日曜の午後、ダイニングテーブルで履歴書を広げました。学歴を書き、職歴の欄に園の名前を二つ書いたら、それでおしまい。16年分の仕事が、たった4行に収まってしまいました。主任をしていたこと、毎年の運動会を回してきたこと、泣きながら相談に来た後輩を何人も見送ってきたこと。そのどれも、この紙には載っていません。
「経験年数が長いと有利」とはよく聞きます。けれど、年数を書くだけで本当に伝わるのか、むしろ「給料が高そう」「やり方を変えられなさそう」と思われないか。経験が長い人ほど、書類の前で手が止まりがちです。
この記事では、保育士の経験年数が転職でどう評価されるのかを整理したうえで、主任経験を履歴書や職務経歴書に書く方法、リーダー経験を自己PRにまとめる手順を紹介します。書き直して書類選考の結果が変わったモデルケースも載せています。
この記事でわかること
- 保育士の経験年数が転職で評価されやすい理由
- 採用する側が年数の「中身」として見ているところ
- 主任経験を履歴書・職務経歴書に書くときの具体的な書き方
- リーダー経験を自己PRにまとめる5つのステップと例文
- 経験が長いことが不利に見えやすい場面と、その答え方
結論
保育士の経験年数は、転職で有利に働くことが多い条件です。保育士の有効求人倍率は2026年7月時点で2.80倍と、全職種平均の1.15倍を大きく上回っており[1]、すぐに担任やリーダーを任せられる経験者を求める園は少なくありません。ただし、評価されるのは年数そのものより「何年で、どの年齢を担当し、どんな役割を果たしたか」です。主任経験やリーダー経験は、役割・場面・工夫・結果を数字で書くと、履歴書でも自己PRでも伝わりやすくなります。
01経験年数が転職で評価されやすい3つの理由
要点:経験年数が評価されるのは、すぐにクラスを任せられること、若手を育てられること、園の体制づくりに関わることの3つが理由です。人手が足りない状況が続くなか、経験者を求める園は多くあります。
保育士の求人は、全職種と比べて多い状態が続いています。有効求人倍率は同じ年度の中でも月によって変わり、2026年1月は3.88倍、同年7月は2.80倍でした[1][2]。
図1
保育士と全職種の有効求人倍率(2026年1月・7月)[1][2]
求人が多いということは、園の側から見れば「来てほしい人になかなか出会えない」ということです。とくに、入職してすぐに担任を持ち、若手の相談にも乗れる人は、どの園にとっても心強い存在です。
地域によって差もあります。たとえば東京都の保育士の有効求人倍率は、2026年7月時点で4.04倍でした[3]。都市部ほど経験者の取り合いになりやすい一方、園の数が少ない地域では、求人の数そのものが限られることもあります。自分が通える範囲の求人がどのくらいあるかは、実際に検索して数えてみるのが確かです。
図2
- 1
すぐにクラスを任せられる
年齢ごとの発達や一日の流れ、行事の段取りが頭に入っていて、入職後すぐにクラスを回せる
- 2
若手を育てられる
後輩への声かけや指導の経験は、新人が多い園や人手が足りない園ほど求められる
- 3
園の体制づくりに関わる
職員の経験年数は、公定価格の加算の仕組みなど、園の運営面にも関係している
経験年数は、園の運営面でも意味を持つ
三つ目の理由は、少し見えにくいところにあります。保育園の運営費には、職員の平均経験年数に応じて加算率が2〜12%となる「処遇改善等加算」の基礎分があります[4]。また、2025年4月から始まった1歳児の配置を手厚くするための加算では、要件の一つに「職員の平均経験年数10年以上」が含まれています[5]。
これらは園全体の平均で見る仕組みなので、あなた一人の採用で何かが決まるわけではありません。ただ、経験の長い職員が園にいることには、保育の質だけでなく運営の面でも意味がある。そう知っておくと、面接で自分の経験年数を必要以上に小さく語らずにすみます。
02採用する側が見ているのは、年数の「中身」
要点:年数だけでは、ほかの応募者と差がつきません。採用する側は、担当した年齢の幅、任された役割、働いてきた園の規模や種類、そして経験をどう言葉にできるかを見ています。
「保育士歴16年」と書けば、長く続けてきたことは伝わります。けれど、その16年が0歳児クラス中心だったのか、幼児クラス中心だったのか、役職があったのかは、年数からは分かりません。同じ16年でも、伝え方によって受け取られ方は大きく変わります。
