日曜の夜、求人サイトで「東京都」「保育士」と入れて検索する。画面をいくらスクロールしても、求人は終わらない。「駅徒歩3分」「借り上げ社宅あり」「持ち帰りなし」「残業ほぼなし」。どの園も似たような言葉を並べていて、30件目あたりから、何を比べていたのか分からなくなってくる。
東京は、保育士にとって選択肢の多い場所です。園の数も運営する法人の種類も多く、住む場所や通勤の手段もいくつも選べます。けれど、選択肢が多いことは、そのまま選びやすさにはつながりません。物差しを持たずに探し始めると、「条件は良さそうなのに、入ってみたら合わなかった」ということが起こりやすくなります。
この記事では、東京で働きやすい保育の職場を探すときに、どこを見て、何を比べればよいかをまとめました。東京都が保育士に行った調査の結果や、都内で使える支援制度も紹介します。読み終えたら、求人サイトの検索条件を一つ増やすところから始めてみてください。
この記事でわかること
- 東京の保育士求人の状況と、「選べる」ことの良い面・気をつけたい面
- 東京都の調査から分かる、保育士が職場に求めていること
- 働きやすい園を見極める5つの視点と、それぞれの確かめ方
- 宿舎借り上げなど、東京で住まいと通勤を考えるときの制度の使い方
01東京の保育士求人は「選べる」。だから比べる物差しを持つ
要点:東京都の保育士の有効求人倍率は全国より高く、求職者が園を選びやすい状況です。ただ、求人が多いことは、人手が足りない園が多いことの裏返しでもあります。選べるうちに、比べる物差しを決めておくことが大切です。
有効求人倍率は、仕事を探している人1人に対して、どれくらいの求人があるかを表す数字です。東京都の保育士の有効求人倍率は2026年7月時点で4.04倍で、前の年の同じ月(4.28倍)からは少し下がったものの、高い水準が続いています[1]。全国の保育士は2.80倍、全職種の平均は1.15倍です[2]。
図1
この数字は、年度の中でも動きます。全国の保育士の有効求人倍率は、2026年1月には3.88倍でした[3]。年度の後半は、4月の入職に向けて求人が増えやすい時期です。転職の時期を選べるなら、求人が多い時期に比べる候補を増やし、自分の条件に合う園をじっくり探すことができます。
「求人が多い」は、園にとっては「人が足りない」こと
求人が多いことは、働く側から見れば選べる余裕です。けれど園の側から見れば、なかなか人が集まらない状態でもあります。採用が追いつかない園では、一人ひとりの保育士が受け持つ仕事が増え、休憩や有給が取りにくくなることがあります。
だからこそ、東京で転職するときは「入れる園」ではなく「続けられる園」を探す意識が欠かせません。条件の良い求人ほど早く埋まるので焦りが出ますが、比べる物差しを先に決めておけば、焦りに押されて決めることを防げます。
園の種類が多いことも、東京の特徴
東京では、認可保育所のほかに、認定こども園、小規模保育事業、企業主導型保育事業、事業所内保育など、さまざまな形の職場が身近にあります。東京都の宿舎借り上げ支援の対象にも、認可保育所・認定こども園・小規模保育事業等と並んで、都独自の認証保育所が含まれています[4]。園の種類によって、定員の規模、担当する年齢、行事の多さ、運営する法人の形が違います。どの種類が自分に合うかを先に考えておくと、求人の絞り込みがぐっと楽になります。種類ごとの特徴は職場タイプの選び方で比べています。
02東京の保育士が、職場に求めていること
要点:東京都の保育士実態調査では、今の職場で改善してほしいこととして、給与、職員数、事務・雑務の軽減が上位に挙がっています。この3つは、転職先で確かめたいことにそのまま重なります。
東京都は保育士を対象に実態調査を行っており、最新の公表分は令和4年度の調査です(有効回収18,239件)[5]。この調査で、現在保育士として働いている人に「今の職場で改善を希望する項目」を聞いた結果が次のグラフです。
図2
現在の職場で改善を希望する項目(東京都保育士実態調査〔令和4年度〕・複数回答の上位5項目)[6]
同じ調査では、現在保育士として働く人の78.7%が「今後も保育士として働き続けたい」と答えています[7]。保育の仕事そのものを続けたい人が多い一方で、給与や人手、事務の量に不満を感じている。東京で転職先を探す人の多くは、「保育士を辞めたい」のではなく、「もっと働きやすい園で続けたい」と考えていると言えそうです。
このグラフの上位3つは、求人票を見るときの視点にもなります。給与は求人票の数字で比べられますが、職員数と事務の量は、求人票だけでは分かりにくいものです。次の章では、この見えにくい部分をどう確かめるかを紹介します。
