保育士で子どもが小さい時の転職|育休明けの判断と進め方

夜中の授乳を終えて、暗い部屋でスマートフォンを開く。気づけば保育士の求人を眺めている。前の園は早番7時、遅番19時、片道50分。あのシフトに、この子を預けながら戻れるだろうか。そこへ園から「復帰前の面談の日程を決めたい」と連絡が来て、胸の奥がざわつく。

育休中や、子どもがまだ小さい時期に転職を考えるのは、わがままでも逃げでもありません。家族の形が変わったのだから、働き方の前提が変わるのは自然なことです。ただ、この時期の転職には、ほかの時期にはない落とし穴があります。いちばん大きいのは、自分の子が集団生活を始めたばかりで、熱を出しやすい時期と、新しい職場に入ったばかりの時期が重なりやすいことです。

この記事では、子どもが小さい保育士が「復帰するか、転職するか、退職するか」を決めるための考え方と、動き出す時期の目安を紹介します。いま答えが出ていなくても大丈夫です。読み終えたときに、自分にとって無理の少ない順番が見えていれば十分です。

この記事でわかること

  • 子どもが小さい時期の転職で最初に知っておきたい「休み」の事情
  • 育休明けに選べる4つの道と、それぞれの向き・不向き
  • 自分に合う道を見極めるための確認リスト
  • 育休明けに転職する場合の動き出す時期と、面接で聞くこと
  • 退職を選ぶ場合に確かめておくお金と手続き

結論

子どもが小さい保育士が転職を考えるときは、育休明けにすぐ移るか、一度復帰してから移るか、いったん退職するかを、入職直後の休みの取りやすさと家計の見通しで決めるのが基本です。法律上、新しい職場の年次有給休暇は入職から6か月後に付与されるのが原則のため、発熱の多い1〜2歳の時期にすぐ移ると、休みの面で苦しくなることがあります。今の園で短時間勤務などを使えるなら、一度復帰して働きながら次を探す方法も現実的です。どの道でも、自分の子の保育園の利用条件を自治体に確かめてから動いてください。

01子どもが小さい時期の転職で、最初に知っておきたい「休み」の事情

要点:子どもが集団生活を始めた直後は、発熱や呼び出しが増えやすい時期です。その時期に新しい職場へ移ると、使える休みが少ない状態で乗り切ることになります。転職を考えるなら、まず休みの見通しから確かめます。

保育士として0歳児や1歳児を担当したことがある人なら、入園したばかりの子が熱を出しては休み、治ったと思ったらまた別の風邪をもらってくる様子を何度も見てきたはずです。自分の子にも、同じことが起こります。違うのは、今度は自分が「呼び出される側」になることです。

このとき頼りになるのが、年次有給休暇と子の看護等休暇です。ただし、この二つは転職すると事情が変わります。

年次有給休暇は、入職から6か月後が基本

法律上、年次有給休暇は、雇われた日から6か月続けて働き、全労働日の8割以上出勤した人に10日付与されるのが基本です[1]。入職時点から付与するかどうかは園の就業規則によりますが、法律どおりの園に移った場合、最初の半年は有給休暇がない状態で、子どもの発熱に対応することになります。今の園で勤続年数が長い人ほど、残っている有給休暇の日数は大きな支えです。転職前に、自分が今何日持っているかを確かめておきましょう。

子の看護等休暇は、入職直後から使える仕組みに

一方、子の看護等休暇は、2025年4月の改正で、勤続6か月未満の職員を労使協定で対象外にする仕組みが廃止されました[2]。日数は1年度に5日(子どもが2人以上なら10日)で、時間単位でも取れます[3]。ただし、無給か有給かは園によって違います。看護等休暇だけで乗り切れる日数ではないため、年次有給休暇と合わせて見通しを立てる必要があります。

休みの見通しを、数字で書き出してみる

不安を具体的にするために、簡単な計算をしてみてください。たとえば、子どもの発熱や呼び出しで月に2日休む前提にすると、半年で12日です。今の園に復帰した場合は、残っている有給休暇と看護等休暇で何日まかなえるか。転職した場合は、入職から半年の間に使える休みが何日あるか。足りない日数を、パートナーの休み、祖父母の手助け、病児保育でどこまで埋められるか。

数字にしてみると、「転職したら休めなくなる」という漠然とした不安が、「最初の半年で6日足りない。そのうち3日は夫が休める」のような、対策を考えられる形に変わります。足りない日数が大きすぎるなら、転職の時期を半年から1年ずらすだけで、状況が変わることもあります。