図3
| 項目 | 伝わりにくい書き方 | 伝わる書き方 |
|---|---|---|
| 経験年数 | 保育士として16年勤務 | 0〜5歳児をすべて担任、うち乳児クラス9年 |
| 主任経験 | 主任を4年務めた | 職員9名の園の主任として、シフト作成と新人面談を4年担当 |
| リーダー経験 | 幼児リーダーを経験 | 3〜5歳児3クラスのリーダーとして、週1回の打ち合わせを進行 |
| 行事 | 運動会を担当 | 運動会の全体計画を2年担当し、準備期間を6週間から4週間に短縮 |
| 保護者対応 | 保護者対応が得意 | 個別面談を年に約40件担当し、要望の多い家庭の窓口も担った |
伝わる書き方に共通しているのは、人数・期間・回数が入っていることです。どれも特別な実績ではなく、毎日の仕事を数えただけのものです。数字があると、読む側は「この人がうちの園に来たら、どのくらいの仕事を任せられるか」を具体的に想像できます。
担当した年齢の偏りは、隠さず「得意」として書く
「乳児クラスばかり10年」「幼児クラスしか持ったことがない」と、担当の偏りを気にする人もいます。けれど、採用する側から見れば、それは特定の年齢に詳しい人ということです。乳児が長いなら、午睡チェックや授乳・離乳食の進め方、慣らし保育の組み立てに慣れていること。幼児が長いなら、発表会や運動会の計画、就学に向けた取り組みに慣れていること。偏りは、具体的に書けば専門性として伝わります。
そのうえで、経験の少ない年齢を担当することになっても前向きに取り組めることを、一言添えておくと安心してもらえます。
園の規模と種類も、経験の一部
同じ「主任」でも、定員19名の小規模保育と、定員120名の大きな園とでは、仕事の中身がまったく違います。小規模の園では、主任が事務も保護者対応も新人の指導も一人で担うことがよくあります。大きな園では、職員同士の調整や会議の運営に時間を使います。
どちらが上ということはありません。大切なのは、応募先の規模や種類に近い経験を先に書くことです。大きな園に応募するなら調整の経験を、小さな園に応募するなら一人で幅広く回した経験を前に出すと、相手の園で働く姿が伝わりやすくなります。
一つの園に長くいたことも強みになる
「一つの園しか知らない」と気にする人もいますが、長く同じ園で働いてきたことは、それ自体が定着力の証明です。毎年変わる子どもや保護者、入れ替わる職員の中で、自分の役割を保ち続けてきたことは、採用する側にとって安心材料になります。その園で何を任されるようになっていったのかを、年ごとの変化として書くと、長さが成長の記録として伝わります。反対に、転職を何度か経験している人は、それぞれの園で何を身につけたかを並べると、幅広い園のやり方を知っている強みとして伝えられます。
03主任経験を履歴書・職務経歴書に書く方法
要点:履歴書には役職と期間を簡潔に書き、職務経歴書で中身を伝えます。職員数、担った業務、数字で示せる結果、工夫したことの4つを入れると、主任経験の重みが伝わります。
履歴書の職歴欄は、書ける量がかぎられています。ここには、いつ主任になり、いつまで務めたかを1行で書きます。たとえば「2021年4月 主任保育士として勤務(2025年3月まで)」のような形です。中身は、職務経歴書で伝えます。
- 職務経歴書の冒頭に、園の種類・定員・職員数を書く(例:私立認可保育園、定員60名、職員14名)
- 主任として担った業務を箇条書きにする(シフト作成、新人面談、保護者対応の窓口、行政への書類など)
- 数字で示せる結果を1〜2つ選ぶ(新人の定着、残業時間の変化、ヒヤリハット報告の件数など)
- 苦労したことと、そのときの工夫を1つ書く
- 最後に、応募先でその経験をどう活かしたいかを1〜2文で添える
例:私立認可保育園(定員60名・職員14名)にて主任保育士を4年間担当。シフト作成、新人および2〜3年目職員との月1回の面談、保護者対応の窓口を担いました。新人面談で「質問しにくい」という声が多かったため、各クラスに「聞き役」の先輩を決める仕組みをつくり、在任中に採用した新人5名のうち4名が3年以上勤務を続けています。
履歴書の職歴欄は、役職の変化が見えるように
