オフィスビルの2階。エレベーターを降りると、すぐに明るい保育室が見えます。見学の帰り道、「こういう園もあるんだ」と思いながら求人票を見直すと、施設形態の欄に「企業主導型保育事業」と書かれています。土日祝休み、定員25名、残業少なめ。条件は魅力的ですが、認可保育園と何が違うのか、運営しているのは誰なのか、よく分からないまま応募していいのか迷ってしまいます。
企業主導型保育園は、保育士の求人で目にすることの多い職場タイプです。けれども、仕組みが少し複雑なため、働く側から見た特徴は意外と知られていません。設置している企業と、実際に保育を運営している会社が違うこともあり、その関係が働き方や人間関係に影響します。
この記事では、企業主導型保育園の仕組みを押さえたうえで、1日の流れや休み方、人間関係の特徴、求人を見るときに確かめたい項目を整理しました。認可保育園や企業内保育との違いもあわせて紹介します。
この記事でわかること
- 企業主導型保育園の仕組みと、認可保育園・企業内保育との違い
- 企業主導型保育園の1日の流れ、休みや行事の傾向
- 設置企業・運営会社・園の「三者の関係」から見た人間関係
- 求人票と面接で確かめたい9つの項目
結論
企業主導型保育園は、企業が従業員の子育てを支えるために設置し、国の助成を受けて運営する保育施設です。認可保育園とは別の枠組みで、開所日や時間は設置企業の働き方に合わせて決められることが多く、土日休みや遅番の少ない職場もあります。保育士にとっては、少人数でじっくり保育ができる一方、設置企業・運営会社・園の三者の関係の中で働くため、方針の決まり方が認可保育園とは違います。求人を見るときは、設置企業と運営会社が同じかどうか、開所日と時間、保育士の配置、賞与と昇給の実績、異動の範囲を確かめてください。
01企業主導型保育園とは:認可保育園・企業内保育との違い
要点:企業主導型保育園は、企業が設置し、国の助成を受けて運営される保育施設です。自治体の認可を受けた保育所とは別の枠組みで、企業が単独で福利厚生として設ける企業内保育とも、お金の流れが違います。
図1
| 項目 | 企業主導型保育園 | 認可保育園 | 企業が単独で設ける企業内保育 |
|---|---|---|---|
| 設置するのは | 企業 | 自治体、社会福祉法人、株式会社など | 企業や病院 |
| 運営費 | 国の助成を受けて運営 | 公定価格をもとに支払われる | 主に企業の福利厚生の予算 |
| 預かる子ども | 設置企業の従業員の子ども。地域の子どもを受け入れる園も | 地域の子ども | 主に母体の従業員の子ども |
| 開所日・時間 | 設置企業の働き方に合わせることが多い | 平日と土曜。延長保育を含め日中が中心 | 母体の勤務に合わせる |
| 運営の形 | 企業が直接運営するほか、保育事業の会社に委託することも多い | 法人が直接運営 | 直接運営か委託 |
助成を受けた施設の数と、保育士の配置
企業主導型保育事業は、国の助成を受けて運営されています。令和5年度に助成が決定した施設は4,423施設、定員の合計は104,888人でした[1]。保育士の比率で見ると、職員全員を保育士とする施設が4,383施設(99.1%)、保育士の比率が75%の施設が29施設、50%の施設が11施設です[1]。ほとんどの施設は職員全員が保育士ですが、比率の低い施設では、保育士に役割が集まりやすくなることもあります。
企業が保育施設を設ける背景
企業が保育施設を設けるのは、従業員が子育てをしながら働き続けられるようにするためです。2025年10月からは、3歳から小学校就学前の子を育てる従業員について、事業主は、始業時刻等の変更、テレワーク等、保育施設の設置運営等、養育両立支援休暇、短時間勤務制度のうち2つ以上の措置を講じることになりました[2]。企業にとって保育施設は、従業員の働き方を支える仕組みの一つなのです。
地域の子どもとの関わり方にも違いがある
企業主導型保育園には、設置企業の従業員の子どもだけでなく、地域の子どもを受け入れている園もあります。一方で、2026年4月から全国で本格実施されたこども誰でも通園制度[3]では、企業主導型保育施設を利用しているこどもは対象外とされています[4]。同じ「保育施設」でも、制度の上では認可保育所と別の扱いになる場面があることを、知っておくと理解しやすくなります。
