年度末が近づくと、職員室の机に「来年度の担当希望」の用紙が配られます。第1希望、第2希望と書く欄の下に、小さく「その他(フリーなど)」の文字。ペンを持ったまま、そこに丸をつけるかどうかで数日迷う。担任を何年も続けてきた保育士ほど、この一つの丸が重く感じられるものです。
担任を持たない働き方に気持ちが向く理由は、人によって違います。月案や個人記録、連絡帳を毎日抱える生活から少し離れたい。体力的に、一つのクラスを一年間背負うのがきつくなってきた。子育てや介護で、急に休む日が増えそうだ。どれも、保育の仕事が嫌になったわけではなく、関わり方を変えたいという気持ちです。
この記事では、フリー保育士の仕事内容と1日の動き方、担任との違い、向き不向き、そして担任なしで働ける求人の見つけ方や、今の園でフリーを希望するときの伝え方までをまとめました。「フリーは楽そう」という印象だけで決めず、実際の働き方を知ったうえで選ぶための材料にしてください。
この記事でわかること
- フリー保育士の仕事内容と、1日の動き方の例
- 担任とフリーの違い(書類、保護者対応、手当、評価のされ方)
- フリーの大変なところと、向いている人・つまずきやすい人
- 担任なしの求人の確かめ方と、今の園でフリーを希望するときの伝え方
結論
フリー保育士は、クラス担任を持たずに園全体を見て、担任の休憩や会議の間の保育、人手が足りないクラスの応援、延長保育、行事の準備などを担う働き方です。指導計画や連絡帳など担任の書類から離れやすい一方で、日によって入るクラスが変わり、どの年齢の子どもや保護者にも対応できる柔軟さが求められます。担任なしで働きたい場合は、求人票の「フリー」「担任なし」という言葉だけで判断せず、1日の動き方、書類の範囲、担任に回る可能性を、見学や面接で確かめてから選ぶと、思っていた働き方と違ったという失敗を防げます。
01フリー保育士とは:担任を持たずに園全体を支える役割
要点:フリー保育士は、特定のクラスを受け持たず、その日に人手が必要な場所に入って保育を支える保育士です。担任の休憩の交代や、職員が休んだときの応援など、園が毎日回るための「すき間」を埋める役割を担います。
保育所には、子どもの年齢ごとに必要な保育士の人数が決められています。乳児はおおむね3人につき1人以上、1〜2歳児はおおむね6人につき1人以上、3歳児はおおむね15人につき1人以上、4歳以上児はおおむね25人につき1人以上です[1]。この人数は、職員が休憩に入るときも、会議や研修で抜けるときも、守らなければなりません。
休憩についても法律のルールがあります。労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を、労働時間の途中に与え、自由に使わせることになっています[2]。保育園では職員が交代で休憩をとることが多く、その交代の間に子どもを見る人が必要です。フリー保育士がいる園では、こうした時間をフリーが支えることで、担任が休憩をとりやすくなります。
図1
- 1
休憩・会議の間の保育
担任が休憩や打ち合わせで抜ける時間に、クラスに入って子どもを見る
- 2
人手が足りないクラスの応援
職員の欠勤や、手のかかる時期のクラスに入り、担任と一緒に保育する
- 3
朝夕・延長保育の担当
早番や遅番の時間帯に、異年齢の子どもをまとめて見る
- 4
行事や環境づくりの準備
運動会や発表会の小道具、壁面、園全体の掲示物などを担当する
- 5
事務や園全体の雑務
職員の連絡、備品の管理、園だよりの一部など、担任の手が回らない仕事を引き受ける
フリーの仕事の範囲は、園によってかなり違います。休憩の交代と応援が中心の園もあれば、障害のある子や配慮が必要な子に付く加配の役割を兼ねる園、事務仕事の比重が大きい園もあります。「フリー」という名前が同じでも中身が違うことは、求人を見るときに必ず意識しておきたい点です。
フリー保育士の1日(例)
正社員のフリー保育士が、日中の勤務(8時30分〜17時30分)に入った日の例です。実際の動き方は、その日の職員の出勤状況によって変わります。
図2
- 8時30分出勤。その日の欠勤者と行事を確認し、どのクラスに入るかを主任と決める