履歴書の職歴欄では、入職と退職だけでなく、役割が変わった年を1行ずつ入れておくと、職務経歴書を読む前から経験の積み上がりが伝わります。たとえば、次のような書き方です。
- 2010年4月 社会福祉法人○○会 ○○保育園 入職(保育士として0〜5歳児クラスを担任)
- 2017年4月 同園にて乳児クラスリーダーに任命
- 2021年4月 同園にて主任保育士に任命
- 2025年3月 一身上の都合により退職
行数が足りないときは、役職の変化を優先して残し、細かな担当クラスは職務経歴書に回します。
役職名は、勤めていた園で正式に使われていた名前で書きます。「主任補佐」「副主任」なら、その名前のままで構いません。正式な発令がなく、実質的に主任の業務を担っていた場合は「主任業務を担当」のように、事実のとおりに書いてください。少し大きく書きたくなる気持ちは分かりますが、面接で詳しく聞かれたときに話がずれると、かえって信頼を損ないます。
履歴書全体の書き方は保育士の履歴書の書き方、職務経歴書の組み立ては保育士の職務経歴書の書き方で詳しく紹介しています。
04リーダー経験を自己PRにまとめる5つのステップ
要点:自己PRは「役割→場面→工夫→結果→次の園で」の順に組み立てると、短くても中身が伝わります。リーダーとして一番手応えがあった場面を一つだけ選ぶのがこつです。
リーダー経験の自己PRでよくあるのが、「リーダーとして後輩をまとめ、チームワークを大切にしてきました」という書き方です。間違いではありませんが、誰が書いても同じ文になってしまいます。あなたにしか書けない自己PRにするには、場面を一つに絞ることです。
図4
- 役割何人の、どのクラスの、何のリーダーだったかを書く
- 場面一番手応えがあった、または一番苦労した場面を一つ選ぶ
- 工夫その場面で自分が何を考え、何を変えたかを書く
- 結果時間・回数・人数など、変化を数字で示す
- 次の園でその経験を応募先でどう活かしたいかを一文で結ぶ
例:幼児クラス3クラスのリーダーとして、担任6名の打ち合わせを週1回進めてきました。運動会の準備が毎年遅くまで続き、若手が疲れ切っていたため、競技ごとに担当を分けて進み具合を表で共有する形に変えました。準備期間は6週間から4週間に短くなり、持ち帰りもほぼなくなりました。貴園でも、行事の準備を若手が無理なく担える仕組みづくりに関わりたいと考えています。
この例は約200字です。面接では、ここからさらに「なぜ表にしようと思ったのか」「反対はなかったか」と聞かれることがあります。自己PRに書いた場面は、前後の経緯まで話せるように準備しておくと安心です。
例:乳児クラス(0・1歳児)のリーダーとして、担任4名と保育補助2名の連携を担ってきました。午睡チェックの記入漏れが続いたことをきっかけに、時間ごとの担当を朝の打ち合わせで決める形に変え、記入漏れは月に数回からほぼなくなりました。貴園の乳児クラスでも、安全と記録の仕組みを職員みんなで回せる形にすることに力を注ぎたいと考えています。
二つの例のように、同じ「リーダー経験」でも、幼児なら行事、乳児なら安全や生活の流れといったように、選ぶ場面は担当してきた年齢によって変わります。応募先の園で募集しているクラスに近い場面を選ぶと、採用する側も入職後の姿を思い描きやすくなります。
結果が数字にしにくいときは
保育の仕事は、売上のような数字が出にくいものです。それでも、探せば数字は見つかります。打ち合わせの時間、行事の準備期間、ヒヤリハットの報告件数、後輩が一人で担当できるようになるまでの期間、保護者面談の件数。「〜が減った」「〜ができるようになった」を、回数や期間に置き換えてみてください。どうしても数字が出ない場合は、後輩や保護者から実際にかけられた言葉を一つ添えるだけでも、具体性はぐっと増します。
05相談事例:小規模保育の主任経験を書き直したら
要点:「小さい園の主任だから大したことはない」と思い込んでいた人が、経験の書き方を変えたことで書類選考の結果が大きく変わりました。何をどう書き直したかに注目してください。
「小さい園の主任」は、何でも一人で回してきた証だった
相談事例(モデルケース)
- お名前
- さきさん(仮名)・39歳
- 保育士歴
- 16年目(相談当時)
- 勤務先
- 小規模保育事業(定員19名・職員9名)の主任、0〜2歳児を担当