03働きやすさを見極める5つの視点
要点:東京で園を比べるときは、職員の人数と配置、事務とICT、通勤と住まい、園の環境、運営法人と異動の5つを見ます。求人票で分かることと、見学や面接で確かめることを分けて考えると、効率よく比べられます。
図3
- 1
職員の人数と配置
最低基準に対して何人多く配置しているか、フリーの保育士がいるか
- 2
事務とICT
連絡帳・登降園管理・指導計画がどこまでシステム化されているか
- 3
通勤と住まい
通勤経路の混み具合と、宿舎借り上げの有無や条件
- 4
園の環境
園庭の有無、散歩先の公園までの距離と道の安全
- 5
運営法人と異動
運営する園の数、異動の範囲、研修や相談の仕組み
視点1:職員の人数は「基準より何人多いか」で聞く
保育所の保育士の数には国の最低基準があり、乳児はおおむね3人に1人、1・2歳児はおおむね6人に1人、3歳児はおおむね15人に1人、4歳以上児はおおむね25人に1人以上と決められています[8]。4・5歳児については、当分の間は従前の30人に1人の基準での運営も認められています[9]。
基準を満たしていることは前提なので、見学や面接では「基準より何人多く配置しているか」「フリーで動ける先生は何人いるか」を聞くと、働きやすさの差が見えます。たとえば1歳児クラスに基準どおりの人数しかいない園と、1人多く配置している園では、午睡チェックや食事の介助の余裕がまったく違います。
視点2:事務の量は、ICTで何ができるかで見当をつける
事務・雑務の軽減は、東京の保育士が改善を望む項目の上位でした[6]。国の調査では、登降園管理・計画や記録・保護者連絡・キャッシュレス決済の4つの機能をすべて導入している施設は11.7%で、どれか一つでも導入している施設は80.8%でした[10]。「ICT導入済み」と書かれた求人は多くても、何ができるかは園によって大きく違うということです。見学では「連絡帳はアプリですか、手書きですか」「指導計画や日誌はパソコンで作りますか」と、具体的な作業ごとに聞いてみてください。
視点4:園の環境は、子どもの過ごし方に直結する
東京の園には、ビルの中や駅前にあり、園庭がない園もあります。園庭がないこと自体は悪いことではありませんが、毎日の外遊びを近くの公園で行うことになるため、散歩先までの距離や道の安全、ほかの園と公園が重なる時間帯などが、保育士の負担に関わってきます。見学では、実際の散歩ルートを聞き、0歳児クラスがどうやって散歩に出ているかを確かめると、日々の動きが想像しやすくなります。
視点5:運営法人の規模と、異動の範囲を確かめる
都内には、たくさんの園を運営する法人もあれば、1つの園だけを運営する法人もあります。規模の大きい法人は研修や相談の仕組みが整っていることが多い一方で、別の園への異動があり得ます。2024年4月からは、労働契約を結ぶときに就業場所と業務の「変更の範囲」も明示することになりました[11]。異動の範囲が通勤できる範囲に収まっているかは、労働条件通知書で確かめておきたいところです。
求人票で分かること、見学でしか分からないこと
5つの視点のうち、求人票で比べられるのは、給与、勤務時間、宿舎借り上げの有無、運営する園の数くらいです。配置人数の余裕、ICTで実際にどこまで書類が減っているか、散歩先までの道の様子、職員同士の声のかけ方は、見学や面接でなければ分かりません。求人票の段階では5つの視点のうち書いてあるものだけで候補を3〜5園に絞り、残りは見学で確かめる、という二段階で進めると、限られた時間でも比べられます。見学のときは、保育室だけでなく、職員室の机の上や、壁に貼られたシフト表にも目を向けてみてください。書類の山の高さやシフトの組み方に、その園の働き方が表れていることがあります。
視点3の「通勤と住まい」は、東京ならではの制度が関わるため、次の章で詳しく取り上げます。見学で見るべきところを一覧で確かめたいときは、園見学のチェックリストも役に立ちます。
04通勤と住まいは、宿舎借り上げも含めて考える
要点:東京では、職場の近くに住むための宿舎借り上げ支援の制度があります。ただし対象者や自己負担は自治体と法人によって違い、退職すると住まいも見直しが必要になります。制度の有無だけでなく、条件まで確かめてから選びます。
都内で働く保育士が使える制度の一つが、保育従事職員宿舎借り上げ支援事業です。東京都の案内では、1戸当たり月82,000円が基準額で、都の制度の場合の負担は都が4分の3、区市町村と事業者がそれぞれ8分の1とされています[4]。対象は、認可保育所・認定こども園・認証保育所・小規模保育事業等で働く常勤の保育従事職員です[4]。
