で何を頼めばいいかを見つけるためにも使えます。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
07相談するときに、覚えておいてほしい2つのこと
要点:一つは、どの相談先にも得意なことと不得意なことがあり、一つの意見だけで決めなくていいこと。もう一つは、最後に決めるのはあなた自身で、相談の途中でやめても、紹介を断ってもいいということです。
1. 一つの意見だけで決めなくていい
相談先は、それぞれの立場から意見を伝えます。園長は今の園で続けてほしいと考えるかもしれませんし、家族はお金や家事の分担を心配するかもしれません。転職の相談先は、職場を変える選択肢を中心に話すかもしれません。どの意見も、その人の立場から見た一つの見方です。複数の相談先の話を聞き、メモに書いた5つのことと照らし合わせながら、自分の答えを出していけば大丈夫です。
2. 決めるのはあなた。途中でやめても、断ってもいい
相談を始めたからといって、転職しなければならないわけではありません。紹介された求人がしっくりこなければ断ってかまいませんし、「今はまだ決められないので、半年後にまた相談させてください」と伝えることもできます。子育て中は、子どもの体調や家庭の事情で、予定どおりに進まないことも多いものです。自分の生活のペースに合わせて、相談のペースも決めてください。
心や体の疲れが強く、相談する気力も出ないときは、まず休むことを優先してください。眠れない日や涙が出る日が続いているなら、医療機関や、働く人向けの「こころの耳電話相談」(0120-565-455、平日17時〜22時、土日10時〜16時)[13]につながることも一つの方法です。
相談の前に、両立のつらさそのものを整理しておきたい人は、子育てと保育の仕事を両立させる考え方も読んでみてください。ほいくの相談室も、家族の時間割や譲れない条件を一緒に書き出すところから使える相談先の一つです。転職するかどうかは、話したあとで決めれば十分です。今の園で続けると決めることも、立派な結論の一つです。
よくある質問
子どもが小さいと、紹介してもらえる求人は少なくなりますか?
勤務時間や曜日の条件が増えるほど、条件に合う求人の数は絞られます。ただ、保育士の求人は全職種と比べて多い状況で[4]、条件がはっきりしているほど、合う職場を探しやすくなる面もあります。条件を伝えるときは、絶対に譲れないものと、相談の余地があるものを分けておくと、選択肢が広がります。
相談は、平日の夜や週末でもできますか?
相談先によって受付の時間帯が違います。労働条件の相談なら、労働条件相談ほっとラインが平日の夜や土日祝日にも電話を受け付けています[8]。転職相談の窓口は、夜間や休日の対応、電話やオンラインでの相談ができるかを、申し込む前に確かめておきましょう。
相談したら、転職しないといけなくなりますか?
そんなことはありません。相談の結果、今の園で働き方を調整して続けると決める人もいます。相談の最初に「まだ転職を決めていない」と伝えておくと、求人の紹介を急がれにくくなります。
今の園に、転職相談をしていることが知られませんか?
個人情報の扱いは相談先によって違うため、最初に確認しておくと安心です。今の園に知られたくない場合は、そのことをはっきり伝え、応募先を選ぶときにも、今の園と関わりのある法人を避けたいかどうかを相談しておきましょう。
相談では、家族のことをどこまで話せばいいですか?
働ける時間帯に関わることだけで十分です。子どもの年齢、預け先の開所時間、急な休みのときに頼れる人がいるかが分かれば、相談先は条件に合う職場を考えられます。家族の事情の細かいことまで話す必要はなく、話したくないことは「そこは控えます」と伝えてかまいません。
家族にも相談に同席してもらうことはできますか?
同席できるかどうかは相談先によって違います。家族の協力が転職の条件に関わる場合は、相談の前に家族と時間割や分担を話し合い、その結果を相談の場に持っていく方法もあります。家族の意見をメモにまとめておくと、短い相談時間でも話が具体的になります。
参考にした資料
- こども家庭庁「保育人材の確保のための総合的な対策」令和8年3月版
- 厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
- 東京都福祉局「令和4年度東京都保育士実態調査 結果の概要」
- こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」(出典:厚労省 職業安定業務統計)
- こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」
- 厚生労働省「育児・介護休業法のあらまし(令和7年4月1日、10月1日施行対応)」
- 厚生労働省 育児・介護休業法 改正ポイントのご案内
- 確かめよう労働条件「労働条件相談ほっとライン」
- こども家庭庁「児童福祉法等の一部を改正する法律(令和7年法律第29号)の概要」
- こども家庭庁「保育人材の確保のための総合的な対策」令和8年3月版
- e-Gov法令検索「職業安定法」
- こども家庭庁「基礎資料(保育士・幼稚園教諭等の処遇改善)」令和8年3月版
- こころの耳「働く人の『こころの耳電話相談』」
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。