長く一緒に働いた先輩の送別会。帰り道、別の先輩がぽつりと言った。「あの人、20年近くいたのに退職金はほとんど出なかったんだって」。思わず足が止まります。自分の園に退職金があるのかどうか、考えたこともなかったからです。家に帰って雇用契約書を探してみても、退職金のことはどこにも書かれていません。
保育士の仕事を長く続けたいと思うほど、退職金や福利厚生は気になる条件になります。毎月の給料は明細で確かめられても、退職金は辞めるときまで金額が分からないことが多く、入職のときに詳しく説明を受ける人もあまりいません。求人票に「退職金あり」と書かれていても、何年勤めればいくらもらえるのか、自分から辞める場合はどうなるのかまでは分からないのがふつうです。
この記事では、保育園の退職金制度の主な型と、退職金がある園かどうかを確かめる方法、金額の見積もり方を紹介します。あわせて、退職金を含めた福利厚生全体を、法律で決まっているものと園独自のものに分けて比べる方法もまとめました。今の園の制度を確かめたい人にも、転職先を探している人にも使える内容です。
この記事でわかること
- 保育園の退職金制度の4つの型と、それぞれの特徴
- 求人票の「退職金あり」で分かることと、分からないこと
- 退職金規程から金額を見積もる手順
- 福利厚生を「法律で決まっているもの」と「園独自のもの」に分けて比べる方法
- 退職金を確かめるときに聞いておきたい質問
結論
保育士が退職金のある園を見分けるには、求人票の「退職金あり」という記載だけでなく、退職金規程や就業規則で、制度の型、支給の条件、計算の方法、自己都合で辞めた場合の扱いの4点を確かめる必要があります。保育園の退職金には、園(法人)が独自に支払う型、外部の積立の仕組みを使う型、公立保育園の正規職員に支払われる退職手当、そして制度がない場合があります。退職金を請求できる期間は5年とされています[1]。福利厚生の良い園を探すときは、退職金だけでなく、住まいの補助や休暇、育児との両立の制度までを、法律で決まっているものと園独自のものに分けて比べると、本当に手厚い園が見えてきます。
01保育園の退職金制度は、大きく4つの型に分かれる
要点:保育園の退職金は、園が独自に支払う型、外部の積立の仕組みを使う型、公立の正規職員の退職手当、制度なしの4つに分かれます。どの型かによって、金額の決まり方や、転職したときの扱いが変わります。
「退職金がある園」と一口に言っても、その仕組みは園によって違います。私立の保育園では、運営する法人が社会福祉法人か、株式会社か、学校法人かなどによっても、退職金の考え方が変わります。まずは、主な4つの型を知っておきましょう。
図1
| 型 | 仕組み | 確かめること |
|---|---|---|
| 園が独自に支払う型 | 法人の退職金規程に基づき、法人が自分の資金から支払う | 規程の計算式、支給の条件、規程の改定の有無 |
| 外部の積立の仕組みを使う型 | 法人が外部の共済や積立の制度に加入し、掛金を積み立てて、そこから支払われる | 加入している制度の名前、掛金の額、本人負担の有無 |
| 公立保育園の退職手当 | 公立の正規職員は、自治体の制度に基づいて退職手当が支払われる | 正規職員か非常勤か、自治体の募集要項 |
| 制度なし | 退職金の定めがない。代わりに月給や手当を厚くしている園もある | 月給や手当で上乗せされている分があるか |
園が独自に支払う型は、規程の中身がすべて
園が独自に支払う型では、退職金の金額は法人の退職金規程で決まります。勤続年数と退職時の基本給をもとに計算する園もあれば、勤続年数ごとに決まった額を支払う園、毎年の役割や評価に応じたポイントを積み上げる園もあります。規程の中身によって金額が大きく変わるため、「あり」というだけでは判断できません。
外部の積立の仕組みを使う型は、加入している制度を確かめる
法人が外部の共済や積立の制度に加入している場合、退職金はその制度から支払われます。毎月の掛金を法人が負担する仕組みが多いものの、制度によっては本人の負担があるものもあります。どの制度に加入しているか、掛金を誰がいくら払っているかを確かめておくと、将来の見通しが立てやすくなります。制度の名前が分かれば、その制度の公式の案内で、支給の条件や計算の方法を自分で調べることもできます。
公立と私立では、仕組みが根本から違う