国の保育士宿舎借り上げ支援事業は、保育士として採用された日から5年以内の常勤の保育士が対象で、原則として一人1回限りとされています[12]。補助の対象期間は、もともと「採用から10年目以内」だったものが毎年1年ずつ短くなり、令和7年度に「採用から5年以内」になりました[13]。実際に自分が対象になるか、家賃のうちいくらを自分で払うかは、区市町村と法人の規定で決まるため、求人票の「借り上げ社宅あり」の一文だけで判断しないでください。
図4
| 項目 | 今の家から通う | 宿舎借り上げで園の近くに住む | 自分で園の近くに引っ越す |
|---|---|---|---|
| 通勤時間 | 長くなりやすい | 短くしやすい | 短くしやすい |
| 家賃の負担 | 変わらない | 制度と法人の規定で軽くなることがある | 全額自己負担(住宅手当がある園も) |
| 退職・転職したとき | 住まいはそのまま | 住まいも見直しが必要になる | 住まいはそのまま |
| 確かめること | 早番・遅番の時間帯の混み具合 | 対象年数、自己負担額、退去の決まり | 家賃と住宅手当、通勤手当の差 |
混雑する時間帯を避けられるかも見ておく
東京の通勤では、所要時間だけでなく混み具合も疲れに直結します。早番7時の日は混雑する前に移動できても、8時半始業の日は通勤ラッシュに重なることがあります。逆に、園の最寄り駅が都心から離れる方向にあれば、朝の電車は比較的すいていることもあります。シフトの時間帯ごとに、実際の電車の混み具合を一度体験しておくと安心です。
借り上げ社宅の制度や自治体ごとの違いは、借り上げ社宅と自治体の支援で詳しく扱っています。
05東京都の支援制度と、処遇の確かめ方
要点:東京都には、キャリアアップ補助金や再就職を支える貸付など、都独自の制度があります。ただし、制度があることと、自分の給料に反映されていることは別です。求人票と面接で、反映のされ方を具体的に確かめます。
東京都の保育士等キャリアアップ補助金のうち、キャリアアップ補助金Ⅱは、職務分野別リーダー等として発令された職員が対象で、賃金改善額は原則5,000円(必要な場合は月額5千円以上4万円未満で設定可)とされています[14]。国の処遇改善等加算の区分3で賃金改善を受けている職員は対象外です[14]。
国の処遇改善等加算は、令和7年度から区分1(基礎分)、区分2(賃金改善分)、区分3(質の向上分)に整理されました[15]。これらの加算や補助金が、給料のどの項目にどう反映されているかは園によって違います。面接では「処遇改善の手当は月にいくらで、どの項目に入っていますか」と聞くと、比べやすくなります。確かめ方の詳しい手順は転職先で処遇改善を確認する方法にまとめています。
保育の仕事から離れていた人のために、東京都は都社協への補助で、再就職の際の就職準備金の貸付や、未就学児を持つ保育士の保育料の一部貸付などを行っています[16]。令和7年度分は申込みが終了したと案内されているため、次の年度の受付時期は都の公式サイトで確かめてください[16]。
就職先探しの公的な窓口としては、保育士・保育所支援センターがあります。2025年10月から法律に位置づけられ、都道府県には保育人材確保の拠点となる体制を整えることが義務付けられました[17]。センターは、保育士への職業紹介などの就業支援や、園の勤労環境を整えるための助言などを行っています[18]。民間の転職サービスと並べて、公的な窓口の求人や相談も比べてみると、見える園の幅が広がります。
図5
- クラスごとの配置人数最低基準より何人多いかで、日々の余裕が分かります
- フリーの保育士の有無休憩や事務の時間を確保できるかに関わります
- ICTの範囲連絡帳・日誌・指導計画のどこまでがシステム化されているか
- 宿舎借り上げの条件対象年数、自己負担額、退職時の退去の決まり
- 異動の範囲法人が運営する園のうち、どこまでが異動の対象か
- 散歩先と園庭外遊びの場所と移動の負担
- 処遇改善の反映手当の金額と、給与明細のどの項目に入るか
- シフトの時間帯早番・遅番の時刻と、通勤の混雑との重なり
06事例:東京に残ると決めて、異動のない園を選んだ
要点:借り上げ社宅の対象期間が終わることをきっかけに、「東京でどんな園なら続けられるか」を考え直した例です。不満を分けて書き出したことが、選び直しの出発点になりました。
東京を離れる前に、離れたい理由を分けて書いた
相談事例(モデルケース)