- 変化
- 書類選考の通過 応募5園中1園 → 書き直し後は3園中3園
編集部最初に応募したときは、どんな結果でしたか。
5園に書類を出して、面接に進めたのは1園だけでした。履歴書には「主任」としか書いていなくて。小規模の主任なんて、大きい園から見たら大したことないんだろうなって、正直ちょっといじけていました。
編集部書き直すとき、何を変えたのですか。
相談員さんに「主任として、1日の中で何をしていましたか」と聞かれて、全部書き出してみたんです。シフト、保護者対応、市への書類、新人の指導、0〜2歳児の保育にも毎日入っていて。話していたら「それ、全部一人でやっていたんですか」って驚かれて。そこで初めて、それが当たり前じゃないって気づきました。
編集部自己PRで一番悩んだのはどこですか。
数字ですね。保育に数字なんてないと思っていたので。でも、ヒヤリハットの報告用紙を、書くのに10分かかる様式から、チェック式で2分で書ける様式に変えたことを思い出したんです。報告が月2件くらいから月9件くらいに増えて、危ない場所に早めに手を打てるようになった。それを書きました。
編集部面接では、どんなことを聞かれましたか。
「なぜ主任を辞めてまで、大きな園に移りたいのですか」と聞かれました。これは準備していたので、「0〜2歳で見送った子たちが、その先どう育っていくのかを、同じ園の中で見ていたい」と答えられました。準備していなかったら、たぶん言葉に詰まっていたと思います。
「小さい園の主任だから」と思っていたのは、私だけでした。
さきさん(仮名)
さきさんはその後、定員90名の認可保育園に2歳児クラスの担任として入職し、半年後には乳児クラスのリーダーを任されています。給与は前職の経験年数を踏まえて決まり、内定時に労働条件通知書で金額を確認してから承諾したそうです。
このケースから分かるのは、経験の価値は「どこで」より「何を担ってきたか」で伝わるということです。役職名だけでは伝わらなかった4年間が、業務の中身と数字に置き換えたことで、ほかの応募者にはない強みとして読まれるようになりました。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
図5
書類選考の通過
職務経歴書の分量
面接で話せる具体例
06経験が長いことが不利に見えやすい場面と答え方
要点:経験が長いことは強みですが、採用する側が「給与が高くなりそう」「前の園のやり方にこだわりそう」と心配する場面もあります。聞かれそうな質問に先回りして答えを用意しておくと、不安を安心に変えられます。
経験が長い人に対して、園の側が抱きやすい心配は、だいたい決まっています。面接ではっきり聞かれることもあれば、聞かれないまま書類で判断されることもあります。次の質問に、自分ならどう答えるかを考えておいてください。
とくに気をつけたいのが、「前の園ではこうしていました」という言い方です。経験を伝えたい気持ちから出る言葉ですが、聞く側には「うちのやり方を変えようとするのでは」と響くことがあります。「前の園ではこういう工夫をしていて、こういう結果でした。こちらの園のやり方も教えていただきたいです」のように、相手のやり方を尊重する一言を添えると、同じ経験でも受け取られ方が変わります。
図6
- なぜ今、転職するのか前の園への不満ではなく、次の園でやりたいことを中心に答える
- 前の園と方針が違ったらどうするかまず新しい園のやり方を覚えてから、気づいたことを提案すると伝える
- 年下の先輩や上司と働けるか実際に年下のリーダーと組んだ経験があれば、そのときの様子を具体的に話す
- 役職なしで働くことに抵抗はないか役職を外れて何に時間を使いたいかを、自分の言葉で伝える
- 希望する給与の根拠は何か前職の給与明細をもとに、手当を含めた金額で話す
- 体力面で心配はないか担当したい年齢や、無理なく続けるための工夫を具体的に話す
経験年数がそのまま給与になるとは限らない
もう一つ知っておきたいのは、前の園での経験年数を給与にどこまで反映するかは、園ごとに違うということです。経験年数をそのまま給与表に当てはめる園もあれば、一部だけ加味する園もあります。求人を出す側には、賃金などの労働条件を明示する決まりがあります[6]。分からないところは、面接や内定の段階で「前職の経験年数は、給与にどのように反映されますか」と聞いてください。