公立保育園の正規職員は、自治体の職員として、自治体の制度に基づいて退職手当が支払われます。一方で、公立保育園の非常勤職員は、2020年4月に始まった会計年度任用職員として任用されていることがあります[2]。同じ公立保育園でも、正規職員と非常勤では退職手当の扱いが違うことがあるため、募集要項で確かめてください。公立と私立の給料全体の違いは公立と私立の保育士の給料の比べ方で詳しく扱っています。
02求人票の「退職金あり」で分かること、分からないこと
要点:求人票の「退職金あり」から分かるのは、制度があることと、書かれていれば勤続年数の条件くらいです。金額の計算方法や、自分から辞めた場合の扱いは、退職金規程を見るか面接で聞かないと分かりません。
求人では、業務内容、賃金、就業時間、加入保険などを明示することが決められています[3]。けれども、退職金の計算方法まで書かれている求人はほとんどありません。求人票の退職金の欄の書き方から、読み取れることを整理しておきましょう。
- 「退職金あり」:制度があることだけが分かる。条件も金額も分からない
- 「退職金あり(勤続3年以上)」:支給の条件の一部が分かる。金額は分からない
- 「退職金共済加入」:外部の積立の仕組みを使っていることが分かる。どの制度かは確かめが必要
- 記載なし:制度がないとは限らない。面接で確かめる
面接と規程で確かめたい項目
求人票で分からないことは、面接で聞くか、退職金規程を見せてもらって確かめます。入職前に規程そのものを見せてもらえない場合でも、主な条件だけは口頭で確かめ、内定時の書面やメールで残しておくと安心です。
図2
- 制度の型園が独自に支払うのか、外部の積立の仕組みを使うのかで、確かめる先が変わります
- 支給の条件となる勤続年数勤続3年未満は支給しないなど、最低の勤続年数が決まっていることがあります
- 計算の方法基本給と勤続年数で決まるのか、定額なのか、ポイントを積み上げるのかを確かめます
- 自己都合で辞めた場合の扱い自分から辞める場合は、支給の割合が低く設定されていることがあります
- 正社員以外の扱いパートや契約職員が対象になるかを確かめます
- 試用期間の扱い試用期間が勤続年数に数えられるかを確かめます
- 支払いの時期退職後いつまでに支払われるかを確かめます
- 規程の改定の予定制度の見直しが予定されていないかも聞いておくと安心です
聞きにくさを和らげる言い方
入職前に退職金のことを聞くと、「辞めることを考えている人」と思われないか心配になるかもしれません。その場合は、「長く働きたいと考えているので、退職金や福利厚生の仕組みを教えていただけますか」と、長く働く前提で聞くと自然です。実際、長く働くつもりの人ほど、退職金の仕組みを知っておく意味があります。
03退職金の金額を見積もる方法
要点:退職金規程が手に入れば、自分の勤続年数と基本給の見込みから、おおよその金額を見積もれます。自己都合と園都合の違い、勤続年数の条件を必ず確かめます。
退職金がいくらになるかは、規程の計算式に自分の数字を当てはめれば見積もれます。計算式の型は園によって違いますが、手順はほぼ同じです。
図3
- 規程を手に入れる就業規則や退職金規程を、事務室などで閲覧させてもらう
- 計算式の型を確かめる基本給連動、定額、ポイント制など、どの型で計算するかを読む
- 自分の数字を当てはめる予定している勤続年数と、その時点の基本給の見込みを入れる
- 自己都合の係数をかける自分から辞める場合の支給の割合が決まっていれば、それを当てはめる
- 外部の制度の分を足す外部の積立の仕組みに加入していれば、その制度の案内で見込み額を確かめる
例:計算式の型によって、金額はこれだけ変わる
ここでは、計算式の型による違いを、計算しやすい数字の例で比べてみます。いずれも架空の規程をもとにした例です。
例:基本給連動の型で「退職時の基本給×勤続年数ごとの支給月数」とし、勤続10年で支給月数が5か月、退職時の基本給が22万円なら、退職金は110万円です。自己都合の場合の割合が0.8と決められていれば、88万円になります。
例:定額の型で「勤続10年で50万円、20年で150万円」と決まっている園では、基本給に関係なく、勤続年数だけで金額が決まります。
同じ10年勤めても、型や係数によって数十万円の差がつくことが分かります。退職金がある園を比べるときは、「あり・なし」ではなく、自分の勤続年数でいくらになるかで比べてください。