自分の子の保育園の利用は、保護者の就労状況をもとに自治体が決めています。転職や退職で就労状況が変わるときに必要な手続きや、仕事を探している間にどのくらい利用を続けられるかは、自治体ごとに扱いが違います。動き出す前に、住んでいる市区町村の保育の担当窓口で確認してください。

02育休明けの道は4つある:復帰・復帰後に転職・すぐ転職・退職

要点:育休明けの選択肢は、今の園に復帰する、復帰してから転職する、育休明けにすぐ転職する、いったん退職するの4つです。どれが正しいかではなく、休みの見通し、家計、心身の状態のどこに余裕があるかで選びます。

図1

今の園に復帰する

有給休暇の残りや短時間勤務をそのまま使える。ただし勤務時間や通勤が家庭に合わないと、負担は変わらない

休みの面でいちばん安定

復帰してから転職する

働きながら子どもの体調や家庭の段取りを確かめ、条件を絞ってから次を探せる

迷っている人に向く

育休明けにすぐ転職する

最初から家庭に合う条件で働ける。入職直後は有給休暇が少なく、子の発熱と重なると苦しい

条件がはっきりしている人に向く

いったん退職する

子育てに専念する期間をつくれる。収入が止まり、再就職のときに自分の子の預け先の確保が課題になる

心身の休息が必要な人に

図1 育休明けに選べる4つの道

4つの道は、きれいに分かれているわけではありません。「復帰して半年は様子を見て、それでも合わなければ転職する」のように、二つを組み合わせて考える人もいます。大事なのは、どの道にも得るものと手放すものがあると知ったうえで選ぶことです。

今の園に復帰する

休みの面では、最も安定した選択です。子どもが3歳になるまでは、1日原則6時間の短時間勤務制度を事業主が用意しなければならず[3]、3歳未満の子を育てる職員には、柔軟な働き方の制度について園から個別に知らせ、意向を確かめることも義務になっています[4]。復帰前の面談は、遅番の免除や担当クラスの希望を伝えるよい機会です。復帰前後のつらさを和らげる工夫は産休・育休からの復帰がつらいときの乗り切り方で紹介しています。

復帰してから転職する

「戻れる気はしないけれど、どこに移ればいいかも分からない」という人に向く道です。復帰後の数か月で、自分の子がどのくらい熱を出すのか、パートナーとの分担が回るのか、自分に何が足りないのかがはっきりします。条件が絞れてから探すので、転職先選びで迷いにくくなります。一方で、復帰してすぐに辞めることへの申し訳なさを感じる人も多く、気持ちの面での負担はあります。

育休明けにすぐ転職する

今の園の勤務体制ではどうしても家庭が回らない、と分かっている場合の選択肢です。たとえば、遅番が必ず週2回以上あり、パートナーも実家も夕方のお迎えができないなら、復帰しても続かない可能性が高いでしょう。この道を選ぶなら、入職直後の休みをどう確保するかを、面接で具体的に確かめることが欠かせません。

いったん退職する

心身の疲れが大きいとき、子どもに持病や配慮が必要なとき、家族の転勤が重なったときなどに選ばれる道です。保育士の有効求人倍率は2026年7月時点で2.80倍あり[5]、時期を選べば再就職の求人は見つけやすい状況です。ただし、待機児童は2026年4月1日時点で2,435人いて、そのうち1・2歳児が86.9%を占めています[6]。地域によっては、仕事が決まっても自分の子の預け先がすぐに見つからないことがあります。

30代で子育てをしながら転職するときの考え方

30代は、担任やリーダー、行事の担当などの経験を積んできた人が多い年代です。転職先では、その経験を即戦力として期待されることがあります。一方で、子育て中は勤務時間や休みに制約があるため、期待される役割と、自分が引き受けられる範囲のすり合わせが欠かせません。「乳児クラスの経験を活かしたいが、行事のリーダーは当面難しい」のように、できることとできないことを分けて伝えられると、入職後の食い違いを防げます。経験があるからこそ、無理をして全部を引き受けようとしないことが、長く働くための条件になります。

03自分に合う道を見極める確認リスト

要点:次のリストで、今の園に戻った場合の見通し、転職した場合の休みの見通し、家計と心身の余裕を確かめます。当てはまる項目の傾向から、4つの道のどれが現実的かが見えてきます。