給与の聞き方に迷う場合は面接で給料について聞くときの伝え方を参考にしてください。
経験が長い人ほど「学び直す姿勢」が伝わると強い
長く保育を続けてきた人が面接で一番評価されやすいのは、実は経験の量そのものではなく、経験を持ったまま新しいことを受け入れられる柔らかさです。ICTを使った登降園管理や連絡アプリ、新しい記録の様式など、園によって道具ややり方は大きく違います。
「前の園では紙の連絡帳でしたが、アプリにも慣れていきたいです」「こちらの園の保育方針を見学で拝見して、取り入れたいと思ったことがあります」。こうした一言があるだけで、経験の長さが「扱いにくさ」ではなく「頼もしさ」として受け取られやすくなります。見学の機会があれば、園の取り組みで良いと思ったことを一つメモしておき、面接で話せるようにしておくと効果的です。
経験をどこで活かすかも、一緒に考える
経験の伝え方が整ったら、その経験が一番活きる職場はどこかも考えてみてください。保育園だけでなく、児童発達支援や学童保育など、長い保育経験がそのまま評価される場もあります。10年以上の保育経験を活かせる転職先で、経験の種類ごとに合う職場を整理しています。
中堅・ベテランの転職や働き方の悩み全体は、ベテラン保育士の悩みと選択肢のまとめで整理しています。自分の経験をどう言葉にすればいいか分からないときは、保育の現場を知っている人と話しながら書き出すと、思った以上に材料が出てきます。応募するかどうかを決める前でも、ほいくの相談室で経験の書き出しを一緒に進めることができます。
よくある質問
経験年数は何年あれば転職で有利になりますか?
何年から有利という決まった線はありません。担任をひととおり経験し、リーダーや行事の中心を任された経験があると、即戦力として見られやすくなります。年数よりも、その間にどんな役割を担ってきたかを具体的に伝えることが大切です。
主任経験があると、転職先でも主任を任されますか?
任されるとは限りません。転職先にすでに主任がいる場合は、担任やリーダーとして入職し、園のやり方を覚えてから役割が広がることが多くあります。役職での採用を希望する場合は、応募の段階でそのことを伝え、募集の内容と合っているかを確認してください。
リーダー経験が短くても、自己PRに書いていいですか?
書いて構いません。期間が1年でも、その間に何を工夫し、何が変わったかを具体的に書ければ十分に伝わります。期間の長さより、場面と結果の具体性を大切にしてください。
40代・50代でも、経験年数は評価されますか?
評価されることは多くあります。ただし、体力面や新しいやり方への柔軟さを確かめたいと考える園もあるため、担当したい年齢や、無理なく続けるための工夫を自分から伝えると安心してもらいやすくなります。
ブランクがあると、経験年数は評価されにくくなりますか?
ブランクの前に積んだ経験は、なくなるわけではありません。ブランクの期間と理由を簡潔に書き、その間に保育とつながることをしていれば一言添えると伝わりやすくなります。復職に不安がある場合は、勤務時間を短くして始められる求人を選ぶ方法もあります。
前の園の悪口にならずに、転職理由を伝えるには?
前の園で何が足りなかったかではなく、次の園で何をしたいかを中心に話します。「経験を活かして、若手の育成にもっと関わりたい」のように、前向きな言葉に置き換えると伝わりやすくなります。
参考にした資料
- こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」(出典:厚労省 職業安定業務統計)
- こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.1)」
- こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」
- こども家庭庁「基礎資料(保育士・幼稚園教諭等の処遇改善)」令和8年3月版
- こども家庭庁「基礎資料(保育提供体制の強化(職員配置基準の改善等))」令和8年3月版
- 厚生労働省 求職者向けリーフレット(2024年4月)
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。