退職金にも、請求できる期限がある
退職金を請求できる期間は5年とされています[1]。辞めたあとに退職金が支払われないまま時間が過ぎてしまうことがないよう、退職時に支払いの時期を確かめておきましょう。退職するときには、使用期間や業務の種類、賃金などの証明書を請求することもでき、園は遅滞なく交付しなければならないとされています[4]。
04今の園の退職金を確かめる手順
要点:今の園に退職金があるかどうかは、就業規則や退職金規程で確かめられます。転職を考えていなくても、一度確かめておくと、将来の見通しと、辞める時期を考えるときの材料になります。
退職金のことは、転職先を探すときだけでなく、今の園で働き続けるかどうかを考えるときにも役に立ちます。勤続年数の条件まであと1年で届く、といったことが分かれば、辞める時期の判断も変わってきます。今の園の制度は、次の手順で確かめられます。
図4
就業規則の置き場所を聞く
事務室や職員室など、就業規則や規程が置かれている場所を事務担当に聞く
退職金の定めを探す
就業規則の中の退職金の章か、別の退職金規程があるかを確かめる
制度の型を確かめる
園が独自に支払うのか、外部の積立の仕組みに加入しているのかを読む
支給の条件を書き出す
最低の勤続年数、自己都合の場合の割合、パートの扱いをメモする
自分の数字で計算する
今の勤続年数と、5年後、10年後の見込みで、退職金の額を見積もる
毎年見直す
4月など年に1回、勤続年数と基本給を当てはめ直し、規程の改定がないかも確かめる
就業規則や規程は、職員が自分の働く条件を確かめるためのものでもあります。見せてもらえない、どこにあるか教えてもらえないという場合は、それ自体が園の姿勢を知る手がかりになります。50代以降の働き方や、退職後のキャリアまで見据えて考えたい人は、保育士の退職後を見据えたキャリア設計も参考にしてください。
05福利厚生の良い園は、法律で決まっているものと園独自のものに分けて比べる
要点:福利厚生には、法律で決まっていてどの園でも守られるべきものと、退職金や住宅手当のように園が独自に用意するものがあります。比べるべきなのは園独自の部分ですが、法律の部分が守られているかも同時に確かめます。
「福利厚生が良い園」と聞くと、手当の種類の多さを思い浮かべるかもしれません。けれども、福利厚生には二つの層があります。一つは、社会保険や有給休暇、育児との両立の制度のように、法律で決まっていて、どの園でも守られるべきもの。もう一つは、退職金、住宅手当、研修費の補助のように、園が独自に用意するものです。
法律で決まっているものは、「使えるか」を見る
法律で決まっている制度は、どの園にもあるはずのものです。比べるべきなのは、制度があるかどうかではなく、実際に使えているかどうかです。たとえば、年次有給休暇は6か月継続して勤務し8割以上出勤すると10日付与され、勤続に応じて最大20日になります[5]。年10日以上付与される人には、園が年5日を取得させる義務もあります[6]。面接では「昨年度、職員の有給休暇の取得は平均何日くらいでしたか」と聞くと、制度が使われているかが分かります。
育児との両立の制度も、2025年に大きく変わりました。子の看護等休暇は対象が小学校3年生修了までに広がり、入園式・卒園式なども取得の理由に加わりました[7]。2025年10月からは、3歳から小学校就学前の子を育てる職員のために、園は始業時刻の変更や短時間勤務などの中から2つ以上の措置を講じることになっています[8]。子育てとの両立を重視する人は、これらの制度を実際に使っている職員がいるかを確かめてください。両立しやすい職場の見分け方は子育て支援の制度が使える職場の見分け方で詳しく紹介しています。
園独自のものは、「金額」と「条件」を見る
園独自の福利厚生は、園によって差が大きい部分です。退職金のほかに、住宅手当や宿舎借り上げ、研修費の補助、資格取得の支援、慶弔の見舞金などがあります。宿舎借り上げは、国の支援事業では採用から5年以内の常勤保育士が対象で、補助の上限は月額75,000円の範囲で市区町村ごとに決まっています[9]。東京都の基準額は1戸あたり月82,000円です[10]。金額だけでなく、何年目まで使えるか、誰が対象かという条件まで比べることが大切です。
図5