図2

  • 今の園の早番・遅番の時間で、自分の子の送迎が回る見通しがある回るなら、まず復帰して様子を見る道が取りやすくなります
  • 今の園で短時間勤務や遅番免除を使っている職員がいる制度が実際に使われている園なら、復帰後の調整が期待できます
  • 今の有給休暇の残り日数を把握している復帰後の発熱にどこまで対応できるかの目安になります
  • 自分の子が集団生活を始めて半年以内、または始める予定発熱や呼び出しが増えやすい時期です。転職直後と重なると休みが足りなくなりがちです
  • パートナーや家族が、平日の急な休みを交代できる交代できる人がいれば、転職直後の休みの少なさを補えます
  • 通勤時間が片道30分を超えているお迎えの時刻に直結します。職場を変える理由として大きいものです
  • 収入が数か月止まっても、家計が回る見通しがある退職や、転職の空白期間を選べるかどうかに関わります
  • 眠れない、気持ちが沈む状態が2週間以上続いている道を選ぶより先に、休むことと受診を優先してください
図2 育休明けの道を選ぶための確認リスト

上の3項目に当てはまるなら、今の園への復帰を軸に考えるのが現実的です。4〜6番目で「交代できる人がいない」「通勤が長い」が重なるなら、復帰してから職場を探す道が向いています。最後の項目に当てはまる場合は、どの道を選ぶかより先に、心と体を休めることを優先してください。

チェックの結果がどうであれ、決めるのは家族の状況を一番よく知っているあなた自身です。迷ったときは、転職するタイミングそのものの考え方を保育士の転職のベストタイミングで確かめてみてください。

04育休明けに転職するなら、動き出す時期と面接で聞くこと

要点:育休明けに転職する場合は、自分の子の入園手続きから逆算して、復帰予定のおよそ半年前から動き始めると無理がありません。面接では、入職直後の休み方と勤務時間の柔軟さを具体的に確かめます。

図3

  1. 復帰予定の約6か月前自分の子の入園申込みの時期と、就労状況の変更に必要な手続きを自治体で確認する
  2. 約5か月前家族と送迎・発熱時の分担を決め、譲れない条件を3つに絞る
  3. 約4か月前求人を見始める。見学では勤務表や職員の働き方を確かめる
  4. 約3か月前面接を受ける。入職直後の休み方、時短や遅番免除の可否を確認する
  5. 約2か月前内定後、今の園に退職の意思を伝える。就業規則の申し出期限を確かめる
  6. 入職から6か月法律上の基本では、ここで年次有給休暇が付与される
図3 育休明けに転職する場合のスケジュールの目安

退職の申し出について、期間の定めのない雇用なら、法律上は申し入れから2週間で雇用が終わるとされています[7]。ただし、育休は復帰を前提にした制度で、園は復帰に合わせてクラス編成や人員を準備しています。転職を決めた時点で、できるだけ早く、誠実に伝えるのが後々のためにもなります。

面接で必ず確かめたいこと

子どもが小さいことを面接で伝えるのは、不利になるのではと心配する人もいます。けれど、入職してから「こんなはずではなかった」となるほうが、お互いにとって負担です。次のことは遠慮せずに聞いてください。

  • 年次有給休暇は入職時から付与されるか、6か月後からか
  • 子の看護等休暇は有給か無給か、時間単位で取れるか
  • 子どもの発熱で急に休む職員がいるとき、園ではどう回しているか
  • 早番・遅番の回数を調整した例があるか、短時間勤務を使っている職員はいるか

具体的な時短勤務の確かめ方は時短勤務で転職するときの面接での確認点も参考にしてください。

05相談事例:育休中に辞めるつもりが、一度復帰してから移った

要点:育休中に転職を決めかけていた保育士が、休みの見通しを知って順番を変えたモデルケースです。結論を急がなかったことで、何が変わったかを見てください。

辞める前に「子どもの体と自分の体が慣れるまで」待った

相談事例(モデルケース)

お名前
ともこさん(仮名)・31歳
保育士歴
9年目(相談当時)
勤務先
私立の認可保育園(定員約120名)、育休前は0歳児クラス担任
家族
夫(出張の多い会社員)と子ども1人(1歳)、政令市に住む
変化
通勤 片道50分 → 自転車10分、お迎えの時刻 18時45分 → 17時30分

編集部育休中は、どんなことで迷っていましたか。

ともこさん

前の園は早番7時、遅番19時で、通勤が片道50分なんです。夫は月の半分くらい出張でいないので、どう考えても回らないと思っていました。育休が明けたらそのまま辞めて、近くの園を探そうと決めかけていたんです。