求人票の書き方は、媒体によってまちまち
企業主導型保育園の求人は、「企業内保育」「事業所内の保育園」「小規模の保育園」など、媒体によって違う書き方で載っていることがあります。反対に、企業が単独で設けた企業内保育が「企業主導型」と書かれていることもあります。どの枠組みで運営されている園かによって、給料の決まり方や運営の安定性の見方が変わるため、気になる求人では「企業主導型保育事業の助成を受けている施設ですか」と、はっきり聞いてみてください。
02企業主導型の働き方:1日の流れと休み
要点:企業主導型保育園の働き方は、設置企業の営業日や勤務時間に左右されます。平日中心の園もあれば、シフト制の企業に合わせて土日や夜に開所する園もあるため、求人で必ず確かめてください。
図2
- 7:45開所準備。早番の保育士が保育室の換気と安全点検をする
- 8:00〜9:30受け入れ。保護者の多くが同じ会社の社員で、出勤前に子どもを預けていく
- 10:00主活動。近くの公園への散歩や、保育室での制作・リズム遊び
- 11:30給食。乳児から順に食べ始め、食事の介助をする
- 12:30〜14:30午睡。午睡チェックをしながら、交代で休憩と記録を行う
- 15:00おやつ、室内遊び。保護者の退勤時刻に合わせて降園準備
- 17:00〜18:30順次お迎え。社員の残業が多い日は延長も。遅番が戸締まりをする
休みは「設置企業のカレンダー」で決まりやすい
設置企業がオフィスで働く会社なら、園も土日祝休みになることが多くなります。反対に、工場や物流、商業施設などシフト制の企業が設置した園では、土日や祝日、夜の時間帯も開所していることがあります。年末年始や夏の休業も、設置企業の休業日に合わせて決まることがあります。「企業主導型=土日休み」とは限らないので、開所日のカレンダーを求人の段階で確かめてください。土日休みの求人を探すときの考え方は、土日休みの保育士求人の探し方も参考になります。
子どもの人数と年齢の構成
企業主導型保育園は、少人数から中規模の園が多く、0〜2歳の乳児が中心の園もあれば、5歳までを受け入れる園もあります。乳児中心の園では、少人数で一人ひとりとじっくり関われる一方、幼児クラスの保育や大きな行事を経験する機会は少なくなります。定員に対して実際に何人の子どもが在籍しているかも、働き方に関わる点です。
行事は、小さく、設置企業と関わることも
行事は、認可保育園と比べて少なめの園が多い傾向があります。運動会を近くの公園での小さな発表にしたり、発表会を保育室で行ったりと、準備の負担を抑えている園もあります。一方で、設置企業の社内イベントに合わせて、保護者である社員が参加しやすい行事を企画することもあります。行事をいつ、誰が決めているのかは、働きやすさを左右する確認点です。
シフトの組み方と、休憩の取り方
少人数の園では、早番・中番・遅番を数人の保育士で回します。開所時間が長い園ほど、一人あたりの早番や遅番の回数は増えやすくなります。法定労働時間は原則として1日8時間・1週40時間で[5]、労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩が必要です[6]。午睡の時間に交代で休憩を取れているか、休憩中も子どもと同じ部屋にいることになっていないかを、見学のときに確かめてください。
03企業主導型の人間関係は「三者の関係」で決まる
要点:企業主導型保育園の人間関係は、園の職員同士だけで完結しません。設置企業、運営会社、園の三者と、保護者でもある社員との関係を知っておくと、入職後の戸惑いを減らせます。
図3
- 1
園の職員
少人数の保育士で保育を回します。職員同士の距離が近く、関係の良し悪しが毎日に直結します
- 2
運営会社
設置企業から委託を受けて保育を運営する会社。雇用主として給料や研修、異動を決めます
- 3
設置企業
保育施設を設けた企業。総務や人事の担当者が、開所日や行事、利用のルールに関わります
- 4
保護者(社員)
多くは設置企業の社員。同じ会社の人同士なので、園の評判が社内で伝わりやすい面もあります
運営会社との関係:雇用主はどこかを確かめる
企業主導型保育園の多くは、設置企業が保育事業の会社に運営を委託しています。この場合、保育士の雇用主は設置企業ではなく運営会社です。給料や賞与、研修、異動のルールは、運営会社の規程で決まります。運営会社がほかにも多くの園を運営しているなら、エリアの担当者が定期的に巡回して、園長の相談相手になっていることもあります。困ったときに園の外に相談できる窓口があるのは、少人数の職場では心強い仕組みです。