- 1
規程を見せてもらえる
退職金規程や就業規則を、入職前や入職後すぐに閲覧できる
- 2
有給休暇が実際に使われている
取得の実績を数字で答えられる。年5日の取得が当たり前になっている
- 3
住まいの補助がある
住宅手当や宿舎借り上げを使え、対象期間や条件が説明される
- 4
両立の制度を使っている人がいる
短時間勤務や子の看護等休暇を、実際に使っている職員がいる
- 5
研修や資格取得を支える
研修費や受講中の勤務の扱いが決まっている
- 6
パートにも説明がある
パートや契約職員の福利厚生の範囲が、はっきり説明される
心と体を守る仕組みも、福利厚生の一部
長く働き続けるためには、お金の制度だけでなく、心と体を守る仕組みも欠かせません。ストレスチェックは現在、常時50人以上の労働者を使用する事業場に毎年1回の実施が義務づけられており[11]、2028年4月1日からは50人未満の事業場にも義務化されることになっています[12]。小さな園でも、職員の健康を気にかける仕組みがあるか、相談できる窓口が園の内外に用意されているかを確かめておくと、長く働く職場としての安心感が変わります。
パートで働く人の福利厚生も変わっている
パートで働く人にとっても、福利厚生は大切な条件です。2026年10月から、短時間で働く人の社会保険の加入要件のうち、月8.8万円以上という賃金要件が撤廃されました[13]。週20時間以上働くなどの要件を満たせば、健康保険や厚生年金に加入することになります。退職金がパートにも支給されるかどうかは園の規程によるため、パートで働く人も規程を確かめてください。
06モデルケース:退職金のない園から、制度のある園へ
要点:退職金がないことに気づいた18年目の保育士が、規程を見せてもらって見積もったことで、月給との釣り合いを考えて転職先を選べた例です。
「あり」の求人を、規程で比べ直した
相談事例(モデルケース)
- お名前
- にこさん(仮名)・41歳
- 保育士歴
- 18年目(3園目)
- 勤務先
- 株式会社が運営する認可保育園(定員約60名)、2歳児クラス担任(転職前)
- 家族
- 中学生の子どもと2人暮らし
- 変化
- 退職金の見込み なし → 勤続20年で約500万円(規程に基づく試算)
編集部退職金のことを考え始めたきっかけは何でしたか。
子どもが中学生になって、学費と自分の老後のことを同時に考えるようになったんです。今の園の就業規則を読み直したら、退職金の定めがどこにもなくて。18年も保育士をしてきて、このまま60代まで働いても何も残らないのかと思ったら、急に怖くなりました。
編集部転職先を探すとき、何を比べましたか。
「退職金あり」の求人を3つ選んだんですけど、相談で「3つとも計算の方法は同じですか」と聞かれて、はっとしました。面接で聞いてみたら、1つは勤続5年以上が条件、1つは外部の積立の制度に加入していて、もう1つは規程を見せてもらえなかったんです。同じ「あり」でも、中身は全然違いました。
編集部最終的に、どう決めましたか。
規程を見せてくれた社会福祉法人の園で、勤続20年まで働いたらいくらになるかを、事務の方と一緒に計算しました。自己都合で辞めた場合でも約500万円の見込みでした。月給は別の候補より1万5千円低かったんですけど、20年で考えたら、私にはこちらが合っていると思いました。
編集部退職金以外に、確かめたことはありますか。
有給休暇の取得の実績と、研修費の補助です。有給は職員の平均で年10日くらい取れていると聞いて。前の園では年に3日取れればいいほうだったので、そこも大きかったです。数字で答えてくれたので、信用できると感じました。
「退職金あり」の4文字だけで決めなくてよかった。規程を見て計算したら、20年後の自分が少し想像できました。
にこさん(仮名)
にこさんは、その社会福祉法人の園に転職し、今年で2年目になります。入職時に退職金規程の写しをもらい、毎年4月に自分の勤続年数と基本給を当てはめて、見込みの額を更新しているそうです。
このケースから持ち帰れるのは、退職金は「あり・なし」ではなく、「自分の勤続年数でいくらになるか」で比べるということです。規程を見て計算すると、月給の差と退職金の差を同じ物差しで比べられるようになり、長い目で見た判断ができます。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