編集部それでも一度復帰したのは、なぜですか。

ともこさん

相談のときに、転職先によっては最初の半年は有給がないかもしれない、と聞いてはっとしました。0歳児担任をしていたから、入園したての子が熱ばかり出すのはよく知っていたのに、自分の子のことになると頭から抜けていたんです。今の園なら有給が18日残っていたし、短時間勤務も使えると分かって。

編集部復帰してみて、どうでしたか。

ともこさん

想像していた以上に休みました。最初の半年で、発熱と呼び出しで14日。有給と看護休暇で全部まかなえて、本当に助かりました。それと、働いてみて分かったのは、つらいのは勤務時間より通勤と遅番だということでした。短時間勤務で16時に上がっても、家に着くのは17時近くで。

編集部転職先は、どうやって選びましたか。

ともこさん

自宅から自転車で10分以内、遅番は月4回まで、という条件に絞りました。面接では、看護休暇を時間単位で取れるか、子どもの発熱で休む職員がいるときにどう回しているかを聞きました。小規模の園で、職員同士で「今日は私が残るよ」と声をかけ合っているのを見学で見て、ここなら大丈夫かもしれないと思えました。

辞めるのは、子どもの体と私の体が慣れてからでも遅くなかったんです。

ともこさん(仮名)

ともこさんは復帰から1年後の4月、自宅近くの小規模保育事業所に移りました。前の園には、秋に転職の意向を伝え、年度末までクラスを担当してから退職しています。今は朝7時50分に家を出て、17時30分には自分の子を迎えに行けるようになりました。

転職した時点で子どもは2歳になり、発熱の回数は復帰直後の半分ほどに落ち着いていました。前の園で積み上がっていた有給休暇を、いちばん休みが必要な時期に使えたことが、無理なく次へ移れた理由だとともこさんは振り返っています。

※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。

図4

復帰直後転職後

通勤時間(片道)

50分
10分

朝、家を出る時刻

6時50分
7時50分

遅番の回数

週2回
月4回まで

自分の子のお迎え

18時45分
17時30分
図4 ともこさんの毎日の変化(モデルケース)

このケースで大切なのは、「辞める」という結論そのものは変えずに、順番を入れ替えたことです。休みの貯金がある場所で、子どもが集団生活に慣れる時期を越え、働いてみて分かった本当の困りごとをもとに条件を決めました。迷っている時期は、急いで答えを出すより、答えを出すための材料を集める時間だと考えてみてください。

06退職を選ぶときに確かめておくお金と手続き

要点:いったん退職する場合は、雇用保険の受給期間の延長、健康保険と年金の切り替え、再就職のときに使える貸付制度を事前に確かめます。とくに受給期間の延長は、知らないと受け取れる期間を逃すことがあります。

雇用保険は「受給期間の延長」を確かめる

基本手当を受け取れる期間は、原則として離職日の翌日から1年です。ただし、育児などで引き続き30日以上働けない場合は、申請によってその日数分を延長でき、延長できるのは最長3年です[8]。妊娠・出産・育児等で受給期間の延長を受けた人は、正当な理由のある自己都合退職として特定理由離職者に含まれる場合があります[9]。自己都合退職の給付制限は、2025年4月1日以降の離職なら原則1か月です[10]。育休期間がある場合の受給資格の数え方を含め、自分が対象になるかは、離職前にハローワークで確かめてください。手続きの流れは退職後の失業保険の受け取り方にまとめています。

健康保険と年金の切り替えも忘れずに

退職すると、勤務先の健康保険の資格はなくなります。選べるのは主に、勤務先の健康保険の任意継続、国民健康保険、家族の扶養に入る、の3つです。協会けんぽの任意継続は、退職日の翌日から20日以内に申し出る必要があり[11]、国民健康保険は資格を取得してから14日以内に市区町村へ届け出ます[12]。会社員などにならない場合は、国民年金の手続きも退職日の翌日から14日以内に必要です[13]。家族の健康保険の扶養に入るには、年間収入の見込みが130万円未満などの条件があります[14]。期限が短いものが多いため、退職日が決まったら早めに確認しておきましょう。

再就職のときに使える貸付制度もある

将来保育の仕事に戻るときには、国の事業として、就職準備金(上限40万円)の貸付や、未就学児をもつ潜在保育士への保育料の一部貸付があり、再就職後に2年間働くと返還が免除される仕組みです[15]。実施しているのは都道府県や指定都市で、条件や受付状況は地域によって違います。各地の保育士・保育所支援センターでは、再就職の相談や求人の情報提供を受けられます[16]。