- お名前
- みなこさん(仮名)・27歳
- 保育士歴
- 6年目(相談当時)
- 勤務先
- 都内で20以上の園を運営する法人の認可保育園、2歳児クラス担任。地方出身で一人暮らし
- 変化
- 5年で異動2回 → 異動のない園へ/持ち帰り仕事 週3日 → 月1〜2日
編集部東京での働き方を見直そうと思ったのは、なぜですか。
新卒で上京して、法人の借り上げ社宅に住んでいたんです。6年目に入るときに「来年度からは対象外になる」と言われて。家賃を全部自分で払うなら、このままでいいのかなと考え始めました。5年で2回異動して、そのたびに通勤も一緒に働く人も変わって、少し疲れていたのもあります。
編集部最初は、地元に帰ることも考えていたそうですね。
はい。家賃のことを考えると帰ったほうが楽かなって。でも相談のときに「東京を離れたい理由と、今の園を離れたい理由を分けて書いてみませんか」と言われて書いたら、東京を離れたい理由はほとんどなかったんです。友だちもいるし、研修も多いし。離れたかったのは、異動と、手書きの書類でした。
編集部転職先はどうやって選びましたか。
異動がないこと、連絡帳と日誌がアプリであること、家賃と通勤のバランスが取れること。この3つで探しました。見学は4園。2つ目の園で、連絡帳をタブレットで書いているのを見て、思わず「これ、何分くらいで終わりますか」と聞いてしまいました。
編集部相談してみて、印象に残っていることはありますか。
「今の法人で異動の希望を出してみる手もありますよ」と言われたことです。転職を勧められると思っていたので意外でした。ちゃんと選択肢を並べてもらえたから、最後は自分で決めた、と思えています。
東京が嫌になったわけじゃなかった。書き出してみて、それが分かったのがいちばん大きかったです。
みなこさん(仮名)
みなこさんは、2つの園だけを運営する社会福祉法人に転職し、3歳児クラスを担当しています。労働条件通知書の就業場所の変更の範囲は「法人が運営する2園」と書かれていました。家賃の安い地域に引っ越して通勤は片道30分になり、住宅手当と合わせて、手取りに対する家賃の負担は借り上げ社宅の頃とほぼ同じに収まったそうです。書類の持ち帰りは月に1〜2日になりました。
このケースで見えてくるのは、「東京か地元か」という大きな問いの中に、「異動」や「書類」といった具体的な不満が隠れていたことです。不満を分けて書き出したことで、東京という場所は残したまま、園を選び直すという答えにたどり着きました。
※相談で多く寄せられる状況をもとに再構成したモデルケースです。特定の個人ではなく、数値は一例です。
07東京で探すときに、気をつけておきたいこと
要点:東京は選択肢が多いぶん、焦りや情報の多さに振り回されやすい場所です。求人の多さに急かされないこと、住まいと職場をセットにしすぎないことの2つを意識しておくと、後悔の少ない選び方ができます。
求人の多さに、急かされなくていい
条件の良い求人を見ると、「早く応募しないと埋まってしまう」と焦るものです。けれど東京の保育士求人は、時期によって増減しながらも、常に一定の数があります。一つの求人を逃しても、似た条件の園はまた見つかることが多いのです。焦って見学を省くより、2〜3園を見比べてから決めるほうが、入職後のずれは小さくなります。
住まいと職場を、セットにしすぎない
宿舎借り上げは家賃の負担を軽くしてくれる心強い制度ですが、職場を辞めると住まいも見直す必要が出てきます。「辞めたいけれど、家がなくなるから辞められない」という状態になると、職場を選ぶ自由が狭まります。借り上げ社宅に入るときは、退去の決まりと、もし退職することになったら次の住まいをどうするかを、一度だけ考えておいてください。
情報が多いぶん、確かめ方を絞る
都内の園については、ネット上にたくさんの情報があります。口コミや評判は参考になることもありますが、書いた人の立場や時期によって内容は大きく変わります。最後は、自分の目で見学し、自分の言葉で質問して確かめたことを信じてください。働きやすい園の見分け方全般は、働きやすい園の見分け方で詳しく紹介しています。通勤の長さに悩んでいる場合は、通勤時間が長い保育士の転職の考え方もあわせて読んでみてください。
東京の求人は多く、一人で比べていると、どれも同じに見えてくることがあります。「転職する」と決める前に、今の園の何が合わないのか、東京でどんな園なら続けられそうかを言葉にしておくと、求人の見え方が変わります。ほいくの相談室は、その整理の段階から話を聞いています。
よくある質問
東京の保育園は、地方より給料が高いのですか?