- 9時00分2歳児クラスへ。担任が1人休みのため、朝の会から戸外遊びまで一緒に保育する
- 11時00分0歳児クラスの給食の介助。食べる量を担任に伝える
- 12時30分3歳児クラスで担任の休憩の交代。午睡中の見守りと午睡チェック
- 14時00分4歳児、5歳児の担任の休憩の交代を順番に担当
- 15時00分職員室で運動会の小道具づくりと、園だよりの掲示の準備
- 16時00分夕方の合同保育へ。お迎えの対応と、担任からの伝言を保護者に伝える
- 17時30分遅番に引き継ぎをして退勤
一つの日の中で4つも5つものクラスに入ることもあり、それぞれのクラスの決まりごとや、子ども一人ひとりの配慮事項を頭に入れて動く必要があります。担任の書類からは離れても、頭の中で抱える情報の量は決して少なくありません。
02担任とフリー、何がどう違うか
要点:大きな違いは「一年間の見通しを持って一つのクラスを育てるか」「日々の状況に合わせて園全体を支えるか」です。書類と保護者対応の負担は軽くなりやすい一方、手当や評価のされ方、達成感の得方も変わります。
図3
| 項目 | クラス担任 | フリー保育士 |
|---|---|---|
| 子どもとの関わり | 同じ子どもたちと一年を通じて深く関わる | 園全体の子どもと広く関わる。日によって入るクラスが変わる |
| 書類 | 月案・週案、個人記録、連絡帳、保育日誌などを担当 | 担任の書類は少なめ。行事や園全体の事務を担うことはある |
| 保護者対応 | 面談や日々のやりとりの中心になる | お迎え時の伝言など、担任の補助が中心 |
| 1日の予定 | クラスの計画に沿って自分で組み立てる | その日の欠勤や行事で、朝に決まることが多い |
| 手当 | 担任手当やリーダー手当がつく園もある | 担任手当はつかないことが多い |
| 達成感の得方 | 子どもの一年の育ちを見届けられる | 園が無事に回ること、多くの子と関われることにやりがいを感じる |
書類が減る分、何が増えるか
フリーになって書類の負担が減ったという声は多く聞かれます。ただ、その分、「臨機応変に動く」という目に見えない負担が増えます。朝の段階では今日どこに入るか分からない。入ったクラスでは、担任のやり方に合わせながら保育をする。昨日と今日で違うクラスの子どもに、違うルールで声をかける。こうした切り替えが苦にならない人には向いていますが、自分の段取りで一日を組み立てたい人には、かえって疲れる働き方になることもあります。
フリーとして信頼される動き方
フリーの保育士が担任から頼りにされるかどうかは、保育の腕前よりも、入り方と抜け方の丁寧さで決まることが多いものです。現場でよく聞く工夫を挙げます。
- クラスに入る前に、担任に「今日、気をつけておく子はいますか」と一言聞く
- アレルギーや午睡の配慮が必要な子を、クラスごとに小さなメモにまとめておく
- クラスのやり方(手洗いの順番、片づけの合図など)は、自分のやり方より担任のやり方に合わせる
- 抜けるときは、その間にあったこと(けが、排せつ、気になった様子)を短く伝えてから離れる
この4つを続けるだけで、「フリーの先生が入ってくれると安心」と思われるようになります。反対に、自分なりの保育をどのクラスでも同じように通そうとすると、担任との間に小さなずれが積み重なりやすくなります。
担任の書類の多さそのものに悩んでいる場合は、フリーになる以外にも、園の書類の仕組みを見直してもらう道があります。見直しの考え方は書類の仕事が終わらないときの見直し方で紹介しています。
03フリーの大変さと、向いている人
要点:フリーは、柔軟に動ける人や経験の長い人が力を発揮しやすい一方、頼まれると断れない人は仕事を抱え込みやすくなります。自分がどのタイプに近いかを考えてから選ぶと、ミスマッチを防げます。
図4
その場で動ける人
朝に入るクラスが決まっても動揺せず、担任のやり方にすぐ合わせられる
向いている
経験の長いベテラン
0〜5歳のどの年齢でも保育の見通しが立ち、若手の担任の相談にも乗れる
力を発揮しやすい
頼まれると断れない人
雑務や応援を次々に引き受け、自分の休憩や時間が削られていく
線引きが必要