07焦りやすい時期だからこそ、覚えておいてほしい2つのこと

要点:一つは、育休明け直後のしんどさだけで仕事全体を判断しないこと。もう一つは、家族の状況は数年で大きく変わるので、今の決断を「ずっと続く決断」にしなくていいということです。

1. 復帰直後の3か月は、誰にとってもいちばん重い

復帰直後は、子どもの生活リズム、自分の体力、職場の空気のすべてが新しくなります。その時期のしんどさは、どの園に移っても一定はついてきます。復帰した場合は、少なくとも最初の3か月は「慣れるための期間」と割り切り、本当に合わないかどうかは、その後の様子で判断するほうが後悔が少なくなります。

2. 今の選択は、ずっと続く選択ではない

子どもが1歳のときにちょうどよい働き方と、5歳のときにちょうどよい働き方は違います。今は家庭を優先して近くの園を選び、数年後にまた経験を広げる、という道もあります。いったん退職しても、保育の資格と経験は消えません。

育休中は、職場の人にも家族にも本音を話しにくく、一人で答えを出そうとしてしまいがちです。ほいくの相談室では、復帰するか転職するかをまだ決めていない段階の相談も受けています。復帰したあとの毎日の回し方は育児と保育の仕事を両立させる工夫も合わせて読んでみてください。

よくある質問

育休中に転職活動をしてもいいのでしょうか?

育休中に求人を調べたり、見学や面接を受けたりすること自体は、法律で禁じられてはいません。ただ、育休は復帰を前提にした制度で、園は復帰に向けて準備をしています。退職を決めた時点で早めに伝え、引き継ぎに協力することが、お互いにとって大切です。

子どもが小さいことを面接で伝えると不利になりますか?

伝えたことだけで不利になるとは限りません。むしろ、勤務時間や休み方について入職前にすり合わせておくほうが、入職後のトラブルを防げます。「遅番は月何回までなら入れる」「発熱時は家族と交代できる」のように、できることも一緒に伝えると話が進みやすくなります。

育休明けすぐに辞めると、育児休業中の給付を返す必要がありますか?

育児休業中の給付の扱いは、休業の期間や退職の時期など個別の状況によって変わります。自己判断せず、復帰せずに退職する場合の扱いを、勤務先の担当者か、住所地を管轄するハローワークに確認してください。

子どもが何歳くらいになれば、転職しやすくなりますか?

一概には言えませんが、集団生活に慣れて発熱の回数が落ち着いてくると、入職直後の休みの心配は小さくなります。また、子どもが3歳から小学校に上がるまでは、2025年10月から園が用意する柔軟な働き方の措置の中から一つを選べるようになりました[4]。転職先でどの措置が用意されているかも、確かめておきたいポイントです。

育休から復帰して数か月で退職するのは、迷惑でしょうか?

園にとって人の入れ替わりは負担ですが、家庭の状況が変わって働き続けるのが難しくなるのは、誰にでも起こりうることです。迷惑をできるだけ小さくするには、退職の意思を早めに伝え、年度の区切りやクラスの引き継ぎに合わせて時期を相談することが大切です。罪悪感だけで無理を続けて体調を崩すほうが、結果的に園にも家族にも負担が大きくなります。

30代で子育て中でも、正社員で採用されますか?

保育士の求人は全国的に多く、年齢や子育て中であることだけで正社員の道が閉ざされるわけではありません。ただし、勤務時間に制約がある場合は、その条件で正社員として働ける園かどうかを見極める必要があります。早番や遅番の回数、残業の有無を面接で具体的に確かめてください。

参考にした資料

  1. 厚生労働省 FAQ「年次有給休暇とはどのような制度ですか…」
  2. 厚生労働省 育児・介護休業法 改正ポイントのご案内
  3. 厚生労働省「育児・介護休業法のあらまし(令和7年4月1日、10月1日施行対応)」
  4. 厚生労働省 育児・介護休業法 改正ポイントのご案内
  5. こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」(出典:厚労省 職業安定業務統計)
  6. こども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ(令和8年4月1日)」
  7. e-Gov法令検索「民法」
  8. ハローワーク「基本手当について」
  9. ハローワーク「特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲と判断基準」
  10. ハローワーク「よくあるご質問(雇用保険について)」
  11. 協会けんぽ「任意継続」
  12. e-Gov法令検索「国民健康保険法施行規則」
  13. 日本年金機構「国民年金に加入するための手続き」
  14. 日本年金機構「従業員が家族を被扶養者にするとき…」
  15. こども家庭庁「令和8年度 保育関係予算の概要」
  16. こども家庭庁「保育人材の確保のための総合的な対策」令和8年3月版

※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。

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