設置企業との関係:誰が何を決めているか
設置企業の総務や人事の担当者は、開所日、利用できる社員の範囲、行事の日程などに関わります。設置企業の意向が強い園では、保育の方針と会社の都合がぶつかる場面も出てきます。たとえば、社員の参加を優先して行事を休日に開く、急に開所時間の延長を求められる、といったことです。園長や運営会社がそのあいだに立って調整しているか、面接で聞いてみてください。
保護者が同じ会社の社員であること
保護者の多くが同じ会社で働いていることは、良い面も難しい面もあります。保護者同士が顔見知りなので、園の取り組みが社内で好意的に広まることもあれば、小さな行き違いが社内のうわさになりやすいこともあります。連絡帳や送迎時の伝え方には、認可保育園以上に丁寧さが求められる場面もあります。
その一方で、保護者が同じ職場で働いていることで、生まれる良さもあります。保護者の勤務の様子が分かりやすく、急な残業や出張にも事情をくみ取りやすいのです。子どもの体調が悪いときに、職場が近いため保護者がすぐに迎えに来られることも、保育士にとって安心材料になります。
04企業主導型の求人の見方:確かめたい9つの項目
要点:企業主導型保育園の求人では、「土日休み」「残業少なめ」といった言葉だけで判断せず、運営の形と実績を確かめることが大切です。次の9項目を、求人票と面接で一つずつ確かめてください。
図4
- 設置企業と運営会社は同じか雇用主がどこかで、給料や異動のルールが変わります
- 開所日と開所時間のカレンダー土日・祝日・夜の開所の有無を、年間の予定で確かめます
- 定員と、実際の在籍人数定員に対して在籍が少ない場合は、運営が安定しているかを聞きます
- 保育士の配置と、資格を持つ職員の比率職員全員が保育士か、比率に応じて役割がどう分かれているかを確かめます
- 受け入れている子どもの範囲社員の子どもだけか、地域の子どもも受け入れているかで、保護者層が変わります
- 行事を決めている人と、行事の数設置企業の意向がどれだけ入るかを確かめます
- 給料の内訳、賞与と昇給の実績公定価格の仕組みとは別に、運営会社の規程で決まります
- 異動の範囲運営会社がほかの園を持つ場合、どこへ異動する可能性があるかを確かめます
- 社会保険と雇用契約の期間加入する保険と、契約期間・更新の基準を書面で確かめます
求人で明示される項目を手がかりにする
求人を出すときは、業務内容、契約期間、就業場所、就業時間、休憩、休日、時間外労働の有無、賃金、加入する保険などを明示することになっています[7]。2024年4月からは、就業場所と業務の「変更の範囲」も明示事項に加わりました[8]。企業主導型の求人では、運営会社が複数の施設をまとめて募集していることもあるため、どの施設で働くのか、ほかの施設に移る可能性があるのかを、この「変更の範囲」で確かめられます。求人票の全体の読み方は求人票で見るポイントにまとめています。
定員と在籍の差は、遠慮せずに聞く
企業主導型保育園では、定員に対して在籍している子どもが少ない園もあります。子どもが少なければ、一人ひとりとじっくり関われる一方、園の経営が安定しているかどうかは気になるところです。面接では「今の在籍人数と、来年度の見込み」を聞いてみてください。答えが具体的で、受け入れを増やすための取り組みまで説明してくれる園は、運営の状況を職員にも共有している可能性が高いと考えられます。
05企業主導型保育園に向いている人・向いていない人
要点:企業主導型保育園に向いているのは、少人数で乳児とじっくり関わりたい人や、行事より毎日の保育を大切にしたい人です。反対に、幼児クラスや大きな行事の経験を積みたい人には、物足りなく感じられることがあります。
向いている人
- 少人数で、乳児一人ひとりの生活リズムに合わせた保育をしたい人
- 行事の準備に追われるより、毎日の保育の質を大切にしたい人
- 保護者と丁寧にやりとりすることが苦にならない人
- 開所日が合う園なら、土日休みや決まった時間帯で生活を整えたい人
- 運営会社の研修など、園の外の仕組みも使って学びたい人
向いていないかもしれない人
- 幼児クラスの担任や、運動会・発表会などの大きな行事の経験を積みたい人