借り上げ社宅がある求人は、すぐに応募したほうがいいですか?
借り上げ社宅は魅力的な条件ですが、対象になる年数や自己負担額、退職したときの退去の決まりは園や自治体によって違います。応募の前に、自分が対象になるか、何年使えるかを確かめてください。国の制度は原則として一人1回限りのため[12]、過去に別の園で使ったことがある場合は、対象にならないこともあります。
地方から東京に出て保育士として働きたいのですが、何から始めればいいですか?
まず、住む場所と働く場所を同時に決める必要があるため、通勤できる範囲と家賃の上限を書き出すところから始めます。宿舎借り上げの有無で住まいの選び方が変わるので、求人を見るときは住まいの条件も一緒に確かめてください。遠方からの見学は、オンラインでの説明を受けられるか園に相談してみる方法もあります。
東京は求人が多いので、すぐに転職先が決まりますか?
求人が多いぶん、応募先を見つけること自体はしやすい環境です。ただ、働きやすい園かどうかを見極めるには、見学や面接で確かめる時間が必要です。退職の時期から逆算して、少なくとも2〜3か月は比べる時間を取っておくと安心です。
満員電車がつらくて、通勤だけで疲れてしまいます。
東京では、所要時間と同じくらい、混み具合が疲れ方を左右します。都心から離れる方向に通える園を探す、早番の多いシフトを選んで混む時間帯を避ける、自転車で通える範囲に住まいを移すなど、混雑を避ける方法はいくつかあります。候補の園が見つかったら、実際の出勤時刻に一度乗ってみて、体感で確かめてください。
区によって、働きやすさは違いますか?
宿舎借り上げの上限額や独自の補助、園の数や種類は、区市町村によって違うことがあります。働きやすさは最終的には園ごとの差が大きいものですが、住む場所や働く場所の候補が決まっているなら、その区市町村の公式サイトで保育士向けの支援を一度確かめておくと、比べる材料が増えます。
参考にした資料
- こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」
- こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.7)」(出典:厚労省 職業安定業務統計)
- こども家庭庁「保育士有効求人倍率(R8.1)」
- 東京都「魅力ある保育」保育従事職員宿舎借り上げ支援事業
- 東京都福祉局「令和4年度東京都保育士実態調査結果(報告書)」
- 東京都福祉局「令和4年度東京都保育士実態調査 調査結果の概要」
- 東京都福祉局「令和4年度東京都保育士実態調査 結果の概要」
- 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 第33条第2項
- こども家庭庁「基礎資料(保育提供体制の強化(職員配置基準の改善等))」令和8年3月版
- こども家庭庁「省力化投資促進プラン―保育―」
- 厚生労働省「2024年4月から労働条件明示のルールが変わります」
- こども家庭庁「令和8年度 保育関係予算の概要」
- 千葉市「保育士宿舎借り上げ支援事業」説明資料(令和7年度予算 こども家庭庁概算要求の概要抜粋)
- 東京都福祉局「東京都保育士等キャリアアップ補助金 東京都保育サービス推進事業補助金 令和8年度当初交付申請について」(2026年2月2日)
- こども家庭庁「基礎資料(保育士・幼稚園教諭等の処遇改善)」令和8年3月版
- 東京都福祉局「保育人材確保の取組について」
- こども家庭庁「児童福祉法等の一部を改正する法律(令和7年法律第29号)の概要」
- こども家庭庁「保育人材の確保のための総合的な対策」令和8年3月版
- こども家庭庁「公定価格における地域区分に関する対応について」(2024年12月19日 子ども・子育て支援等分科会 資料7)
- こども家庭庁通知「令和8年度における私立保育所の運営に要する費用について」(2026年7月31日 こ成保第536号)
※制度や数値は記事の更新時点で公的機関の資料により確認しています。最新の情報は各リンク先でご確認ください。