図6
退職金の見込み(勤続20年)
有給休暇の取得(年)
研修費の補助
月給
07退職金を重く見すぎないために
要点:退職金を重視しすぎると、今の暮らしが苦しくなることがあります。また、退職金や福利厚生の制度は、規程の改定で変わることもあります。今と将来の両方を見て判断してください。
退職金のために、今の暮らしを我慢しすぎない
退職金は、長く勤めて初めて受け取れるお金です。勤続年数の条件に届く前に辞めることになれば、受け取れないこともあります。月給の低さを退職金で埋め合わせようとして、毎月の生活が苦しくなるなら、本末転倒です。にこさんのように、月給の差を勤続年数分に換算して、退職金の見込みと並べてみてください。たとえば月1万5千円の差は、20年で360万円になります。その差と退職金の見込みを比べると、自分に合う選び方が見えてきます。
制度は変わることがあると知っておく
退職金規程や福利厚生の制度は、法人の経営状況などによって改定されることがあります。入職したときの規程が、辞めるときまで同じとは限りません。毎年の職員会議や規程の配布のときに、改定がないかを確かめる習慣をつけておくと安心です。働きやすい園を見分けるときの、退職金以外の視点は保育士の働きやすい園の見分け方にまとめています。
退職金や福利厚生は、給料全体の中の一部です。毎月の給料が安いと感じる理由や、手取りを増やす方法は保育士の給料が安い理由と手取りを増やす方法で紹介しています。今の園の規程の読み方や、転職先の福利厚生の比べ方に迷ったら、ほいくの相談室に相談してみてください。転職するかどうかを決める前に、今の園の制度を確かめるところから一緒に整理できます。
よくある質問
保育士の退職金は、勤続何年からもらえますか?
支給の条件となる勤続年数は、園の退職金規程によって違います。勤続3年以上や5年以上を条件にしている園もあれば、1年以上から支給する園もあります。求人票に条件が書かれていない場合は、面接で確かめてください。
パートの保育士にも退職金はありますか?
パートや契約職員を退職金の対象にするかどうかは、園の規程によって違います。正社員だけを対象にしている園もあるため、パートで働く人は、雇用契約書や規程で対象になっているかを確かめてください。
退職金はいつまでに請求すればいいですか?
転職すると、退職金の勤続年数は引き継がれますか?
園が独自に支払う型では、原則として法人ごとに勤続年数を数えるため、転職すると数え直しになることが多くなります。外部の積立の仕組みを使っている場合は、制度によって扱いが違うため、加入している制度の案内で確かめてください。
退職金がない園は、避けたほうがいいですか?
退職金がないことだけで避ける必要はありません。退職金の代わりに月給や手当を厚くしている園もあり、その分を自分で積み立てる考え方もあります。月給の差を勤続年数分に換算し、退職金のある園の見込み額と比べて判断してください。
福利厚生の良い園かどうかは、見学でも分かりますか?
見学だけでは分かりにくい部分もありますが、「有給休暇の取得の実績」「短時間勤務を使っている職員がいるか」などを聞くと、制度が実際に使われているかが分かります。数字で答えてもらえる園は、制度の運用が整っていると考えられます。
参考にした資料
- 確かめよう労働条件Q&A「賃金請求権の消滅時効は…」
- 総務省「地方自治法の一部を改正する法律について(会計年度任用職員制度関係)」(2023年5月30日)
- 厚生労働省 求職者向けリーフレット(2024年4月)
- e-Gov法令検索「労働基準法」
- 厚生労働省 FAQ「年次有給休暇とはどのような制度ですか…」
- 確かめよう労働条件「年次有給休暇」
- 厚生労働省 育児・介護休業法 改正ポイントのご案内
- 厚生労働省 育児・介護休業法 改正ポイントのご案内
- こども家庭庁「令和8年度 保育関係予算の概要」
- 東京都「魅力ある保育」保育従事職員宿舎借り上げ支援事業
- 確かめよう労働条件「ストレスチェックってな〜に?」
- こころの耳「ストレスチェック制度について(労働者数50人未満の事業場)」
- 日本年金機構「2026(令和8)年10月に…賃金要件が撤廃されました」
- 厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。