- 方針の決まり方がはっきりした、仕組みの整った職場で働きたい人
- 職員が多い環境で、相談相手を選びながら働きたい人
向いていない項目に当てはまっても、企業主導型で働けないわけではありません。たとえば、運営会社が大きく、研修や相談の仕組みが整っている園なら、少人数の職場の心細さはかなり補えます。大切なのは、自分が苦手な点を知ったうえで、それを補う仕組みがある園を選ぶことです。
キャリアの面では、企業主導型で乳児保育を深めた経験は、小規模保育園や企業内保育、認可保育園の乳児クラスなどで活かせます。数年後にどんな働き方をしたいかを思い描きながら選ぶと、今の職場選びの意味がはっきりしてきます。
06相談事例:私立の認可園から企業主導型へ移ったれなさん
要点:ここでは、土日休みを求めて企業主導型保育園を探し、三者の関係を見学で確かめて園を選んだモデルケースを紹介します。
「土日休み」だけで決めずに、誰が何を決めているかを聞いた
相談事例(モデルケース)
- お名前
- れなさん(仮名)・28歳
- 保育士歴
- 7年目(相談当時)
- 勤務先
- 私立の認可保育園(定員約100名)、3歳児クラス担任 → 企業主導型保育園(定員25名、保育事業の会社が運営を受託)
- 暮らし
- 一人暮らし、地方の県庁所在地に在住
- 変化
- 土曜出勤 月3回 → なし、行事 年10回ほど → 年4回
編集部企業主導型を考えたきっかけは何でしたか。
土曜出勤が月に3回あって、友達と予定が合わなくなっていたんです。それに、3歳児クラスの担任として、運動会、発表会、お遊戯会と、行事が年に10回くらいあって、準備に追われる毎日でした。土日休みの求人を探していたら、企業主導型の園がいくつか見つかって。
編集部見学では、何を確かめましたか。
2つの園を見学しました。1つ目の園は、設置している会社の総務の方が行事を決めていて、運動会は社員が参加しやすい日曜日にやると聞いたんです。土日休みのはずが、行事の日は出勤。しかも定員30名に対して、在籍は14名でした。正直、ここは続けられるかなって不安になりました。
編集部もう一つの園は、どうでしたか。
運営会社のエリア担当の方が月に1回来ていて、園長と一緒に、設置企業の担当者と3か月に1回打ち合わせをしているそうなんです。行事は園で決めて、会社には報告するだけ。在籍も定員25名に対して22名いました。誰が何を決めているかがはっきりしていたので、ここなら安心だと思えました。
編集部相談して、よかったと思うことはありますか。
「企業主導型は土日休みですよ」って簡単に言われなかったことです。「設置企業によって違うので、行事の日と開所日のカレンダーを見せてもらいましょう」って言われて、その通りにしたら、1つ目の園の日曜の運動会が分かった。聞くべきことを一緒に考えてくれたのがありがたかったです。
条件の言葉より、その条件を誰が決めているのかを見るようになりました。
れなさん(仮名)
れなさんは今、企業主導型保育園で2歳児を担当しています。土曜出勤はなくなり、行事は夏祭り、運動遊びの発表、クリスマス会、卒園式の年4回になりました。給料は月5千円ほど下がりましたが、賞与の実績を確かめたうえで、年間ではほぼ同じ水準になったそうです。
このケースのポイントは、求人の「土日休み」という言葉を、行事の日程や開所日のカレンダーで確かめたことです。企業主導型保育園では、条件を決めている人が園の外にいることもあるため、「誰が決めているか」を聞くことが、入職後のギャップを防ぐ近道になります。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
図5
土曜出勤
行事の回数
担当する子どもの数
れなさんが2つの園で比べたのは、どちらも求人票には書かれていない情報でした。行事を決める人、設置企業との打ち合わせの頻度、定員と在籍の差。企業主導型保育園を選ぶときは、求人票の条件を入口にしながら、その条件を支えている仕組みまで見学と面接で確かめることが、納得して働き始めるための近道です。
07企業主導型を選ぶなら、覚悟しておきたい2つのこと
要点:企業主導型保育園は、働きやすい条件がそろった職場になり得る一方で、設置企業の事情や運営会社の方針に左右される面があります。二つの点を、選ぶ前に知っておいてください。
1. 設置企業の事情が、園の運営に影響することがある