一人の子をじっくり見たい人
日によって関わる子が変わり、育ちを継続して見られないことが物足りなくなる
担任のほうが合うことも
フリーが必要とされる背景には、保育の現場の人手の問題があります。東京都の令和4年度保育士実態調査では、現在の職場で改善を希望する項目として「職員数の増員」を挙げた人が48.6%、「事務・雑務の軽減」が40.1%、「勤務シフトの改善」が25.1%でした[3]。
図5
人が足りない園では、フリーの保育士がいることで、担任が休憩をとれる、急な欠勤でもクラスが回る、といった効果が生まれます。それだけに、フリーは「いれば助かる存在」として、仕事を次々と頼まれやすい立場でもあります。自分の役割の範囲を、最初に園と確かめておくことが欠かせません。
「何でも屋」にならないための線引き
頼まれごとを全部引き受けていると、フリーの1日はあっという間に埋まります。休憩の交代に入るはずの時間に備品の買い出しを頼まれ、その間に別のクラスから応援を呼ばれる。こうしたことが続くと、どの仕事も中途半端になり、本人の休憩も削られていきます。
線引きのこつは、優先順位を園と共有しておくことです。たとえば「子どもの安全に関わる応援がいちばん、次に休憩の交代、事務や準備はその後」と主任と決めておけば、頼まれたときに「今は2歳児の休憩交代に入るので、終わってからでもいいですか」と言いやすくなります。自分の休憩の時間を先に決めておくことも、長く続けるための大事な工夫です。
04担任なしの求人を探すときの確かめ方
要点:「フリー保育士募集」「担任なし」と書かれた求人でも、時期によって担任に回る、書類の範囲が広い、といったことがあります。言葉ではなく、1日の動き方と仕事の範囲を見学や面接で具体的に確かめます。
担任を持たない働き方を探すとき、求人票で目にする言葉はいくつかあります。「フリー保育士」「担任なし」「保育補助」「加配」などです。このうち、保育補助は保育士の資格を問わない募集も含まれ、時給や仕事の範囲がフリーとは違うことがあります。補助の仕事の探し方は保育補助やピアノなしの求人の探し方で詳しく紹介しています。
図6
- フリー専任か、欠員時に担任に回るか年度途中の退職者が出たときに、担任を任されることがないかを確かめる
- 入るクラスの決まり方毎朝決まるのか、曜日ごとにある程度固定なのかで、動きやすさが変わる
- 書類の範囲保育日誌、行事の計画、園だよりなど、何を担当するかを具体的に聞く
- 加配の役割を兼ねるか配慮が必要な子に付く場合は、記録や関係機関との連携が加わることがある
- 行事での役割運動会や発表会で、全体の進行や準備の中心になるかを確かめる
- 雇用形態と手当正社員のフリーか、パートのフリーか。担任手当の有無も含めて年収で比べる
- 休憩のとり方交代の役が自分に集中して、自分の休憩がとれないことがないかを確かめる
見学のときは、実際にフリーとして働いている職員がいれば、その人の1日の動きを見せてもらうのがいちばんの判断材料になります。「フリーの先生は、今日はどこに入っていますか」「午後はどんな仕事をされていますか」と聞くと、求人票には書かれていない実際の働き方が見えてきます。
面接では、次のような聞き方をすると、条件だけを気にしている印象を与えずに確かめられます。
- 「フリーの先生は、普段どのような流れで1日を過ごされていますか」
- 「年度の途中で担任の先生が抜けた場合は、どのように対応されてきましたか」
- 「フリーの立場で担当している書類や行事の準備には、どんなものがありますか」
二つ目の質問への答えは、特に参考になります。「派遣や新しい採用で補っている」のか、「フリーの先生に担任に入ってもらった」のかで、担任なしの働き方がどのくらい守られるかの見通しが立ちます。
05相談事例:担任22年、同じ園でフリーを選んだ
要点:転職ではなく、長く勤めた園の中でフリーに移る道を選んだベテラン保育士の話です。手放したものと得たものを、数字で追っていきます。
「担任をやめる」は、保育から離れることではなかった
相談事例(モデルケース)
- お名前
- りつこさん(仮名)・47歳
- 保育士歴
- 24年目(担任22年、うちリーダー8年。フリー2年目)
- 勤務先
- 社会福祉法人の認可保育園(定員約120名)、正社員のフリー保育士
- 家族
- 夫と、大学生と高校生の子ども
- 変化
- 持ち帰り 週3日 → 月1回ほど、残業 月20時間 → 月5時間ほど、担当する書類 25人分の個人記録と月案 → 保育日誌の一部と行事の準備
編集部フリーになって、生活はどう変わりましたか。
夜に家で書類を広げることが、ほとんどなくなりました。5歳児の担任をしていたころは、週に3日は連絡帳と個人記録を持ち帰っていたんです。今は月に1回、行事の前に少し準備をするくらいです。夕飯を家族と一緒に食べられる日が、こんなに増えるとは思っていませんでした。
編集部フリーを希望したきっかけは何でしたか。
体力ですね。45歳を過ぎたあたりから、運動会の練習の時期に疲れがまったく抜けなくなって。病院で相談したら、年齢的な体調の変化もあると言われました。辞めることも考えたんですけど、子どもと関わる仕事はまだ好きだったので、関わり方を変えられないかと思ったんです。
編集部園長にはどう伝えましたか。
担当希望の用紙が配られる前の秋に、時間をもらって話しました。「辞めたい」じゃなくて、「担任は一度離れたい。でも、若い担任の相談役や、行事の準備なら力になれます」と、代わりにできることも一緒に伝えたんです。正直、わがままだと思われるかなと怖かったんですけど、園長は「実はフリーを一人増やしたいと思っていた」と言ってくれました。
編集部実際にフリーになって、戸惑ったことはありますか。
最初の数か月は、毎朝どこに入るか分からないことに慣れませんでした。それと、頼まれごとが一気に増えたんです。「りつこ先生、ちょっとこれお願い」が1日に何回も来て、気づいたら自分の休憩が10分しかとれない日もあって。それで主任と相談して、休憩の時間だけは先に決めてもらうようにしました。
担任をやめたら保育から離れると思っていたけど、園の子ども全員が、少しずつ私の子になりました。
りつこさん(仮名)
りつこさんは現在、正社員のまま、フリーとして2年目を迎えています。リーダー手当がなくなった分、年収は少し下がりましたが、残業代が減ったことも含めて家族と話し、今の働き方のほうが長く続けられると判断しました。若手の担任から保育の相談を受ける機会が増え、「担任のときより、園全体の保育に関われている」と話しています。
りつこさんの話で注目したいのは、フリーを希望するときに「やめたいこと」だけでなく「代わりにできること」を一緒に伝えた点です。園にとってもメリットが見える形で伝えると、話し合いが前に進みやすくなります。また、フリーになってからも、休憩や仕事の範囲を自分で守る工夫が必要でした。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
06今の園でフリーを希望するときの伝え方
要点:フリーを希望するなら、担当が決まる前の時期に、理由と「代わりにできること」をセットで伝えます。転職しなくても、今の園で働き方を変えられることがあります。
フリーの枠は、園の人員の状況で決まります。いきなり希望しても、その年はフリーを置く余裕がないこともあります。それでも、希望を伝えておくことで、翌年度以降の体制を考えるときに名前が挙がりやすくなります。
図7
- 理由を整理する体力、家庭の事情、書類の負担など、担任を離れたい理由を一つか二つに絞る
- 時期を選ぶ来年度の担当を決める前、目安として秋ごろに園長や主任に時間をもらう
- 代わりにできることを添える休憩の交代、行事の準備、若手の相談役など、園の助けになることを具体的に伝える
- 条件を確かめる正社員のままか、勤務時間や手当がどう変わるかを確認する
- 期間を決めて試すまず1年やってみて、合わなければ担任に戻る道があるかも聞いておく
切り出しの言葉に迷ったら、「来年度の担当について、ご相談したいことがあります。担任は一度離れて、フリーとして園全体を支える形で働けないかと考えています」と、相談の形で始めると話しやすくなります。理由と代わりにできることは、そのあとに続ければ十分です。