企業主導型保育園は、設置企業の働き方に合わせて運営されています。そのため、設置企業の事業が変わったり、拠点が移ったりすると、園の開所時間や利用の範囲が見直されることがあります。運営を委託している会社が変わることもあり得ます。こうした変化があったとき、職員にどのように説明してきたか、これまでに運営の見直しがあったかを、面接で聞いておくと安心です。
2. 給料は「公定価格の外」で決まる
認可保育園では、国の公定価格と処遇改善等加算が給料の土台になります。企業主導型保育園は、別の枠組みで国の助成を受けて運営されているため、給料の決まり方は運営会社の規程によります。月給が認可保育園と同じくらいでも、賞与や昇給の仕組みが違うことがあります。1年目だけでなく、3年後、5年後にどうなるかを、昇給の実績で確かめてください。
どちらも、企業主導型保育園だから悪いという話ではありません。設置企業と運営会社がしっかり連携し、職員に情報を共有している園では、こうした変化にも落ち着いて対応できます。覚悟しておきたいのは、自分が働く園の外で決まることがある、という前提です。その前提を知ったうえで、変化があったときに説明してくれる園かどうかを見極めることが、長く働くための備えになります。
企業主導型と、企業が単独で設ける企業内保育の違いをもっと知りたいときは企業内保育園の働き方を、認可保育園と認可外の違いから整理したいときは認可保育園と認可外保育施設の違いを参考にしてください。職場のタイプ全体を比べたいときは、保育士の職場タイプの選び方で4つの軸から整理できます。
気になる企業主導型の求人があるけれど、何を聞けばいいのか分からない。そんなときは、求人票を手元に置いたままほいくの相談室に相談してみてください。応募するかどうかを決めていない段階でも、面接で確かめたい質問を一緒に洗い出せます。
よくある質問
企業主導型保育園は、認可保育園より給料が低いですか?
一概には言えません。企業主導型保育園の給料は、運営会社の規程で決まるため、認可保育園より高い園もあれば低い園もあります。月給だけでなく、賞与の実績、昇給の仕組み、手当の内訳を含めて比べてください。
企業主導型保育園は、必ず土日休みですか?
必ずではありません。設置企業がオフィスで働く会社なら土日休みが多くなりますが、シフト制の企業が設置した園では、土日や祝日も開所していることがあります。開所日のカレンダーと、行事の日程を求人の段階で確かめてください。
企業主導型保育園で働くのに、保育士資格は必要ですか?
多くの求人で、保育士資格が条件になっています。令和5年度に助成が決定した施設のうち99.1%が、職員全員を保育士としていました[1]。資格がない場合は、保育補助などの求人を確かめてください。
企業主導型保育園の運営会社が変わったら、どうなりますか?
雇用主が運営会社の場合、運営会社が変わると、雇用契約や労働条件が見直される可能性があります。面接で、これまでに運営会社の変更があったか、変わった場合に職員の雇用はどう扱われるのかを確かめておくと安心です。
新卒やブランクのある人でも働けますか?
働けます。少人数の園では、一人ひとりに目が届く分、丁寧に教えてもらえることもあります。一方で、相談できる先輩の数は限られるため、運営会社の研修や、園の外に相談できる窓口があるかを確かめておくと安心です。
企業主導型保育園から、認可保育園に転職することはできますか?
できます。少人数で乳児とじっくり関わった経験や、保護者との丁寧なやりとりの経験は、認可保育園でも活きます。面接では、どんな子どもと、どんな保育をしてきたかを具体的に伝えてください。
参考にした資料
- こども家庭庁「企業主導型保育事業の実施状況について【速報版】」
- 厚生労働省 育児・介護休業法 改正ポイントのご案内
- こども家庭庁「こども誰でも通園制度の実施に関する手引」(2026年3月改訂版)
- こども家庭庁「こども誰でも通園制度の実施に関する手引」(2026年3月改訂版)
- 厚生労働省 FAQ「法定労働時間と割増賃金について教えてください。」
- e-Gov法令検索「労働基準法」
- 厚生労働省 求職者向けリーフレット(2024年4月)
- 厚生労働省「職業安定法施行規則改正|労働条件明示等」
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。