担任を降りることに罪悪感を持つ人もいますが、同じ園で長く働き続けてくれること自体が、園にとっては大きな安心です。リーダーや主任に近い立場の負担が重くて悩んでいる人は、リーダー業務がつらいときの考え方も参考になります。今の園でフリーの枠がなく、担任を持たない働き方をどうしても優先したい場合は、フリーを置いている園への転職を考えることになります。
07フリーを選ぶ前に、知っておきたい2つのこと
要点:一つは、フリーの立場は園の人員次第で変わりやすいこと。もう一つは、収入や将来の役割に影響することがあることです。どちらも、事前に知っていれば備えられます。
1. フリーの立場は、園の事情で変わりやすい
フリーは、園の人員に余裕があってこそ置ける役割です。年度の途中で担任が退職したり、産休に入ったりすると、フリーの保育士がそのクラスの担任を引き継ぐことはよくあります。「担任を持たない」ことを絶対の条件にしたい場合は、園の人員の状況や、過去に同じことがあったかを、面接や話し合いの段階で聞いておくと安心です。
2. 手当や、将来の役割に影響することがある
担任手当やリーダー手当がある園では、フリーになることで月々の手当がなくなる場合があります。また、主任や園長などの役職を目指している人にとっては、担任の経験が途切れることが不安材料になるかもしれません。一方で、園全体を見渡す経験は、将来の役職でも生きるものです。目指す姿によって受け止め方が変わるので、5年後にどう働いていたいかを一度考えてから選ぶと迷いにくくなります。
正社員のフリーか、パートで担任を持たない働き方か、という選び方もあります。雇用形態ごとの考え方は正社員とパートのどちらを選ぶかの考え方で整理しています。担任を続けるか、フリーになるか、職場を変えるか。迷ったまま次の希望調査の時期を迎えそうなら、誰かに話して考えを外に出してみてください。ほいくの相談室では、転職ありきではなく、今の園の中で役割を変える方法から一緒に考えます。園長への切り出し方を整理したいだけの相談でも構いません。
よくある質問
フリー保育士は、正社員でもなれますか?
なれます。正社員のフリーを置いている園は多く、担任と同じ勤務時間で、園全体の保育を支える役割を担います。パートで担任を持たずに働く場合とは、勤務時間や手当、任される仕事の範囲が違うことがあるため、求人では雇用形態もあわせて確かめてください。
フリーになると、給料は下がりますか?
基本給は変わらない園が多いものの、担任手当やリーダー手当がある園では、その分が下がることがあります。残業や持ち帰りが減ることで、時間あたりに直すと働き方に見合っていると感じる人もいます。月給だけでなく、手当と勤務時間をあわせて比べてください。
新人でもフリーになれますか?
園によっては、新人を最初の1年フリーとして配置し、いろいろなクラスを経験させることがあります。ただし、フリーはどの年齢のクラスにも入るため、経験の浅いうちは戸惑うことも多い役割です。最初から担任なしを希望する場合は、先輩の担任と一緒に入る形かどうかを確かめておくと安心です。
フリーでも保護者対応はありますか?
お迎えの時間に保護者と話す機会はあります。ただ、担任の伝言を伝える、その日の様子を短く話す、といった補助的な対応が中心で、面談や相談の窓口は担任が担うことが多いようです。保護者から相談を受けたときは、自分だけで判断せず担任につなぐのが基本です。
転職の面接で「フリー希望」の理由をどう伝えればいいですか?
「担任がつらいから」とだけ伝えるより、「園全体の子どもと関わりながら、担任の先生を支える役割で力を出したい」のように、フリーとして何ができるかを中心に伝えると前向きに受け止められます。体力や家庭の事情がある場合は、隠さずに簡潔に添えたうえで、勤務できる時間や任せてほしい仕事を具体的に話してください。
フリーから担任に戻ることはできますか?
園の人員の状況によりますが、戻ることは十分にあります。フリーとして園全体の子どもを知っている経験は、担任に戻ったときにも生きます。フリーを希望するときに、「合わなければ戻る道があるか」を一緒に確かめておくと、気持ちの面でも挑戦しやすくなります。
参考にした資料
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。